GWの東北の旅のプロローグとして、リニューアルされたコレクション・ホールをゆっくり観てみたいと思っていました。
(TAF Meet の時に堪能する予定だったのですが、短期集中だと勿体ないので諦めました)
HPを覗いていたら、「アンコール展示」の文字。(リクエスト展示だったかも)
『16戦15勝の追憶』
って事は'88のMP4/4って事だよなぁ。
しかし、開催がGW明けだったので行きませんでした。
毎年、MP4/4に会いたさに、何かと託つけて2、3回はコレクション・ホールに行きますが、なんとか直近でレースとか無いかなぁ。
と、宇都宮特派員の「のりぞ〜さん」から走行確認の情報を得ました。
RA300も走るので平日でしたが、有休を申請してみました。
が・・・次の日はどうしても出勤しないと行けない内容があり、上司が危険と判断し、取らしてくれません。。。
内心、高速で向かうとしても、徹夜で飛ばして走行確認を見、コレクションホールを堪能しつつ、リクエスト展示も目に焼き付けるとなると体力的に厳しいと判断。
のりぞ〜さんにチラシだけはゲットするようにお願いし、週末に下道で向かう事になりました。
※正直、今のF-1がつまらないモノになってしまった一因にHondaの影響があったと考えています。
中村さんが反対したとモノの本で読んだ事がありましたが、ずっとピンと来ませんでした。
挑戦したい!という気持ちだけあれば、他の理由なんていらんやろと。
でも、今になってわかります。
大量の資金に、大量の人員。
伝統のプライベーターがどんどん姿を消して行ってしまいました。
マシンがハイテク化され、トップチームか、その他大勢か。
現時点での本当のドライバーの技量でチャンピオンなのか??? とか。。。。
でも、あの時、目の当たりにした速さは心の中に強烈に刻まれています。
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「第四期 F-1始動。」
ウワサではいろいろ聴いていてワクワクしてはいましたが、5月16日、とうとう伊東さんが記者会見。
しかも、Eg供給先がマクラーレン。。。。。
マ、マジで・・・・・汗
う、うれしいやんかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜♬
やっぱり社長からF-1参戦のコメントを聴くと、とうとう来たかぁと。
会見の次の日は、頬が緩みっぱなしで、フワフワしていました。
WTCCでもええ感じやし、コレで F-1観戦にも本腰を入れられかも・・・。
▲朝日新聞。
▲中日新聞。
やっぱり関東地区にお住まいな方はうらやましいなぁと。
こないだの琢磨の凱旋トークショーも同じ。
しかし・・・新聞や雑誌の写真を見て、イヤな予感が・・・。
ソレは・・・。
このチラシでもお分かりのように、2台のMP4/4ではありますが、#11のマシンが大きくクローズアップされてます。
本社に行ってたのは、まさしくオレの(というかオレたちの宝物な)#12なMP4/4。
って事は・・・コレクション・ホールには
プロストのマシンが展示されている可能性が
大。。。
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「#12なMP4/4。」
▲息を切らせながら3Fに上ると、センターに鎮座していました。
こんなに鮮やかだったかなぁっていうくらいにキレイでした。
展示スペースの制約上、立ち入り禁止の枠がマシンギリギリで、MP4/4のみ真ん中に有るので360°どこからでも、めちゃくちゃ近くで眺められます。
触ってはいけませんが、ホントに触れるくらいに。
それぞれのマシンの前にはモニターが接地され、見た事のない映像が流されてます。
MP4/5Bの映像では、テスト走行がウエットな鈴鹿で行われ、3回くらい立続きに観たのですが泣きそうになります。
「私は勝てるマシンが好きだ。
ターボでもNAでも 勝てなければ意味がない。
鈴鹿に来て、エマニュエル・ピロがドライブしているとき、
初めてニューエンジンの音を聴いたが、
とてもいい音だ。
パワフルでエキサイティングな音だね。
ホンダのエンジンは信頼性が高いからとても気に入っているよ。」
RA-109Eをテストドライブしたセナ。
▲シャーシ・ナンバーは「5」でした。
(MP4/4の画像しかアップしていませんが、MP4/5、MP4/5B、MP4/6、MP4/7の5台のマクラーレンが展示されています。←一気の展示は初だとか。 う〜ん確かにMP4/7ってあんまし見た事なかったような)
▲「A DECADE OF CONTINOUS CHALLENGES」
第二期 Honda F-1技術本
ウワサには聴いていましたが、実物を見たのは初めてです。
このウワサを聴いた時には、ホンダ好きに輪が掛かりました。
川本信彦本田技研工業(当時)による序文
「求めていくもの」それがレース、それが技術」
◀要旨▶
HondaのF-1参戦意義は、「エンジニアの育成」「革新技術の創造」そしてHondaを応援して下さっているお客様との「嫁の共有」の3点に集約できる。
Hondaがこの10年間、F-1に挑戦し続けた技術を公にし、世の専門家の方々の客観的評価をいただくことによって、私たちが次のステップに進むにあたってのより高く、幅の広い将来技術に結びつけるための過程としたい。
「エンジン制御とデータ通信システムに関する技術論文」
◀要旨▶
レースにおいてエンジンやシャーシの開発、及びこれに付随する問題点解決の対応の速さが、勝敗に大きく寄与する。そのためのエンジンやシャーシの情報収集と解析、処理を行う手法が重要になる。
そのため走行しているマシンのシャーシやエンジン、燃料に関するデータを採取し、それをもとにレースを行うHonda独自の車載システムおよびテレメータ通信システムを構築した。
これによりサーキットごとのエンジン制御や燃料セッティングが可能となり、レースマネージメントのシステム化と近代化を図ることが出来た。
オフレコなんかも知れませんが、Hondaがエンジンを披露してあげると聴き、先にフェラーリがEgを丸々空輸して来たとか・・・。 まぁ、あの時はダントツでしたから。。。。
コレがやりたかったんです・・・汗
▲13collectionを持参しました。
普段はミニカーに目を近づけながら、おおっ!かっこええとかやってますが、やはりホンモノを目の当たりにすると、ちゃっちぃというか、おもちゃやなぁと・・・。
何故か判りませんが、今回のMP4/4は、オーラが出てました。
▲'88のコンストラクターズ・チャンピオン・トロフィー。
▲RA168E(V6ターボ):MP4/4搭載。
▲RA109E(V10 NA):MP4/5搭載。
▲RA122E(V12 NA)MP4/7搭載。
コレ・・・ガンシップに搭載してみたいです。
▲初耳な事も・・・。
「ターボ禁止はHondaだけか?
全チームが同じ条件で戦うのならばそれでいいじゃないか。
同じ条件で戦ってこそ初めてヨーロッパの人から尊敬を受けることができるのだ。」
宗一郎さん談。
インチキして毎回勝負してくるヤツらに見せてあげたいなぁ(笑)
ウルウル・・・。
▲事前に用意した
小物を使ってみました(汗)
まだまだ眺めていたかったんですが、その場で知り合ったいかにもHondaファンな方に誘われて、ガイドツアーに飛び入り参加。
(一人の方は、下の駐車場でシビハイで来られているのを見掛けました。
自分がインサイトに乗っているのを見付け、写真を所望されました・・・洗っといてよかったぁ)
15周年を迎え、リニューアルされたコレクション・ホールは、実は初めてだったりします。
キレイなガイドさんにドキドキしながら自己紹介し合います。
(ガイドさんは我々を友達と思ったらしいんですが、三人とも初対面です。。。。)
少し話しただけで意気投合(三人共、目的がリクエスト展示が目的でモテギ詣でなので)
実は社長の記者会見から一週間は青山にMP4/4の#12も、RA272の#11も、BARも貸し出されていて、コッチにはデモカー(Egが載ってないけどホンモノらしい)展示だったとか。
▲いきなり正面の壁いっぱいに引き延ばされた写真を見て、おおおおおぉ〜これは。。。。。。
もうコノ並びを観ただけで、ツカミはオッケーでした。
▲RCB艦隊。▼
▲ヌクサール♬
四輪に移る頃、ふらっとR800さんが登場。
やっぱり。 さっき道の駅:もてぎにT360がいっぱい居たからもしかして?と思い、立ち寄ったけど見付けられませんでした。
ガイドツアーに彼も飛び入り参加(笑)
彼が加わった事で、ガイドさんの知識の許容範囲はフローしています(笑)
(後でT360のミーティング?と訊ねましたが、今年は四輪生産50周年とかで、そう言えば TとSが最初のHondaのクルマだったと再確認)
例のアジトに泊まってく?と言われましたが、ソッチの世界に吸引されそうになるのは判っていたので、辞退させてもらいました。
(今度、もう一度ゆっくり伺います)
※最後にガイドツアー後、一緒に観て回った二人のホンダファンに、インサイトの素晴らしさを力説されていました(笑)
R800さん曰く、一人でもオーナーが増えれば、それだけ絶滅数が減るんだとか。
▲RA270をジャック・ブラバムがテストしていたなんて・・・知りませんでした。
で、このマシンって金色なんでしょうか?????
このパネル・・・欲しい。
そう言えば、のりぞ〜さんから、この日は大物が来れれるという情報を得ていたんですが、既にR800さんは川本さんとしゃべって来たとか・・・えええ?まさかブガッティにまで手を染めてんですか??????
▲四輪でもマシンの前後から観れるようになり接写可能になりました。
しかも大判パネルの写真のすべてがすばらしい。
(今回、いっぱいアップしちゃいましたが、怒られたら削除します・・・。)
▲今回からインサイトはニュー・フォーミュラ・レッドに指し替わりました。
タイプR三兄弟と対峙しても引けはとりません。
(ほとんどの方は、おお〜NSXや〜♬と言って、インサイトには尻を向けてましたが・・・)
▲近付いてマジマジと観察してみたのですが・・・。
ガンシップを見慣れたワタクシには、眩し過ぎます。
むっちゃフォーミュラレッドが輝いてますぅ・・・。
ガンシップは。ブリスターばんばんで、ハッチの峰なんてクリア層がどんどん禿げて来ちゃってますもん。
え〜なぁ〜って車内を観ると・・・CVTでした。←この時点で内心、勝った!と(笑)
でもなぁ、ガンシップももっと輝かせてあがたいなぁ と。
そして・・・帰路にもうひとつ高みにのぼりました(笑)
今後ともよろしくお願い致します。
※後日、山口はぞのさんより素敵な
プレゼントが届きました〜♬
※オマケ画像。
▲ぴいなっつさんとBUROさんのやり取りから、
高根沢町役場の公用車と個人面談して参りました。
最後にもう一度。
コレクション・ホール開館15周年記念リクエスト展示は、9月2日(月)まで開催されていますので、遠方の方でもお盆休みを利用して見に行ってみて下さい。
絶対、なにかしら伝わるのもが存在します。
こんな機会はそうそうありません。
自分は期間中、あと2回は詣でようかと思っています。
コレを体感したかどうかでアナタの踏み絵とさせて戴きます。
一日中コレクションホールに滞在して、それでも後ろ髪を引かれたのは初めてでした。
※個人的には12月14日から開催されるダカール・ラリー編にも期待しています♬
もうひとつ。
伊東さん、僕らは回生システムが市販車にもフィードバックできるとかの大義名分なんて要らんのです。
僕らのHONDAが、大量のガソリンをバンバン使って、どんどん排ガスをまき散らしたとしても、速いホンダを観たいんです。
今度はホントによろしくお願いします。
早く、2015の開幕戦にならんかなぁ。
▲すばらしいメイキングオブ。
※アンコール展示が10月28日(月曜日)まで延長されています。
みんな!行くんだ!
ワタクシは、もう一度行きます。