『パワステフルードを交換しよう』
風呂場で寝汗をシャワーで洗い流しつつエアコンのフィルターを掃除しながら、何故かそう思い立った私は
股間にぶら下がるmy sonを春の温かい空気で自然乾燥させつつホームセンターへ向かう準備をした。
パワステフルードを交換する為に必要な物は、まずフルード。これが無ければ始まらない。
次にオイルポイ。私は環境に優しい男だ。まさにクソブス界のイケメンと言っても過言ではない。
そして現在クルマのタンクに入っているオイルを抜くためのシリンダー。抜かなければ入らない。容量の決まった容器とはそういうものだ。
以上3点を買いに近所のホームセンターへ向かう。
もちろん愛車のミニカに乗ってだ。
このクルマとも短くない付き合いになる。吸排気、足、板金、オールペンと、色々と手を掛けてきた。
このクルマに対して抱く感情を上手く言い表すのは難しいが、簡潔に表すのであれば 《愛着ゼロ》 だ。
ホームセンターに到着し、目当てのフルード、オイルポイを買い物カゴへ放り込む。
シリンダーの売り場が見当たらなかったので店員のお姉さんに聞いた。
彼女も私のクソブス界のイケメンスマイルに悩殺されたのか、テッカテカの営業スマイルで対応してくれた。
私も中々罪な男である。
売り場に用意されているシリンダーの中から1番容量の大きい物を選んだ。リザーブタンクの口の広さは大体記憶していたので、そのシリンダーがすっぽりと収まることは瞬時に理解できた。
買い出しを終え帰宅する。
さあ、作業を始めよう。
リザーブタンクのキャップを取り
うむ。ピッタリじゃないか。
私の記憶力も捨てたものではないな。
そう心の中で自画自賛をし、ほくそ笑む。
この生理的嫌悪感を感じさせるニヤけた顔は、世の女性の過半数を敵に回すことだろう。
さぁ古いフルードを抜こうではないか。
………おや?
フルードが上がってこないぞ…?
Oh Jesus…
…いや、早まるな。焦りは禁物だ。
冷静な判断力を失った人間の末期を私は知っている。
合コンの二次会でカラオケに行った際、テンションが上がり過ぎてその日初対面の女の子の前で『DT捨テル』を熱唱し、いきなり下ネタをぶち込み、そして中々上手いという何とも反応に困る事態に彼女らを陥れた経験を忘れることはできない。
よし、落ち着いてもう一度確認しよう
んん〜!( Г・ω・)Гパイナポォ!🍍
やらかした。完全にやらかした。
すぼまっているではないかッ!!!
これではシリンダーの先がオイルまで届かない…
考えろ…考えるんだ…!
時間的にも金銭的にもノーコストで現状を打破する神の一手を…!!
イケる…!イケるぞ!!
んぁぁあぁ〜〜〜
うんちブリブリ💩
Posted at 2018/04/22 11:05:41 | |
トラックバック(0)