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先日、司馬遼太郎作『義経』を読み終わりました。
以前のﾌﾞﾛｸﾞ内でも触れましたが、どうやら司馬遼太郎は自分の作品中に出てくる主人公もしくは歴史上の大人物をとても辛口に論ずる傾向があります。


『義経』でいうならば
①源義経＝政治的痴呆者
　　　　　いうなれどただの色欲魔
　　　　　建礼門院とも関係を持った
　　　　　遠目は美男よくみると醜男
②源頼朝＝胴が短い頭でっかち
　　　　　読経が趣味のさえない人
③後白河法皇＝皇族歴史上随一のこずるい処世人。

ぼくは本を読んだら田舎の祖母にあげてしまうんですが、ちょっとこの作品は性描写も激しいので祖母にはNGかな･･･
平安時代後期といえどもやはり男女のまぐわいはあの当時立派な文学でしたからね。


宮尾登美子真っ青の義経こきおろし

この小説自体昭和40年代刊行の物なのでかなりﾊﾞｯｼﾝｸﾞがあってしかるべきではないかと思いますが、よく書いたね。


ただ何故このような書き方をしているのかとかは時代背景の説明もあってやや納得は出来ます。
義経本人の思い上がりが頼朝及び鎌倉の政治体制にそぐわなく兄弟の不仲が成立していく過程、京に於ける義経人気の実話による裏づけなどです。
そういえば頼朝が戦陣に立たない理由もあります。

興味のある方は本屋へGO!

でもなんで司馬作品を読み続けるかというと、学校の日本史では教えてくれない実話やｴﾋﾟｿｰﾄﾞが面白くりかいできるからです。

さて、次は何読もうかな？