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このお話しは、どっかのマスク製造業に社長。
どっかの国の偉いさんと、その奥様アキちゃんお話しです。


社長とアキちゃんは、居酒屋で呑んでました。

社長はアキちゃんに言いました。
「ねぇねぇアキちゃん、ウチは布マスク作ってんだけど、最近業績が良くないんだわ　。使い捨てマスクに売り上げ取られちゃって、ホント赤字続きなんだよね。
　最近流行のウィルスの影響で、マスク需要が上がってんだけど、どうにもこうにも　あんま売れてないんだよね。
　うちも使い捨てマスク作りたいんだけど、機械変えるとお金かかるし、もう大変な　んだわ。」

するとアキちゃんはこう言いました。
「そっかぁ、社長も大変ね。
　確かに私も、いつもは使い捨てマスクしてるしね。
　なんか布マスクってあんまりいいイメージがないのよねぇ。」

「でもアキちゃん、布マスクって、使い捨てとは違うのよ。
　洗濯すれば、繰り返し使えるし、ゴミの削減にも繋がるでしょ！」

「確かにそうね！今大変な時期だし。私の旦那、偉いさんだから、一回旦那相談して　みるわ。」

アキちゃんはそう言って、店を出て行きました。

アキちゃんは家に帰り、旦那さんに居酒屋での出来事を旦報告しました。

旦那さんは、よその男性と居酒屋で呑んで来た嫁に複雑な心境を覚えつつも、嫁の話に耳を傾けました。

「アキちゃん、よその男と呑んできたのかい？私は寂しいよ。
　でもね、イイ話を聞かせてくれたね。
　私は一国の主。国民を守るのが私の仕事。
　国民が幸せになれるなら、よその男と呑んでいても、水に流そうじゃないか！
　明日、その男と会わせてくれないか？」
「ありがとう、あなた。」

翌日

「私マスク屋の社長です。奥様から話を聞きたいと伺いまして。」

「やあ社長。私は一国の主です。あなたの会社の業績が良くないと妻から聞きまして　ね。
　もしよかったら、あなたの作ったマスク、全て買い取りますよ。
　私はね、暮らしやすい国にするため、国民から金を徴収してるんです。
　国民から金を巻き上げて、いい暮らしをさせてあげるためにね。
　そのためにあなたのマスクが必要なんですよ！」

「旦那、マジっすか？」

「ええ本気っす！今、マスクの需要が上がってます。しかし生産が追いついていない　。あなたの布マスクは、在庫あるんですよね？全て買取ります！」

「旦那、ありがてぇ。ほんと感謝しますよ。うちのマスクは洗濯すれば、何回でも繰　り返し使用可能ですからね。」

そんなこんなで、噂のマスクが全国民に無料で配布されたのであった。


そして、噂のウィルスが終焉を迎えようとしてたその矢先に、一部の国民の浅はかな考えで、再び大発生！！

「社長まだ布マスク余ってる？」
なんと一国の主が電話してきました。

「まだあるよ！旦那のおかげで、なんとか持ちこたえたよ。ありがとな。
　もうちょっと資金貯まったら、新しい機械買って使い捨てマスク作れそうだわ！」

「そっか、じゃあまた布マスク発注するわ。8000万枚よろしく！」

「えっ！イイのかい？そんなに発注してくれたら、うちもいい機械入れれるわ。旦那
　恩に切るぜ。」

「別にいいってば、国民から自動的に金を徴収してるんだから。」

「ホント旦那は嫁に甘いなぁ。そんなことしてたら、国民に嫌われるぜ。」

　「イイんだよ、社長。
　　私は、国民を守るため、国民から徴収したお金を使いたい。あなたのとこのよう　　な　町工場とか、頑張ってる人に還元したいんだ！
　　国民全員にに10万円給付したのも意味がある。」

　「もっと俺を支持しろ！！！」















あー。くだらないことかいて、すいませんでした。もちろんフィクションです。