自作フロントアンダーパネル

いきなりですが完成装着後の写真です。
以前に高速で調子に乗ったＢＭＷを追いかけた時、●00ｋｍ/ｈを出したら安定感が無くフワフワした様に感じました。
行きつけのショップで相談すると「○○君の車は車高が高いのも影響してるかも」と言われたので、ネットでダウンフォースについて調べまくりアンダーパネルを自作することにしました。

上面（エンジン側）です。
材質は色々検討した結果、アルミ複合版３ｍｍを使用しました。
固定方法は業者や皆さんがやっているようなステーでの固定も考えましたが、寸切りボルトでの「吊り下げ式」としました。
ガッチリ固定してしまうと、ちょっとバンパーをヒットしただけでもアンダーパネルや他の部分に力が加わってしまう為です。
走行中のバンパーやボディーの歪みを逃がすことも吊り下げ式とした理由です。
リップ部分は取り外しの利便性から樹脂クリップでの固定としました。
バンパー側はφ８ｍｍに対し、アンダーパネル側はφ１０ｍｍの穴にし、ここでも「逃げ」を確保してます。

下面（地面側）です。
補強のアングルは上面側のアングルとクロスする箇所でボルト止めしてあります。
アンダーパネルでダウンフォースが発生する原理は、ベルヌーイの定理から「流体は速度が上がるほど圧力が下がる」ということから「ボディ下を整流し横と後ろから空気を速く抜いてやる」ことで負圧が発生しボディが地面に吸い付けられるそうです。
下面にアングルを付けたのは、補強もそうですがせっかくの負圧を逃がさないようにする為と考えましたが効果があるでしょうか？

ステンのＭ６寸切りボルトにロングナットを取り付けます。これによってある程度上下の調節が出来ます。ボルト穴の位置合せと長さ調整で何度も取り外しはしましたが。

最近純正でも多く採用されている「タイヤディフレクター」なる物もついでに作ってみました。
本来はタイヤと直角に付けるそうですが、余計なエアーは外に排出した方が良いのでは？と思い斜めに取り付けました。

オイル抜き用の窓も開けときました。もうちょっと大きくしたほうが良かったかな．．．？
ラジエターの水抜き穴は丁度アングルの真上になってしまった為に断念しました。

バンパーの端部は強度が弱く割れ易い為、ワイヤーで吊って補強しました。
ターンバックルで張り具合を調整できます。

取り付けが終わってからブラブラしないか心配でしたが、手で押したぐらいでは数ミリ程度動くだけで思いのほかガッチリ固定出来（若干の逃げもあり）上出来です。
しかし念の為、後ろを１箇所ステーで固定しました。

［走行インプレ]
箱根の頂上まで途中縦貫道を使ってさくっと走ってきましたが、１００ｋｍ/ｈ未満の速度域だとハッキリとは違いが分かりませんね＾＾；
なんとな～く安定感が上がったかな～？程度です。
本領を発揮するのはサーキットでですね。