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はとセラのブログ一覧

2015年07月29日 イイね!

おじさんとi-DM⑥

〜小休止〜


おじさん東北へ行く


翌朝、昨夜の飲み過ぎで顔がパンパンのおじさんとは対照的に、昨日購入したであろう目新しい洋服を早速着込み、ハツラツとした表情で朝食を取るお嫁さんであります。

では、お友達の皆さんからの温かいリクエストにお答えし、そして、あのお友達からの身も凍るような脅しに怯えながら(爆)そんなお嫁さんのその後の予定を見て行くとします。


この日は更に北上し岩手県は一関へと向かう予定でありましたが、最初の目的地はなんとまたもや仙台泉プレミアムアウトレット。ターゲットは一晩悩んでやっぱり買おうと決めた一品らしく、朝10:00のオープンとともにお買い物の始まりです。

その間、運転手おじさんは観光バスの運転手さんのように駐車場で待機です。すると見知らぬ番号から携帯に着信が入ります。電話にでてみるとクレジットカード会社からで、どうやらおじさんが昨日の買い物の際にカードを落としたようです。

受付で預かっているとの事で今から取りに行くと伝え電話を切ります。

運転手おじさんのそんなミステイクの為、次なる目的地は急遽、青葉城跡に。ターゲットはもちろんクレジットカードです。

そして当然、お嫁さんは2回目のずんだシェイク!と、ずんだ団子も追加です。






ここでようやく仙台とはお別れし、次なる
目的地は栗駒高原。ターゲットはラーメン秋桜さんの五目醤油ラーメン。

この栗駒高原はお嫁さんのお母さんの実家がある所で、秋桜さんのラーメンはお嫁さんが子供の頃から毎年夏休みに帰省した時にだけ食べられるお楽しみの一品であります。

昨年お盆に遊びに行った時に行ってみたらなんと休業。今回はそのリベンジらしく、事前に定休日を確認し臨んだ、想いのこもったラーメンなのでありました。


そして次なる目的地は今回の旅で初となる観光地、猊鼻渓。ターゲットは川下り。乗り物好きのおじさんの為にお嫁さんが予定に組み込んでくれていたのでありました。






ところで、秋桜さんから一関へと向かう道はブログ「i-DMハマってます」で語られているように、このおじさんが約1年前にi-DMにハマり始めた頃、レンタカーで今のブレーキは青だな!とか、このコーナーは3連青だな!などと思いつつ走り回った道であります。

それが今まさに、アクセラで本当に青なのか?と試すチャンスにおじさんの目がキラッと光りますが、その横でお嫁さんの目もキラッと光ります。

これもまたブログ「おじさんとi-DM②」で語られておりますが、とある経緯によりお嫁さんが同乗の時はi-DMランプ及びi-DMのモニター表示が全面禁止されているのであります(苦笑)

おじさんの些細な心の変化を見透かしたかのような反応を見せる、i-DM顔負けのセンサーを装備するお嫁さんでなのです。


そして今晩宿泊する、かんぽの宿一関さんへチェクイン!基本どこに泊まるのか当日まで把握していない運転手おじさんは、随分渋いチョイスだな!と内心思いますが、用意された夕食のメニューを見て納得し、食べては流石!とお嫁さんを褒め称えるのでありました。

※このおじさんの性格上、写真を撮るのが面倒くさいのと、食い気が勝り掲載する写真がありません。


そして、いよいよ3日目は関東方面へ向けてグルっとハンドルを切りUターンです。

目指すは栃木県は那須高原。
最初の目的地は石心さん。ターゲットはもちろん日本蕎麦。

そして次の目的地は南ヶ丘牧場のミルク茶屋さんターゲットはプレミアムソフトクリーム。



そしてもう一つのターゲットは羊と記念撮影。おじさんもお嫁さんも未年、未年同士が未年に羊と写真におさまりたかったようです。



さらに次の目的地は那須岳。ターゲットはロープウェイ。これも優しいお嫁さんの配慮です。このおじさんは山やロープウェイやゴンドラなどが大好きなのです。







そして最後の宿泊施設、湯彩の宿「芽瑠鼓」さんにチェックイン!の後、次の目的地は那須のラスク屋さんとラスクテラスさん。ターゲットはズバリお土産のラスクです。お嫁さんもおじさんも大のラスク好きなのであります(笑)






お嫁さんはこの湯菜の宿に去年ハマり4箇所ある施設のうち草津に続き、今回は那須をチョイスしたようです。

後の2つは箱根と奥飛騨にあるようなのですが、箱根はあのような状況ですので、次の運転手おじさんの出番は「おじさん飛騨へ行く」になると予想されます。

食べることが旅の中心となるこのお嫁さんの宿選びは本当に的確です。この芽瑠鼓さんも湯菜と謳う施設だけのことはある相当に美味い食事と地酒が楽しめたのでありました。

※例によって写真がありません。


いよいよ最終日です。余談ですがその朝おじさんは結構な早起きをします。そして昨日行った那須岳までの早朝ドライブを一人楽しみます。

行きはヒルクライム、帰りはダウンヒルと気持ち良くアクセラを走らせます。i-DMとG-BOWLとを起動させ日頃の練習の成果を確認しますが…

暫しの爽快感と挫折感を味わいながら、朝食を取りにホテルへと戻るおじさんでありました。


そしてお嫁さんの予定の最終目的地は、やはりブレることなく那須ガーデンアウトレット。ターゲットは大量の紙袋に入った何かと現地で取れたこれまた大量の野菜です。

と、こんな具合の4日間の行程を終え、帰路に着くというものであります。

その車内でお嫁さんが見せる満面の笑顔が今回の旅の満足度と運転手おじさんの稼いだポイントの高さを物語るのでありました。



終わり。


〜追記〜

今回、結構な距離を走行しましたがアクセラに装備されるMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)は、かなり優秀で長距離移動中のアクセルとブレーキ操作からの解放は思いの外、運転手おじさんの負担軽減となりました。

そしてそのブレーキのフィーリングは、お嫁さんが今の自動?と確認する程自然で、おじさんのブレーキよりも上手いのではと思わせるものでありました(汗)

















Posted at 2015/08/04 14:19:26 | トラックバック(0)
2015年07月16日 イイね!

おじさんとi-DM⑤

〜小休止〜


おじさん東北へ行く



おじさんのi-DMの練習は今回はさておき、このおじさんのお嫁さんは頭の回転が速くいろいろなところに目が届くいわゆるしっかり者であります。

当然、夜な夜なi-DMの練習に出かけていることも、こっそりアクセラをドレスアップしていることも気付いていない体を装っておりますが、しっかりと把握しているのです。

このお嫁さんには独特の泳がせ期間というものがあります。まるで刑事のように容疑者を泳がせ、動かぬ証拠を掴んで一気に追い詰めるのです。

おじさんが何度追い詰められたかを数えたらキリがありません。実年齢はおじさんより遥かに下ですが、精神年齢は遥かに上なのであります。

そんなしっかり者のお嫁さんの財布の紐が唯一甘くなるのが旅行というイベントであり、このおじさんにとっては日ごろのマイナスポイントを取り返す大きなチャンスなのです。


そんなお嫁さんのリクエストに答え、初夏の東北へ4日間の旅行に出かけることとなります。

しかし、おじさんは旅行の計画を立てるのが苦手です。従って全ての行程に関してお嫁さんにいつも丸投げです。

たまには何か考えてよ!というので、山形新幹線のグランクラスを利用して、現地でレンタカーはロードスターを借りよう!
などと提案してみますが、あっさりと却下されるのでありました。

もちろんただの思い付きで言ってみただけのおじさんですから、現地でロードスターが借りられるのかを下調べなどしているはずもありません。

そしてお嫁さんの思い描いたプランどうり
鳩色のアクセラで全行程約1200キロの旅はスタートするのでした。



以前にもご紹介したように、このお嫁さんは車の運転を全くしませんので、当然全行程でこのおじさんがハンドルを握るのことになりますが、そこはポイント稼ぎのおいしいところですから楽勝!楽勝!と快く引き受けるおじさんでありました。

さて、このお嫁さんが作成した旅の予定ですが、世の女性の殆どがそうであるようにお買い物と食べる事が大好きでありますから、殆どの時間と予算がそこに費やされております。

ざっと見ていくと、初日は夜明け前に宮城県は仙台を目指して一気に北上します。
目的地は青葉城跡。ターゲットはマツコデラックスさんがTVで大絶賛していたという、ずんだ茶寮さんのずんだシェイクです!



次の目的地は仙台場外市場。ターゲットは
片倉商店さんのウニいくら丼。これを昼食にしたいが為の夜明け前出発なのでありました。





そして次な目的地はアルパジョンさんというケーキ屋さん。ターゲットはとろけるクッキーとシューラスク。初日というのに大量のお土産を購入するお嫁さんであります。





さらに次なる目的地は仙台泉プレミアムアウトレット。ターゲットは様々なようです。

ようやく隣接する仙台ロイヤルパークホテルへチェクイン!するやいなや次なる目的地は牛たん若さん。ターゲットはもちろん夕食の牛たんであります。

ホテルへ戻りようやく終了と思いきや最終目的地はホテルのバーラウンジ。ターゲットは地元のお酒を使ったカクテルらしきもの。

ちなみにこのおじさんはホテルのバーよりも居酒屋が好みです。もちろんそんな事は折り込み済みのお嫁さんは、ホテルのバーが似合わないね〜!と爆笑しておりました。

そんなお嫁さんの笑顔を見ながら、初日の予定に観光が全く含まれていない事に気付き、ブレのない旅程管理に敬服する運転手おじさんなのでありました。


続くかも…
Posted at 2015/07/28 18:11:07 | トラックバック(0)
2015年07月09日 イイね!

おじさんとi–DM④

〜2ndステージ〜


おじさんの妄想


さて、例のオフミ以降のおじさんはというと、ブレーキの操作改善に日夜取り組み始めたのでありました。

一旦振り出しに戻ると決めたおじさんは、おもむろにアクセラのもう一つのアドバンスドキーを手にします。このおじさんの嫁さんは全く車を運転しませんので、誰も使うことのないそのスペアキーは真っ新のままこの時を待っていたのです。




お友達のブログにもあるように、i-DMのランプにはブレーキ、ハンドルアクセル操作にそれぞれ2種類の青ランプがあり走行タイプ①②と別れています。

このおじさんの運転傾向は走行タイプ②の青ランプはかなりの確率で点灯しますが、走行タイプ①の青ランプに関してはどれもたまに点灯するといった具合です。そんな状態のまま3rdステージまで上ってしまっていたことが、このおじさんの言う『偽りの3rdステージ』の由縁なのでありました。

従って、走行タイプ①の青ランプが点灯する操作を習得する事がこのおじさんにとって『偽りの3rdステージ』から脱却する為の第一歩であり、特にブレーキ操作の大幅な改善が上達への鍵となるのです。

そう考えたおじさんは、あえて1stステージから練習を開始し、2ndステージにおいて右足にその操作を完全に覚え込ませようと反復練習に励むのでありました。

そしてそれは、アクセラよりもはるかに長い時間を共にする働く車ハイエースの運転中にも及びます。G-bowlなるアプリを起動させ、低速から高速と設定した目標Gまで鋭く立ち上がり、そこから一定のブレーキで目的位置にぴたりと停止することに注力するのであります。

かと言って、このおじさんはサーキット走行や峠を攻める気など毛頭ありません。愛車アクセラを今より上手く、そして気持ち良く走らせたい。
ただそれだけです。速度に応じた滑らかで的確な荷重移動の習得。
それがこのおじさんの究極の目標であり、i-DMにハマった理由でもあるのです。


ところが、そんなおじさんの目標に若干の変化が起こります。マツダから届いたマツダコネクトに関するサービスキャンペーンの作業の為、ディーラーへ出向いた際のことでした。作業を待つ間、新型のロードスターの試乗を勧められます。

しかし新型が発表されたことは知ってはいましたが、屋根が開く小さい車と言うのがこのおじさんのロードスターに対する印象で、見た目以外にはあまり興味を示す様子はありません。

と言うのも、このおじさんは過去にsaab93カブリオレというマニアックな車を購入し、浮かれ気分でロックンロール♪していた時代がありましたのでオープンカーの魅力に関しては充分に知っていたのです。

ところが促されるままに試乗に出ると、その旋回性能に驚かされます。
それは自身の身長より短く、サイドカーブを施されたカービングスキーに初めて乗った時のような感動的なものでした。

誰もが容易にカービングターンを楽しめるそのスキーでのショートターンは、切れっ切れで感覚的には落下しながらの左右への瞬間移動です。まるでアルペンレーサーのような鋭いターンだ!と勘違いしてしまいそうな程の旋回能力だったのです。そんな過去の記憶が蘇ったおじさんは、このロードスターとFRスポーツという車に俄然興味を抱くのでありました。

因みに、このおじさんは車についてズブのトーシロー故、FFもFRも意味は知っていますが、走ればどっちでもいいと思っておりました(笑)

そんなおじさんに数日後、今度はロードスターとは全くキャラクターの異なるFRスポーツを運転する機会が訪れます。
NISSANを代表するFRスポーツ、フェアレディZです。



同じマンションに住む仲良しのご夫婦が所有する最新のZと、我が家の愛車アクセラとで高尾山へドライブに行くこととなったのです。

道中、車を取り替えていざZのドライビングシートに乗り込むと、過日試乗したロードスターとはガラリと違う雰囲気に一瞬たじろぐおじさんでありました。300馬力を軽く超え、1速で100km/hに到達していまいそうなそのハイスペックマシンにおじさんは度肝を抜かれます。
そして、ズッシリと重いステアリングを切ると微動だにしない姿勢で高速コーナーを曲がっていく旋回性能はまさにTHEスポーツカーでありました

例えるならば、トーションが強く、雪面に食い込ませるのにかなりのスピード、最適なターンポジションと荷重が求められるGS競技用モデルのスキーと言ったところです。


ただ、とてもこのおじさんの手に負える代物ではありません。
どちらかと言えば、とっつきやすく誰もが笑顔になれるというロードスターの方がこのおじさんの好みだった様です。
何よりロードスターにはお気に入りのi-DMが搭載されているのですから(爆)

こうして2台のFRスポーツを体感したおじさんは、マツダが人馬一体と車を敢えて馬になぞらえたそのしなやかな乗り味に、気づかぬうちに魅了されていたことを知ります。そしてその乗り味をもっともっと味わう為に自身の運転技術を磨きたいと改めて思うのでありました。


そして更に、こんな妄想を始めるのです。

あのお友達のようにどこをどう走ってもi-DMは5.0(5thステージで)という運転技術を身につけ、意のままに車を操る荷重移動の基礎を習得することが出来たなら、「人馬一体」の象徴であるロードスターでの極上のドライビングとオープンドライブのあの気持ち良さとを同時に味わえるじゃないか!と。

人馬一体✖️空風一体=未知の快感



味わってみたい!

そんな想いを胸に秘め、今日もi-DMの練習に励むおじさんなのでありました。



続く…
Posted at 2015/07/10 20:13:34 | トラックバック(0)
2015年05月23日 イイね!

おじさんとi–DM③





それは、偽りの3dステージだったのです。


あのお友達からの突然のメッセージに、おじさんのスマホを持つ手は震えます。

何しろ、このおじさんのみんカラのメッセージ欄にみんカラ編集部以外から何か届いたことはありません。

お友達の数も片手で足りるほどです。

このおじさんは、決して人見知りな方ではありませんが、みんカラの存在を知ったのもほんの1年前のことですし、オフミという催しにも全く馴染みがありません。

投稿されたレビューやブログにコメントすることですら勇気を振り絞る程ですから、自分からのお友達申請など以ての外です。

それでも、あちこちに足跡をつけまくりながら良さげなものを真似、取り付けたパーツのレビューを投稿しては

「イイね♪が3件ついたよ!」

などと、聞かれてもいないことをお嫁さんに報告し

「たったそれだけ〜!地味だね」

と、失笑を買うお茶目なおじさんでありました。

そんなおじさんですから、まさかのお友達からのメッセージにあたふたするのも仕方ありません。

しかし、あのお友達の車に同乗できるという、このおじさんにとって魅力的過ぎるお誘いです。

それに何より、単なる移動手段に過ぎなかった車の運転を
新たな趣味と言える程までに、このおじさんに影響を与えた
お友達からのお誘いです。

断る理由などあるはずもありません。

翌日、おじさんは緊張に包まれながら
お友達へメッセージの返信をします。

そして、まさか自分がオフミに参加することになるとは
夢にも思っていなかったこのおじさんは、オフミ当日までの数日間を
ソワソワ、ワクワクと過ごします。

もちろん、お嫁さんのご機嫌を損なわぬよう細心の注意を払い
良いおじさんをアピールすることも怠りません。

慣れない家事を手伝ったり、お土産にお嫁さんの好きなスイーツを
持ち帰ったりと、思い付く限りの諸行を繰り出したのでありました。


そうして迎えたオフミ当日。


おじさんはとんでもなく早起きします。
まるで遠足の日の朝を迎える小学生のように。

そして集合時間の3時間も前に現地に到着し、時間を持て余したおじさんは

「もう着いたよ。」

と、まだ寝ている嫁さんに迷惑千万な電話をします。

当然、お嫁さんは

「バカじゃないの!」
「もう〜行動が小5並みなんだよ〜!」

と呆れた口調で言い放ち、さっさと電話を切ってしまいます。

これまで積み上げてきた加点を一瞬のうちにチャラにしてしまうおじさんでありました。


さて、そんなアクシデント?もありながら待つこと数時間、いよいよオフミがスタートします。

幸運にもその日、i-DM界ではトップクラスのドライバーであり
2015 Be a driverなオフミで現在、総合ランキング1、2位に君臨する
ご夫婦が招かれており、その麗しき奥様の運転する
ブルーリフレックスカラーのアクセラに同乗させていただくという
機会にも恵まれます。

そして、i-DMの青ランプはもちろんのこと、ブレーキングから旋回、加速と見事にコントールされたG一定の乗心地の良い運転に酔いしれるおじさんでありました。



その後、いよいよ念願だったお友達だちの運転する車に同乗の時がやってきます。

ブログにアップされた動画の、観ているだけで気持ち良さが伝わって来るかのような、あのお友達の運転です。

それは、正にi-DMの青ランプの定義である、しなやかな運転そのものでした。

いたって自然体で、流れるように、そして正確に各操作は行われます。

0.2、0.3Gとそれぞれ目標Gを設定しての走行でしたが
やはり見事にコントールされた車の挙動を感じながら、おじさんは
マツダの提唱する意のままに車を操る『人馬一体』感を垣間見るのでありました。


この2度の同乗という幸運なひとときを過ごした後
おじさんは重要な事に気づきます。

スキーには検定というものがあり、1級と言えばかなり滑れるスキーヤーですが、その1級の検定を受けに来る方の殆どが、俗に言う
『なんちゃってパラレルターン』で撃沈していきます。

上級者は正確で素早い荷重(重心)移動により、ターン前半で的確に雪面を捉えスキーのトップが谷へ向かって行きます。
たわんだスキーと雪面からの外力でターン後半、フォールライン向かって
スキーは走り、同時に次のターンへの準備も完了させます。

さしずめ、仕事が早く、さっさと家に帰り、次の日の仕事の準備も
万端と言ったところです。

一方『なんちゃってパラレルターン』は荷重(重心)移動が曖昧で
時間もかかる為、雪面を捉えるタイミングが遅くなりフォールラインを
過ぎてようやく次のターンの準備に入れると言った具合です。

当然、スピードもコントロールできませんので、いわゆる暴走とジャッジされる訳です。

上級者になればなる程、この一連の動作は洗練され綺麗で丸いターン弧を
描くことができるようになり、どんな急斜面でもコントロールを失うことはなくなります。

その基本動作を身につける為に、撃沈したスキーヤーは初級者でも滑れる様な緩斜面で繰り返し繰り返し、反復練習を行うのことになるのです。

話が多少ズレましたが、このおじさんは昔スキーにはまっていた時代が
あり、お金を戴き人様に教えていたりもした様ですので、ここはひとつ
少し語らせてあげるとしましょう(笑)


そうなんです。このおじさん気付いたこと。
それは自分の運転は

『なんちゃって3dステージ』だったんだ!ということでした。

偽りの3dステージだったのです。

このおじさんの愛車、鳩色のアクセラは『はとセラ』ではなく
ただの鳩だったのでありました。(爆)


続く…


オフミ帰りの道中、このおじさんが皆さんに感謝しきりだったことと
失ったポイントを取り戻す為に、お嫁さんにお土産を買ったことを追記いたします。

Posted at 2015/05/23 01:49:18 | トラックバック(0)
2015年05月11日 イイね!

おじさんとi–DM②

〜1stステージ〜


それは突然の出来事でした。


見切り発進で投稿した前回のブログ。このおじさんの性格上、序章から本編に移ることも無く、そのまま放ったらかしで8ヶ月が経過するという体たらくぶりを発揮しつつも、時間さえあれば、お嫁さんを放ったらかしでお気に入りのアクセラで一人ドライブを楽しんでおりました。


当然、お嫁さんはいい顔をしません。その上、一緒にドライブに出かけても、毎度、お嫁さんの話など上の空、おじさんはI–DMのランプとモニターに夢中です。

繰り返される空返事に

「ちょっとー!!」

というお嫁さんの甲高い、お怒りモードの声が車内に響き渡ります。

慌ててご機嫌を取りに行くおじさんですが、美味しいものを食べに誘うことぐらしか手段を持ち合わせていない、このおじさんの的はずれな対応にお嫁さんは余計にイライラを募らせます。


そして、さらに負のスパイラルは続きます。

あろうことか、I–DMのランプを注視し過ぎたあまり、目の前にあるアクティブドライビングディスプレイのスピード表示も
さらに、あの白いバイクの存在をも見落とし、なんとスピード違反で切符を切られるという大失態を犯すのです。

因みに、このおじさんは、働く車と呼んでいるハイエースを所持しており、仕事で1年に6万キロ以上を走行しますが、免許証は金色です。

普段は覆面を被ったあの車も、あの白いバイクも気付かないことなどありません。もちろん「違反などしたことは無い!」と言い張っております。


そのおじさんが、反則切符を切られる様子を車中からI–DMの白いランプの様な目でお嫁さんは見ています。

その白いバイクに乗ったお兄さんから、お土産に貰った罰金の納付状をおじさんは隠す様にポケットにしまいますが、このお嫁さんが見逃すはずがありません。

「バカじゃないのー!!」

とマックスに甲高くなった声がおじさんの耳にこだまします。

因みに、このお嫁さんは、不機嫌になるに順い、声が甲高くなるという解りやすい機能を搭載しています。

当然ながら、その後の車内には、何とも言えぬ重さの空気が漂います。
エンジンをかけると、シーンと静まり返った車内に

「ここは取り締まり重点区間です」

という、保険だからと取り付けたレーダ探知機のアラートが
おじさんを追い討ちのように地獄へと突き落とすのでありました。

この事件以降、お嫁さんが一緒の時に、このおじさんがモニターにI–DMを表示させることは無くなってしまったことはご想像のとおりです。


こうしてI–DMを敵視し始めるお嫁さんに

「私のことは嫌いでも、I–DMのことは嫌いにならないで下さい!」

などと、某アイドルグループの元メンバーの様な台詞を吐き
お気に入りのI–DMをかばう健気なおじさんでありますが
そもそも、車を運転をしないこのお嫁さんにとって、i–DMなどどうでもいい存在であり、怒りの対象が自分自身であることを理解していないのでありました。


さて、そんな苦難?にめげることも無く、i–DMに取り組むこのおじさんですが、肝心な成果はというとあまりパッとしません。

なんとか3dステージには昇格しますが、アクセルの走行タイプ①の青ランプは滅多に点灯しませんし、ブレーキのそれには、一度もお目にかかった事がありません。アベレージも未だ5.0に達することも無く、意のままに操るなどは夢のまた夢の話となっていました。

ただ、何事も上達には時間がかかることを経験上、このおじさんは知っていますので、投げ出したりすることはありません。

スキーというスポーツに於いても、ポジションひとつ、ストックワークひとつ矯正するのに、毎日滑っても裕に1シーズン以上を要します。
更には、成果が現れるのは翌シーズン以降です。

本人は少しは滑りが変わった!と思っても、側から見れば全然変わってないよ。なんてことは日常茶飯事です。


ただ、何をどう練習するのやら、どこを矯正するのやら、サッパリ解らないおじさんは、お友達の投稿されたブログの動画を眺めながら

「こんな風に運転できたら気持ちいいんだろうなー」
と想いを廻らせ、そのブログに

「いつか同乗させていただきたいものです」
などとコメントしつつ、お嫁さんが寝静まった頃を見計らい
そーっとベッドを抜け出しては、夜な夜な、お決まりのコースに繰り出し、試行錯誤を繰り返していたのでありました。


そんな折、それは突然の出来事だったのです。
そう、あのお友達から

『i–DMオフミのお誘い』

のメッセージが届くという“幸運”が舞い降りたのは。



続く…










Posted at 2015/05/13 18:29:49 | トラックバック(0)

プロフィール

「Gボールなるアプリをダウンロードして使ってみました。0.2Gを目標に設定して走ってみましたが、すぐオーバー!特に旋回中の横Gのコントロールがまるでダメです。
昔、良く言われました。板(スキー)が泣いてるぞ!と。ハトセラも泣いてるかしら?」
何シテル?   03/27 15:34
はとセラです。よろしくお願いします。 デザインが気に入って購入しましたが、しなやかな乗り味と最新マツダ車に標準装備されるi-DMにハマってしまい、すっかりマツ...
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