2014年07月26日
「剣岳」登頂と無給油1000km達成
皆様どうもです
先日、私の趣味であります登山で
北アルプスの「剣岳」に登頂してまいりました。
木村大作監督「点の記」という映画にもなったあの剣岳です。


北アルプスには年間何回か訪問しますが、
私の住まいからは立山方面は片道約480km
上高地方面へは約500kmです。
今回は立山方面でしたので、往復1000km弱
「無給油でいけるか???」という思いで、登山も無給油往復も
合わせて挑戦してまいりました。
登山と燃費を織り交ぜながらご紹介します^^
「剣岳」・・・登山をされる方なら、憧れの山の1つ
ではないでしょうか?
ご多聞に漏れず、私もあこがれている1人であります。
剣岳は頂上付近の岩場が急峻で、北アルプスの中でも
事故の多い山の一つですが、実際に登ってみると、
確かに急峻で高度感はありますが、
登山道自体は、しっかり整備されており、
核心部は慎重さを欠かなければ
難しすぎるということではないと思います。
むしろ、山頂付近の核心部よりも中腹域のガレ場での
歩き辛さの方が勝っていて、実際はこの中腹域で事故が
多発しているそうです。
しかし、この判断は良い天候条件に恵まれていればのお話で、
悪天候になれば、ルート全般とも難度は数倍に跳ね上がる事と
思われます。
山頂付近の核心部では、事故=死 に直結ですからね
ま、そのスリルがまた山に足を運ばせるわけですが・・・^^;
そういう意味で病気なんでしょうね(爆)
さて、山行は天気9割の世界ですから
(勝手にそう思っています^^;)
天気図とにらめっこしながら、自宅を
20日の日曜日の夕方出発しました。
夜間走行し、東北道・磐越道・北陸道を経て、
室堂の玄関口の立山駅には21日1時半頃到着。
行きは時間に余裕もありますので高速道路では
以前みん友さんに聞いていました燃費の良いペース
ということで90km程度にACCを合せて走行しました。
下道と高速合せて20km/Lを若干切ったかな^^;
90kmセットだったので、22〜23km/Lくらい
いくかなと思いましたがどうやら立山までは地形的に
登り気味なのか、予想よりも燃費は伸びませんでした。
この時点で、燃料計は2時の位置を指しています。
ぱっと見1/3しか使ってない・・・
12時の位置までに600kmは走るだろう・・・
ってことは満タンで1200kmは走れるか・・・
というような予感をさせるくらいの残量です。
到着後、朝までは車中泊。ゴルフの助手席を倒しての就寝です。
朝6時に起きて立山駅からケーブルカーとバスを乗り継ぎ
室堂に入ります。8時ころ室堂着
ミクリガ池から雷鳥沢キャンプ場を経て剣御前へと登り返します。
天気は上々。「昨日は土砂降りでした」という話を聞くと、
天気図読みは間違っていなかったなと。
剣御前からは明日登る剣岳が雲ひとつかからず
バッチリ見えております。
後で聞いた話ですが、このときの剣岳の山頂からは
佐渡島まで見えたとの事。
明日もこの天気のはず・・・と剣沢を下りていきます。
2時ころ剣岳のふもとの山小屋「剣山荘」に到着です。
ここは、山小屋にも関わらずシャワーを浴びれます。
また、施設自体も新しくきれいです。
ぜひ訪れていただきたい山小屋の一つですね。
この日は、宿泊客もそれほど多くなく快適に過ごせました。

雷鳥荘より剣御前を望む
翌日、4時起床。山頂アタックです。
剣山荘からは剣岳の本峰は手前の「前剣」が邪魔をして
見えませんが、前剣までは雲もかかってなかったので
テンションも上がり、気合いを入れて出発・・・のはずが、
わずか数分で雲の中です。

小屋から出て「一服剣」「前剣」「剣岳本峰山頂」と
登っていきますが終始ガスの中・・・
ルートを見失うほどの視界不良の時もあり、緊張が走ります。

そんな視界不良の中、コースタイムより若干早めの2時間チョイで
7時頃でしたか山頂に到着しました。
周囲は、やはりガスの中。
時折吹く風でガスは流れるものの、次から次へと湧いてきて
切れる事はありません。
今日の方が天気が良くなると思っていたのに・・・
同じころ登頂した方の中にはあきらめてすぐに下山の途に
ついた方もいらっしゃいましたが、私はあきらめきれません。
室堂からの最終便バスに間に合う時間までは粘る気持ちで
山頂で座り込み朝食を食べて待ちました。
すると・・・
なんと言う事でしょう!
ビフォーアフター風(爆)
到着から1時間。待った甲斐がありました。
一気に視界が晴れ、雲海が広がりながらも北アルプスの
山々の頂は見え始めました。
その時山頂に居たメンバーは大喜びで、互いに写真を撮り合います。
立山三山の向こうには穂高や槍ヶ岳の穂先も見えます。
晴れてる山頂に40分くらいいたでしょうか・・・
周囲を見渡し、憧れの剣岳の山頂からの眺めを堪能しました。

でも、朝からガスが多かった日ですから、この晴れ間が
ずっと続くはずは無いと思い、下山は進路がはっきり
見えるうちに下りましょうと思い、まだ晴れている山頂に
後ろ髪引かれながらも下山を開始しました。
登りでは見れなかった、岩の殿堂。
その迫力や険しさに一喜一憂しながらの下山です。
せっかく頑張って登ってきたのに岩の斜面のトラバースが怖くて
先に進めない人もいました。
もう30分も行くか戻るか迷っているんだとか・・・

「こ〜え〜・・・・落ちたら死ぬわ」みたいなところも数々ありますが
そういうところは、皆気を引き締めるので意外と大丈夫なんですが、
そこを通り越して気が緩んだ時に怪我は多くなるとのこと。
ああいう山は本当に最後まで集中力を切らさないで登り下り
しないといけませんね。
おかげさまで無事剣山荘に到着。
帰りも長丁場の運転が待っていますので、昨日来た道を
室堂までひたすら戻ります。
おかげさまで室堂までの天候は良かったのですが、
剣岳は私が剣山荘についた時にはもう雲の中で、
下山時にすれ違った方々は、上で晴れ間には
会えなかったのではないかなと思います。
この日は、朝5時くらいから15時くらいまで、
10時間ほぼ歩きっぱなしです。
室堂からバスとケーブルカーを乗り継ぎ、立山駅の駐車場に
ついたのは16時ころ。
立山ICまでの道中にある温泉にて汗を流し、
無給油1000kmの挑戦が始まります。
帰路は、100km/hに設定しての巡航です。
往路との10km/hの差が、燃費にどう影響するかを見てみました。
すると、燃費的にはほとんど変わりませんでした。^^;
う〜ん・・・やはり道路の勾配の関係なのでしょうか?
往復で19.3km/L
無給油で1000km走行がかないました^^

「剣岳」 「無給油1000Km走行」という二つの登頂成功の
嬉しい山行となりました。^^v
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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山行 | 日記
Posted at
2014/07/26 23:23:42
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