はじめに
このブログは自分の心にぽっかり空いた隙間を紛らわすため、今回の出来事を自分が忘れないため、後悔・懺悔の気持ち、そして彼が確かに生きた証を残すため自分の自己満足のために書いたブログであることをご了承ください。
7月16日の昨日
彼、
たらちゃんが我が家に来て丸1年ということでお祝い、そしてブログを上げることを以前から決めてました。
しかしそれは叶わぬことになりました。
7月15日
16:00
市外に出張中の自分の元に嫁から着信。
普段仕事中に電話をかけて来る事は滅多にないため不思議に思い出ると「たらが車に轢かれたみたい」と...。
動転している嫁に詳しいことを聞くと、15:30ころ隣りの家の前でたらが泣いてたので隣りの奥さんが近づくと動けずにいたためすぐ私の母親のもとへ知らせに。
うちの母親が助けに行くと目立った外傷はないものの下半身が動かないので急いで車に乗せ病院へ行ったとのこと。
17:30
まだ市外で仕事中の自分に親から着信。
検査の結果、膀胱・尿道破裂、骨盤骨折、脊髄に炎症が見られ非常に危険な状態とのこと。
獣医は助かるかどうかは手術してみないとわからないと母親に説明。
獣医の説明で膀胱尿道の手術が成功しても下半身が動くようになるかどうかはわからない、と言われたため可哀想との気持ちから安楽死も考えたようだがわずかな望みに賭け手術をお願いする。
18:45
急いで家に戻ると母親も嫁さんも家にいた。
話を聞くといま手術中で終わったら連絡が来ることになっているとのこと。
非常に時間が長く感じる。
21:00
家の電話が鳴る。
母親に替わり自分が獣医さんから説明を聞く。内容は
「とりあえず手術は成功した。ただ想像以上に損傷が激しく尿道は使えない。なので尿道はバイパスした。また術後血圧が低く予断を許さない。いま病院に来ても面会出来ないので明日来て下さい。何かあったら連絡します」との事を言われ受話器を置く。
とりあえず望みは繋がれたのでホッとしながらも家には重い空気が流れる。
22:00
部屋にいても落ち着かず寝れないながらも横になる。
22:15
下の母親の居間から電話の音がきこえ下に降りる。
やはり病院からで自分が電話に出る。
「麻酔から醒めた瞬間ひきつけを起こし呼吸が止まりました。今は人口呼吸器で大丈夫ですが非常に危険な状態ですのでお越し出来るなら今から病院に来て下さい」
自分、母親、嫁の3人で病院に向かう。
22:30
病院に着く。
手術室に入るとそこには管がたくさん繋がれ舌を出され人口呼吸器をつながれたたらちゃんがいた。
開いたままの目を見ると白っぽく濁ってたように見えた。
その姿を見た瞬間自分の中で覚悟を決めたと思う。
獣医さんの話し。
「麻酔から醒めた瞬間ひきつけを起こし自発呼吸が止まった。もう30分ぐらい人口呼吸器をつなげてるが自発呼吸が戻らない。心臓は動いてるのでこのまま人口呼吸器で命を繋ぐことは可能だが蘇生する可能性は非常に低い。また下半身の状態も悪く仮に命を奇跡的に繋いだとしても元の生活に戻れる可能性は非常に低い」との説明。
その説明を聞き自分が先生に「安楽死という選択も?」と聞くと「尊厳死もひとつの選択です」と。
母親と嫁に意見を聞く。
嫁さんは呆然として判断出来ず。
そして母親は「たらは頑張ったからもう楽にしてあげてもいいんじゃない?」と言った。
その言葉に自分も頷いた。
先生にそのことを伝える。
そして先生に確認した。「苦しまないですよね?」と。
「はい。人口呼吸器を外して心臓を止める注射をしますので苦しまないですぐ楽になれます」
そして先生が準備を始める。
嫁さんと母親は見ていられないらしく待合室で呆然としていた。
自分はまだ暖かいたらちゃんの体を撫でたり体に顔をうずめたりしていたと思う。
人口呼吸器を外し注射が打たれた。
それからはたらを撫でながらずっと心拍数のモニターを見ていた。
2分ぐらいだっただろうか。
心臓が止まったことをモニターが伝える。
先生が聴診器を当てたり脈拍を計ったりしている。
そして先生が私の顔を見て「ご臨終です」と伝えた。
2011年7月15日午後11時
1年2ヶ月というあまりにも短い生涯、あまりにも突然の別れでした。
我が家に来てちょうど1年。
ホントにかわいい子でした。
怒った声を聞いたことがありませんでした。
遊ぶのが大好きでおもちゃをくわえて持って来ました。
夜は一緒に寝てどんなに熟睡してても人が起きると一緒に起きてついてきました。
素直であきらめが良くてちょっとおバカでした。
嫁はいつもたらちゃんは天使のようだと言ってました。
たらちゃん。
守ってあげられなくてごめん。
天寿をまっとうさせられなくてごめん。
1年という短い間だったけどたらちゃんのおかげでとても素敵な時間をすごすことが出来たよ。
たら愛してるよ。
天国でいっぱい遊ぶんだよ。
うちに来てくれて本当にありがとう。
PS
すいませんがコメントの返信やコメントなどはしばらく出来ないと思います。
またこのブログにコメントやイイネはご遠慮くださるようお願いします。
Posted at 2011/07/17 23:21:00 | |
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