2017年01月05日
ノートの遅さの秘密も、バッテリにあります。リーフのバッテリは、400V弱ですが、ノートe-powerは、300V弱です。電圧が低いと、同じ電流を流しても、電気量としては、少なくなります。電気が足らないので、モーターが、最大まで使えず、遅くなります。
リーフの普通充電では、200Vの場合、15Aですが、それを400V近くまで、変圧するので、実際にバッテリに充電される電流は、7〜8Aです。
なんでノートe-powerは、モーターをリーフと同じにしたのに肝心のバッテリの電圧を下げたか?理由は、単純です。400Vまで変圧するための変圧器がエンジンルームに収まらなかったから。12Vバッテリは、後部ラゲージルームに移設はしましたが、さすがに変圧器は、後部ラゲージに移すとロスが大きい。エンジンで発電して、後部ラゲージで変圧して、運転席下のバッテリに充電するより、エンジンルームだけで変圧することで、ケーブルが少なく済みます。300Vの低圧電線といっても、それなりの重量はあります。重量増加は、燃費の悪化を招くため、仕方なく、エンジンルームに収まるサイズの変圧器が300V弱という設計になってます。
ノートニスモは、コンピュータだけで、性能を上げるしかないので、リーフ並みにするのが、やっとだと思います。リーフニスモと同等の性能は出ません。
ちなみに、サーキットに持ち込むと、ノートニスモとリーフでは、リーフが勝ちます。なぜかと言うと、直線で並んだとしても、コーナーで、リーフの方が速いからです。リーフは、一番重いバッテリが、後部座席下にあり、重量配分がいいですが、ノートe-powerは、エンジンルームが、重すぎて、曲がりません。リーフのようにスムーズなコーナリングは出来ません。
立ち上がり加速だけなら、国産車なら、リーフが一番では、、、と思います。特殊な車は除いてですが、、、。LF-Aとか、、、。
もちろん、サーキットを走らせるということは、純正ではなく、タイヤ、サスペンション、エアロなどを入れて、という条件付きですが。ノーマルでは、ノートニスモの方が速いですけどね。
Posted at 2017/01/05 06:36:52 | |
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