
これまでGJアテンザワゴンに補強を少しづつ進めてきたのですが、一旦私自身の目指す形となってきたので、補強を始めた切っ掛けや私なりのボディ剛性への考えをブログに纏めたいと思います。
先ずはなんでこんなに補強パーツを付けてるの?と疑問に感じられる方も多いと思うのですが、折角の良い車なので本来アテンザの持ってるポテンシャルをもっと引き出せないかな?と思い出したのが始まりです。
例えば、車を運転していてコーナリング中に車がふらついたり、飛び出しに対応して急ハンドルを切ったら車のコントロールを乱したり、高速で走行中に車が不安定に感じたりといった経験はないでしょうか?
こう言った車の挙動が乱れるのはその状況でのボディ剛性が足りず、路面からの入力に対しボディが受け止め切れてない事に起因している事が多いと思います。
では、何故上記のような時に車が挙動を乱すのか?
サスペンションが受け止めた路面からの入力に対して、ボディが受け止めきれずに捻れジオメトリーが一時的に狂うからです。
例えば欧州車は国産車に対して安定性が高いと聞かれたり、実際に乗られて安定性の高さを感じた事はないでしょうか?
この差はなぜ生まれたのか?
欧州と日本の交通事情の違いが基本となる性能の違いとなって現れていると思います。
欧州であればアウトバーンがあり、制限速度が基本無制限だったり推奨速度も130kmの区間があったりと日本よりも高い基準での通常走行が日常的に発生します。
日本の法定速度内だといい所上限は110~100km程度となり、欧州に比べ車に求められる基本性能が低い基準になっている事が根本的に車の開発基準の違いとなって現れています。
では実際に補強パーツを始めようとなった時、ストラットタワーバーから取付けられる事が多いのではないでしょうか?
ストラットタワーバーで効果を悪く感じたり、良いと感じたりで補強パーツ全体への最初のイメージに繋がっているように感じます。
悪く感じた方の意見でよく聞くのは、ストラットタワーバーを付けると、ハンドリングは向上したものの突き上げが酷くなり乗り心地が悪化したとの意見をよく見受けます。
では何故このような乗り心地の悪化に繋がるのか?
例えば純正のサスペンションの状態ですと、ノーマルのボディ剛性に合った調整を施し全体のバランスを取っています。
ボディがねじれる分、サスペンションも固めにセットしてありボディが捻れてサスペンションの土台が動く分を考慮し調整しているからです。
この時、ボディの捻れがサスペンションの様な働きをしていますので、そこにストラットタワーバーでボディの捻れを抑えてしまうと逃げ場が無くなり突き上げと言った挙動で現れます。
見方を変えると補強パーツの効果が出ているからとも言えます。
この時に減衰力調整付きの車高調を装着されていると、ある程度減衰力で調整し一時的ではありますが比較的簡単にバランスをとる事が出来ます。
基本的には、こう言ったサンスペンションの逃げをボディ補強により少なくしてサスペンションがしっかり機能する状態を作るのが第1段階になります。
土台がしっかりしていなくては、どんなに良いサスペンションも性能をフルに発揮できませんし、細かい調整の効果も活かしにくくなります。
補強パーツをひとつ付けたからそれだけで全ての効果を得られるわけでなく、基本的に車のセッティングはバランスが大事ですので、補強パーツ等を装着し、その状況に合った調整(減衰力や、他の補強パーツの組合せetc.....)で適切なバランスをとる事でひとつ上のパフォーマンスを得られるのです。
こうやって少しづつ補強パーツを入れてバランスをとって行き、車の進化を感じながら進め弄れるのも補強パーツの楽しさではないかなと思います。
まだまだボディ補強は奥が深く書ききれていませんが、先ずはボディ補強への興味の切っ掛けや、こんな考え方もあるんだなぁと広い心で読んで頂けたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございますm(_ _)m
きりっと
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2018/09/15 14:52:39