この世代になると、夏休みといっても普通の休みのちょっと延長版くらいの意識ですが、やはり学生の頃のそれは、勉強にしても遊びにしても自分が生まれ変われる、新しい自分になれるんじゃないかと思われるくらい魅力的な一大イベントでした…。
大阪寝屋川で起きた不幸な事件、普段から簡易テントで野宿して友だちと夜通し話しをしたりしていたようですね。いわゆる野宿というニュアンスとはちょっと違う気がしますが、一応薄い生地ながら外部と遮断された空間で過ごす一夜が魅力的だったのでしょう。
寝屋川という場所の治安がどうなのか?わかりませんが、高原ならいざ知らずこの猛暑の夏、一晩中稼動しているエアコン室外機からの熱もあって、快適な空間とは思えませんがか…それを凌駕する魅力があったってことでしょうか。
いろいろしてあげられること、教えてあげられることがあったような気はしますが、
冒険心あふれた中学生おふたりのご冥福を心より祈ります。
自分が野宿に憧れを抱いたのはやはり中学生の頃。でも友だちの家で夜中に集まって自転車で遠くの自販機 (何の?かはご想像にお任せします^^;)に行くのがせいぜい。
実際に野宿をしたのはそれから数年後、高校2年の夏でした、ちょうど今ごろの季節ですね。 通学その他近所のサイクリングに使っていた自転車に、どこで買ったか忘れたけれど安物のシュラフを積んで、九十九里の海の家でバイトしてる友だちを訪ねる旅。
1日目は東京板橋から相模原市まで走り、相模川にかかる高田橋の下で寝ました…これが結構怖かった~夜中中誰かの話し声が聞こえてきて、あまりよく眠れた記憶がありません。暑い寒いも覚えてません^^;。
2日目翌朝は早々に出発して津久井から犬越路を越えました。思えば人生初の林道です。 登りはほとんど押していたな~、丹沢湖への下りはとても爽快でした。 このあとは湘南海岸沿いを走り、鎌倉の由比ヶ浜海岸前の公園で野宿。やたら暑かったけど疲れていたのかよく眠れました。
3日目は三浦半島を南下、久里浜港から金谷フェリーで千葉入り。当時まだダートだった嶺岡中央林道を走り鴨川に抜け、そこから海岸線を北上。途中勝浦あたりであまりの暑さに漁港で思わぬ海水浴などして涼みました。この日は九十九里近くの東金市内の公園で野宿。公園の水道で頭と身体を洗った記憶が…。ところが暑さのせいか全然眠れず、夜10時ころに再び出発して銚子を目指すことにしました。 夜中の1時頃かな、銚子駅に着いて駅のベンチでバタンキューでした。この日の走行距離は200kmってバイクじゃないんだけどな~^^;。
4日目無事に九十九里で友だちと会い、ゆっくりしてそこで一泊か二泊。
翌日か翌々日無事帰宅となりました。
テントを買うのはまだまだずっとあとのこと(今のようにたくさん出てませんし、高かったですからね)。
バイクに乗り始めてからは駅で寝ることが結構多かったです…乗鞍へ行った時は松本駅。 それから別所温泉近くの無人駅。
那須と南東北を走った時は会津野岩鉄道の上三依塩原駅に会津荒海駅。
そして極めつけは東北ツーの山形県JR奥羽本線関根駅。この駅は無人駅で夕食は近くの食堂で米沢ラーメン他をいただき、寝たのはホームの待合室。そして翌朝、この駅は無人駅ですがなんと新幹線が通過するんですよね~ホームで歯を磨きながら通過する朝一番の新幹線の銀色の車体を見送りました。
でも自分の経験から言うと駅で寝るのは結構怖いです。終電まで電気は灯いてるし、無人駅といえどお客さんやら迎えに来た人やら誰かしら来る可能性が高いですからね…いいところは雨露に寒さをしのげるくらいかな。ふたり以上いればちょっとは違うんでしょうけど、こんなのに付き合ってくれる方はなかなか…^^;。
山よりやっぱり怖いのは…人なのかもしれません。
地方にあるバス停(小屋みたいなやつ)っていうところも一度泊ってみたいと思ってましたが、機会は訪れず、雨宿りに使うのがせいぜいでした。
テント買うのはそのあとのあとのあとくらいです…。
皆さんも気をつけて楽しみましょう!また出かけたくなりますね!
Posted at 2015/08/23 08:46:08 | |
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