
今年の4月にも測定したオーディオの周波数特性(f特)ですが、今回はデッドニング後です。
過去ブログは
こちら
4月に測定した納車2ヶ月弱の頃に比べてどう変化したでしょうか・・・。
アナライザは、グラフで比較できるので具体的にどう変化したかが一目瞭然で非常に判り易いと思います。
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測定器は、ADDZESTハンディーアナライザーFHA1100です。
このFHA1100、かれこれ10年くらい前の製品ですが、後にも先にもこの様なツールはカーオーディオではこれのみです。
近年、オク等では当時の定価を大きく上回る金額で取引されている様ですね。
(一時期は定価の2~3倍ほどの価格がついていた様な・・・)
確かにあまり出番のあるものではないので、売りたくなる気持ちも判らないでもないですが(笑)
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音源はJCEAのカーオーディオリファレンスCDのピンクノイズを使用しました。
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4月の測定結果がこちら
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そして今回、デッドニング後の測定結果
わずかに特定の周波数のみ飛び出し(ピーク)や落ち込み(ディップ)はありますが、無調整にしては、なんともキレイなイコライザーカーブです。
(グラフの高さの違いは、感度レベルの違いです。)
もちろん4月に比べてエーシング(ならし)も終わっているので、デッドニングだけの効果と見るのは安直かもしれません。
しかし前回の400~800Hzで落ち込むディップ箇所が改善され、まるでイコライザーを噛ませ調整したかの様な特性になりました。
正直、ここまでの結果が出るとは思いもしませんでした。
スピーカー背面の音響拡散シート(レアルシルトのディフュージョン)が逆位相を拡散・吸収してくれたのかもしれません。
結果的には周波数の改善からすると、ドアミッドウーファーのデッドニングが大成功という事になるかと思います。
-特記事項-
ピンクノイズは高い周波数の音ほど弱くなる音源なので、測定値は右肩下がりになります。
f特は聞こえてくる周波数をグラフ化したものなので、キレイなイコライザーカーブだからといって、決してイイ音とは限りません。
また使用機械も簡易的なものなので、本格的な測定器で測れば大なり小なり違う測定結果が出ると思います。
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CT200h | 日記
Posted at
2011/10/25 07:21:35