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ブローバイホースの供給終了で走り続けていくことに黄信号が灯った私のGTV、なんとか赤信号は回避できそうになってきました。

ここは古いアルファに詳しい整備工場にと思い、京都のホリイトレーディングに問い合わせたところ、”もちろん承ります”と頼もしい回答。

17年物の中古車ということもあり、開けてみたらまた別の問題が・・・というようなこともあるかもしれませんが、早く”交換完了”と言いたいところです。

先日よりGTVのタイミングベルト交換についてある整備工場に概算見積もりをお願いしていたのですが、調べてもらった結果、"カムカバーとインテークをつなぐブローバイガスホースの部品供給が終了となっており、カムカバー脱着時にほぼ間違いなく交換が必要になるこのパーツなしでは整備を引き受けることができない"ということになってしまいました。

GTVのパーツがだんだん無くなってきていることは正規ディーラーからも伺っていましたし、ヨーロッパのオンラインパーツショップを検索してもGTVのパーツはかなり少なくなってきているのは分かっていましたので、パーツが入手できなくなる事態をある程度覚悟していたとはいえ、タイミングベルト交換を引き受けてもらえなくなるとは予想外でした。

アルファのV6は最近のモデルまで搭載されていましたので、エンジン周りの部品はまだ供給があるだろうと楽観的に考えていたのですが、当然、同じ系列のエンジンでも年式によっていろいろな変更が行われている筈ですので安心は出来ないということでしょう。

それにしても他のメーカーに比べると、アルファはパーツ供給終了が早いような気もします。

ヘンリー・フォードが"私はアルファ・ロメオが通るたびに脱帽（Hat Off）する"と言ったといわれるような類稀なるブランドイメージを持ち、魅惑的な車を数多く送り出してきたにもかかわらず、こんな些細な部品の入手もままならないために、多くのアルファロメオが維持されることなく廃車処理に回されて行くのでしょう。
それは本当に残念なことだと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、例えばポルシェは、過去に生産された車の70%が今でも走り続けていると言われています。
それはすなわち、ポルシェの部品供給体制の確かさの証だと思います。

アルファロメオには過去の車を省みる余裕はないのかもしれませんが、古い車を生存させていくことはアルファのブランド価値を守っていくことにつながると思うので、是非年数の経過した車への部品供給にもなんらかの手段を講じて欲しいものです。