
私が漫画を読むことは滅多になく、ましてや漫画をお勧めするのはほとんど皆無に等しいのですが、半年ほど前にふとした切っ掛けで手にした漫画を今更ながらご紹介したくなりました。
というのも、最近ニュースで「死刑」が話題に取り上げられる機会が多くなったので、ふと読み返してみたのがことの始まりです。
郷田マモラさんという漫画家の作品です。この漫画家の作品は、「きらきらひかる」という(新人)検屍官の心情変化を映しながら検屍について考えるドラマぐらいしか知りませんでした。(この「きらきらひかる」も色々考えさせられるドラマでした。)
今回紹介する「モリのアサガオ」と言う作品は新人刑務官が死刑囚と向き合いながら、様々なことを考える漫画です。私はまだ第一巻しか手にしていませんが、この一巻目からかなり色々なことを考えさせられています。特にココ最近は良く考えるようになり、今日、久々にこの本を読み返しました。
死刑がニュースのネタとしてやや強めに取り上げられている中、考える、もしくは知ってみるには良い漫画ではないかと思います。色々なことを「考える」ことは決して無駄にはならないと思います。これはお勧めの一冊なのでブログに書くことにしました。
プロダクトデザインに興味がある私は、死刑自体を考えることから派生して、死刑執行に使う一連のプロダクトを作る人たちは、作っている物が「死刑」に使われる道具であることを認識して製作に当たっているのだろうか。そうならばどんな心境なのか。そんなことまで考えてしまいました。
Posted at 2008/04/29 22:05:31 | |
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