前回記事の続きです。
次に取り上げますのは平成3年8月に登場した2世代目モデル機種でございます。
こちら自体にY32型セド&グロをプラットフォームベースとしながらも、初代モデル機種からセド&グロサブ名義をやめ、単にシーマ名義となり、独立した一ブランドとなりました。
依然としてコンポーネントの多くはセド&グロから流用しつつも、モデル機種は先代のアグレッシブなキャラクターを一新し、大人のための高級サルーンを目指して、穏やかでエレガントなプロポーション、ジャガーXJサルーンを思わせるテールエンドなど、従来の日本の大型サルーンには望めなかった個性的なスタイリングが実現された後席居住性およびボディ剛性上有利なセンターピラーを持つ一般的なセダン型スタイルとなった。
搭載エンジン機種はVG30DET型3リッターV型6気筒DOHC24バルブターボに加え、VH41DE型4.1リッターV型8気筒DOHC32バルブ自然吸気NAの2機種となり、後者はインフィニティQ45の搭載エンジンユニットの排気量を縮小したデチューン版であった。
2世代目モデル機種はシリーズの中で一番好きなモデル機種にあたりますが、デザイン的には先代モデル機種を踏襲しているものの、個性的なスタイリングを与えられた影響からか、先代モデル機種ほど売れ行きはあまり芳しくなかったようで、そちらを除けば、モデル機種自体に後期型を推薦している。
このモデル機種により、フルタイム4WDごとく、アテーサE-TSシステムを新たに採用、VH41DE型4.1リッターV型8気筒DOHC32バルブ自然吸気NA仕様として組み合わせられていた。
なお、初めて知ったのだが、このシステム機種のみだけ、3世代目モデル機種登場後も半年間、継続生産していたそうです。
3世代目モデル機種へ続きます。
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Posted at
2018/07/08 23:13:13