エンジン載せ換え(オイルパン装着～腰下とヘッド合体編)

クランクエンドのキャップ脇に、棒状のシールが入る。

この棒シール、EN07のウィークポイントのようで、エンジンとミッションの継ぎ目からのオイルにじみはほとんどここの劣化のような気がする。

車上で交換するには、オイルパンを剥がないとならないからちょっと手間はかかるけど、マニュアル車ならクラッチ交換の際にクランクエンドシールと共に交換するのをお奨めします。

ここのにじみによるシール交換はディーラーでも良くある作業らしく、交換時のコツを教えてくれた。

まず、液状のシール剤(指定はスリーボンドの1105)のチューブにそのままブチュっと半分以上差し込む。

このスリーボンド1105の場合は、固まるまでかなり柔らかな液状なので、変なとこにこぼさないようにクランクエンドキャップの穴に差し込む。

差し込むと、余分な液状シールがはみ出すので、キレイに拭き取る。

画像のように少し飛び出すけど、これは絶対に切ってはいけません！と、ディーラーでは強く言われた。
以前、初めて交換したときはもう少し飛び出していて、「こんなに出てるのに切らないの？」と思ったものだけど、オイルパンを装着するときに圧縮されて中で広がるようになってるのだそうな。

オイルパンに液状シールを塗る。

スリーボンドの1207Cを、ボルト穴の内側に塗っていく。

ちなみに、オイルパンは赤帽用のエンジンについてたやつ。

上に、ヘッドカバーとホースで繋がるパイプがあるのです。
赤帽用のブローバイパイプが2本あるタイプのヘッドカバーを使う場合、セットで使った方が良いかと。

外側はヤレた感じだったので、シャシブラックで適当に塗装。
意外と綺麗になりました。

腰下は出来たので、ヘッドを載せましょう！
カムの位置もクランクの位置も上死点に合わせておかないと、バルブが曲がってしまうので、そこだけは慎重に。


ヘッドガスケットも社外品。

これもモノタロウで割引の日に買いました。

こんなんが、注文した翌日か翌々日には届いてしまうんだから、何て素晴らしい時代なんだろう(涙)

しかも格安で…

無事、ブロックにヘッドが載りました。

ヘッドボルト締め付けは、中心から外側に向けて何度かに分けて、まずは３キロで全部締めて一度全部緩める。
そして、再び中心から今度は２キロで締めて、最後にそこから90度を締めるという角度締めという方法。

ちゃんと正確にトルクを掛けられるように、ヘッドボルトのネジ部分とボルトの座りの部分にオイルを軽く馴染ませておきましょう。

続く。