皆さまどうもです
先日の日曜日、猛暑の中、福島県は「安達太良山」に
ハイキングに行ってきました。
冬はそこそこの山になりますが、夏場は登山というほど大げさな山では
ありませんので、ハイキングということで^^;
安達太良山は二本松市の西側に位置し、
文豪、高村光太郎の妻智恵子を歌った詩集
「智恵子抄」に出てくる
あどけない話
智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間(あいだ)に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である。
と書かれているように、
「ほんとうの空」がある山として、
会津「磐梯山」と並んで福島県の山としては
有名な山ですね。
「ほんとうの空」という言葉ばかりを宣伝してるので、
何が本当の空なのか意味がわからない方が多いと
思うのは自分だけでしょうか?^^;

左から安達太良山・鉄山・箕輪山と連なる阿武隈連山で
稜線歩きが気持ち良い山でもあります。
安達太良山の山頂は岩の盛り上がりがあり、見る場所によっては
オッパイに見えることから、別名「乳首山」とも言われています。
はい、だから私、好きなんです(爆)
夏から秋は非常に穏やかな場合が多く、ファミリー連れの登山者も多い
人気の山ですが、冬は一変、磐梯山からの吹き下ろした西風が、
ちょうど通り抜ける位置関係からか、冬場は風の山と化します。
風速30mは当たり前の暴風で、ピッケルとアイゼン持参でも、耐風姿勢で
しばらく前に進めない時もしばしば^^;
山頂付近は冬場でも地面が見えるほど雪が飛ばされてしまう山です。
日曜日は、日本の中には40度越えの都市もあった中ではありますが、
山頂で30度越え。下界は38度くらいだったでしょうか。
ハイキングのつもりでしたが、登りも下りも暑さにはやられました^^;
しかし山頂は非常に涼しげな風が吹いて気持ちよく、
ふと風に戯れていたら1時間も経ってしまっていました。

青い空。白い夏の雲。緑の山。
スタジオジブリの絵が描けそうな、ながめでした。
Posted at 2014/08/05 19:56:26 | |
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山行 | 日記