
※非常にエゴな内容ですので、ご注意ください。
つい先日、新たな年を迎えたと思えば、もう年の暮れ。
ご無沙汰しております、ろどろどです。
人生を語る程の経験を積んでいないのは承知の上ですが、私にとって人生初の愛車、ユーノスロードスターという車は、今の私に欠かせない経験を沢山与えてくれました。
今更になって書き始めた理由は、たまたまパソコンのファイルを整理していた時に、「新しいフォルダ」という無名同様のフォルダを見つけ、その中に無くしていたと思っていた画像ファイルが保存されていたからです。
さて、前置きが長くなりましたが、本題に移ります。
●起点
そもそも私がDBA-NA8C(以下NA)を初めての車として選択するに至った経緯、きっかけは何であったのか、について。
免許を取得する前、正確には中学生の頃から、FDやR34、ランエボ、インプなど、所謂ハイパワーな車に憧れていました。その気持ちは、免許を取得した後も少し根付いていましたが、その憧れはある車との出会いによってすぐに打ち消されてしまいました。その車とは、NAではなく、カプチーノでした。
当時は免許を取得しても、自分の車がないため、友人に乗せてもらう日々が続いていました。その友人は基本的におとなしい性格で、普通のセダンに乗っていました。そんな彼がある日、爆音を響かせて小さな車に乗って来るではありませんか。そう、それがカプチーノとの出会いです。
確か、家の仕事の関係で入庫したため、車検が切れるまで乗るという話だったと記憶していますが、そんな些細なきっかけが、私をハイパワー路線から軽量コンパクト、そして何より、オープンカー路線へと導いた訳です。
●煩悩
しばらくの時が経ち、資金にもある程度余裕が出来たため、ついに私も車を買おうかなと思い立ちました。もちろん、真っ先に候補に挙がったのはカプチーノでした。
念のため、他の車種(ハイパワー車)を試乗したりしましたが、気持ちはカプチーノまっしぐらな結果となりました。しかし、状態が良い物がなかなか見つからず、また軽自動車という理由で親にも反対される様になりました。
それならば、と思い軽量コンパクトなオープンカーかつ普通車を探すようになりました。
NAかMR-Sか、ボクスターか。それぞれ素晴らしい車ですが、試行錯誤の結果NAとなりました。
NAに決めた私は、ショップにワンオーナーで1800のフルノーマル、禁煙車10万キロ未満のグリーンという、今思えば無理難題な注文を押し付けましたが、それは意外とあっけなく現れ、そして購入しました。しかも、トランクにユーノスのロゴが書かれた四角いバッグも入っていました。
●童心
まさに水を得た魚。自転車に乗れるようになった子供の様に、世界が広がった快感に加え、オープンにして走る爽快感を覚え、毎日のように無駄に走り、毎日のように洗車をしました。
そんな中で、色々な初体験をしました。アルバイトの帰りにパンクして手を油で黒くしてスペアタイヤに交換したり、出先でエンジンから煙(冷却水のホースの劣化)が出て駐車場の警備員やJAFにお世話になったり、自分で気に入ったパーツを取りつけたり、嬉しい経験も悲しい経験も、全てが新鮮でした。そんな日々が続き、私にとってNAは当たり前の存在となりました。
いつもと違う交差点を曲がったりして、行動範囲の広がる日々が本当に幸せでした。そして、気がつけばもっと運転が上手くなりたいと思うようになりました。
しかし、初心者であるという事実を私は完全に見失っていました。それこそ、子供の様に。
●新しいフォルダ
ある日、私は以前から挑戦しようと決めていたホイールの塗装に挑戦しました。
少し玉が出来ましたが、初めての割に結構綺麗に出来たと感じ、またイメージ通りのビジュアルになったので、私はとても気分が良くなり、所謂ルンルン気分で出かけました。
何が起こったのか分かりませんでした。気がつくと、そこで動けなくなっていました。
何がなんだか分からず、ひとまず冷静に物事を把握しようとしたと思います。
その日は、小雨の降り続く休日で、そこは目的地に着く最後の交差点を抜けたところ。正しくは、曲がりきった先。
通りがかった私を知る方が寄り添い、各所への連絡を手伝って下さいました。
そんな中、なぜこんな写真を自分で撮れたのかと言うと、おそらく事故の処理の対応に頭がいっぱいで、その時はまだ実感が沸いて無かったのだと思います。もしくは、親へ状況を伝えるために写真で送ったのかもしれません。
実感が沸いたのは、その後に親の車に乗り込んだ時でしょうか、涙が止まりませんでした。
●蛇足
失ってから気がつくのは遅いというのは、実際に失った経験があるから言える。
失敗をポジティブに見直すことで、成長できる。
心のどこかでまだNAを求めてる。
私は運転が下手。
NAがすき。
あの時、他人を巻き込んでいなくて、本当に良かった。
生かせてくれてありがとう、俺の愛車。

Posted at 2015/12/29 04:37:06 |
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