小樽市総合博物館を見たあとは、観光案内所の職員さんのお奨めどおりに
旧手宮線跡地を歩きます。
手宮線は幌内(三笠市)の炭山から石炭を港のある小樽市へ運ぶために敷かれた北海道初の鉄道「官営幌内鉄道」の一部です。1880年に手宮・札幌間が開通し、その2年後には全通しています。その後、鉄道国有化によって手宮・小樽(現:南小樽)路線は「手宮線」という名称に変わり、1962年旅客としての営業を廃止、1985年には路線自体が廃止となりました。
何れの画像もクリックで
拡大します。
前のブログのおさらいになりますが、
旧手宮線跡地は、
小樽市総合博物館・手宮口から入ってすぐの所にあるこの
転車台の向こうに伸びており、この写真の奥に写っています。
小樽市総合博物館を手宮口から退出し、旧手宮線跡地入口までやってきたところです。
跡地に少し入ってすぐの場所から振り向いて撮った写真です。
博物館で見た
DD16(写真右端)や、
C12(同左端)も写っています。
一度見たいと思っていた
旧日本郵船小樽支店の
裏側です。200mほど歩いたところにありました。


旧手宮線は、元は日本郵船小樽支店の
表側の道路がある所を走っていたのですが、民家の玄関前を機関車が走るという
安全面での問題を抱えていたところ、1903年に起きた手宮地区の大火の復興を機に、
小樽支店の裏=民家の裏を走る現在の場所に移設された、ということが案内表示板に書かれています。この建物が旧日本郵船小樽支店であることが判ったので、表側に周って見ると・・・

・・・普通に道路でした
(^^ゞ
こんな所を列車が走っていたとは。。。
殆ど路面列車かぁ???
この道路。。。現在は
色内大通りと呼ばれていますが。。。を挟んで、旧日本郵船小樽支店と
運河公園があります。
残念ながら、建物は令和の大改装中(
保存改修工事中・・・来年の1月完了予定)でした。運河公園の噴水を利用して工事用足場を隠して
旧日本郵船小樽支店を撮ることにしました。
旧手宮線跡地に戻ります。
ここは
旧手宮駅(旅客専用)と記載されています。開業当初の貨物量には充分な手宮駅(=現在、総合博物館になっている場所にありました)でしたが、輸送量が増えたため旅客扱いを止めたところ、住民からの反対の声があがったため、この場所に
旅客船用の手宮駅を作ったようです。

民家の裏庭的で地域に溶け込んでいることが窺える旧手宮線跡地の佇まいが続きます。

頃合いを見計らって、
海側の通り(臨港線)まで降りてきたら、DIAMOND PRINCESSが見えました。

小樽市総合博物館の運河館があるので、臨港線まで降りて来たのですが・・・
ありました
! 小樽市総合博物館・運河館です。
小樽の歴史と自然が紹介されており、明治初期における穀物、海産物、炭鉱などの取り扱い港としての小樽或いは北海道一の経済都市としての小樽の様子を知ることが出来ます。



建物は1893年に建てられた
旧小樽倉庫の一部を利用しており、
木骨石造の壁面と
シャチホコが立つ北海道では珍しい
瓦葺きが特徴になっています。
さて、この時点で12:40。。。大分出遅れましたが、ここから徒歩10分ほどの所にある
某お寿司屋さんに向かいます。今回、寄港地の有名どころは殆ど下調べもしておらず、行き当たりばったり的な面があるのですが、このお寿司屋さんも、下船時に一緒になって人から聞いただけ・・・
何の予備知識もなく行きました。
ところが、そのお店に着いてみたら何と
2時間半待ち!! あっさりと諦めて船に戻ることにしました。後になって、みん友の
エイジングさんが10日ほど後に
このお店でお寿司を召し上がったという
このブログを見て。。。とっても残念に思いました。
まぁ、食べ終えて出てくる人を見ると、かなりの割合でDIAMOND PRINCESSの乗客がいますので、一般のお客さんにとってクルーズ船客のために2時間半待ち! チッ!ということにもなるのでしょうが。。。
仕方なく、船が泊まっている
第3号ふ頭まで小樽運河沿いに戻ります。
小樽運河は案の定、インバウンドで賑わっていましたが、
8年前に訪れた時に比べて、大陸系の人たちの割合は少し減っていたような気がします。

港町交差点を通って
第3号ふ頭へ向かう途中から見たDIAMOND PRINCESSです。
船に戻って食べた昼食です。この日くらいから
14階にあるブッフェレストランで食べる昼食では、
ラーメンを選択するようになりました。これが、結構美味しいのです




緑色をした屋根は32号上屋(奥)と33号上屋(手前)です。第2号ふ頭には巡視船・しれとこが停泊しています。
食後の腹ごなしに
15階のサンデッキを歩いていると、
フェリーが出港して行くのが見えました。
新日本海フェリーのらべんだあ(新潟行き)です。
奥には
石狩湾新港海上風力発電所(今年の1月から稼働)が確認出来ます
!

裕次郎さんみたいな人がっ
次はひと晩航行して、最後の寄港地に。。。早朝入港の予定です。
つづく
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日本列島クルーズ(速報)
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Posted at
2024/06/24 16:50:11