
今日は、車ネタが無いので、私の好きな腕時計のはなしを・・・
最近、腕時計をしないひとが増えているらしいが、私は腕に時計がないと落ち着きません。
単に時間を確認する道具というより精密な機械としてすごく好きなのです。
そう! 私の好きなのは電池で動くのとは違う機械式時計というものです。
この時計は、ZENITH(ゼニス)のクラススポーツ・エル・プリメロといいます。
ゼニス社は、マニュファクチュールメーカーでムーブメント(中の機械)とケースを自社
のみで製作しています。(F1にたとえるとフェラーリやホンダのような体制)この時計のムーブメントは、世界初の専用設計自動巻クロノグラフ用”エル・プリメロ”です。
このエル・プリメロは、1969年に発表され、ゼニス社の英知の結晶とも言われました。
振動数は、36000/時で設計され、つまり1秒間に10ビートを刻み10/1秒単位で測定することが可能で、現在においても汎用機としては、最速の振動数をほこり、60年当時も、そしていまなお世界で最も完成度の高い自動巻クロノグラフムーブメントとされています。
一時、クオーツ時計の波にのまれ、スイス人の経営から、アメリカ資本傘下に組み込まれ、新たな経営陣は、エル・プリメロの生産中止を決定し、設計図・金型など一切を破棄せよと命令しましたが、一人の時計師が社名に逆らい設計図・金型をそっと工場の屋根裏に隠しておいたのです。
80年代になり、クオーツのブームが去るとアメリカ人たちはゼニス社を去り、新しいスイス人経営者は、奇跡のように出てきた設計図・金型でエル・プリメロを復活させたのです。
99年には、LVMH(ルイビトン)グループの傘下になり、ルイビトンやタグ・ホイヤーなどの同グループにムーブメントを供給しています。ファッションブランドの時計の品質がよくなるのは、いいことなのですが、ブランドイメージをあげる為に、値段が、どんどん高くなってきているのは、残念です。創業者ジョルジュ・ファーブル・ジャコがかかげた理想は“性能の良い時計を、誰もが手の届く価格にする”というものを思い出してほしいものす。
私が、この時計を好きな理由は、優れたムーブメントの外にもうひとつあります。
私は、アニメの「ルパン三世」グリーンジャケットシリーズ(TVファーストシリーズと映画版カリオストロの城)が好きなのす。このシリーズのルパンは、世界一の殺し屋といわれ、悪くて、面白くて、強いのです。
この、TVファーストシリーズの第1話「ルパン三世は燃えているか・・・?!」で次元大介が使用しているのがゼニスのクロノグラフエル・プリメロなんです。!!
レーシングカーでルパンと入れ替わるときに出てくるんですが、子供の時になんてカッコいいんだろーと思ったもんです。このアニメを作ったスタッフは、本当にすばらしい!!
こんな、たわごとにながながとすいませんでした。(ちなみに私は、アニメおたくではありません。(^^;)
次元の時計
Posted at 2006/08/14 16:51:34 | |
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時計 | 日記