これまでのあらすじ(いらねーよ)
初めてのビッグイベントに遠征したらいパパは
いつになく浮き足立っていた。(いつも?)
金曜練習では、コンクリートウォールにクラッシュし
車を破壊してしまう。
中部の皆様の協力により、土曜の朝には
自走どころか競技走行できるまで、
マシンは奇跡的な復活を遂げていた。
しかし日曜日の本番一本目、
パイロンタッチ、迷走、挙句の果てにはミスコースと、ありえないミスを連発、
自らの身を再び失意のどん底に追い込んでしまう。
もう後が無い。
2本目はいかに走れるのか。
頭の中にあったのは、
これほど体力とお金をかけて遠くまで来て、たくさんの人にお世話になった挙句、
本番でダブルフォルトは有り得ない。
いかに記録を残して順位を残すか、それだけであった。
昼の慣熟はコースを間違えないように、きっちり覚える。
それだけを考えて歩いていた。
いや焦りから走っていたかもしれない。
ライン取りは二の次だ。
マーシャル走行が終わり、競技再開。
全走者のコース取り入念に確認し、必死にコースを覚える。
しかし暫定トップの走者がさらにタイムを更新、焦りは頂点に。
スタートラインに付き、いよいよ自分の走行順が到来。
スタート地点はグリップが微妙だが登っている。
インプレッサの細い低速トルクでは高回転を維持しなければストールしてしまう。
これまでの練習でだいたい分かってきていた。
多少滑ろうが踏んでいくしかないのだ。
しかし1コーナーは非常に近い。
ノーマルファイナルでは1速で届いてしまう距離だ。
欲張って2速に入れてしまいたくなるが、これまでも自身の走行を含め
突っ込みすぎて失敗しまう走行を何度も見ていた。
欲張る必要はなく抑えたほうが間違いがない。
次のパイロンまでは距離があり稼ぎどころ。
ゆるいスラロームになるが、しっかりと加速。
次は180ターンなので突っ込みすぎは厳禁。
最初のターンは回しこむ必要はないとのアドバイスを受け
失敗か?と思えるくらいで丁度良かったらしい。
一番直線が取れる箇所なので旋回しながらでも加速出来たほうが速いかもしれない。
2つ目のターンは高速からのブレーキング、かつ下りの270。
今回、一番難しかった箇所だ。
1本目よりはマシになったが再び失敗。
でも前半の小さなミスごときで落ち込む暇はない。
また登りの直線をフル加速、アクセル全開あるのみだ(どこかで聞いたような)
小さいコーナーは1速に落とし、小さく回ってまた加速。
中間を通過した時点でトップから0.5秒アップの中間ベスト!
まだやれるかもしれない(聞こえてないけど)
しかしここからはPTを恐れ、無難に走ることを優先。
速くても触っては終わってしまうから。
折り返しターンは回しこまずに加速を重視。
外周に出て最終セクションに向って折り返し、1本目MCの再現はありえない。
丁寧に規制パイロンをかわして最終の270へ。
しかし、270の進入で微妙にパイロンに近づきすぎてしまう。
車内から見て微妙な感覚。
触ってしまったか(滝汗
ゴール後、窓を急いで開けアナウンスに耳を傾ける。
あくちゅアナ「1分ゼロ9秒ゼロよんに、ベストタイムこーし~ん!!」
キター!
あくちゅアナ「パイロン?」
やっちまったのか Σ ̄□ ̄;;;
あくちゅアナ「も、セーフだ~!」
思わずガッツポーズが出てしまう。
「よっしゃ~!!」
ラストゼッケン選手はミスがあったのか、1分11秒台と伸び悩み、トップタイムをゲット!
再車検も見えない蚊帳の中でいつのまにか完了し、30分待ってリザルト確定。
ということで道後温泉まで観光して事故りながらも、ついでに優勝しちゃったというツマラないお話でした。
やっぱりついでかよ!(謎ばく
Posted at 2009/11/20 07:04:48 | |
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