7/17 木曜日の23時・・・
男は異変を感じていた
医師から処方されたクスリ💊で一旦は落ち着いていたのだが・・・
男は妻に話しをし、クルマで病院へ
「はぁはぁ ぜぇぜぇ…」
後席で玉のような脂汗を額に浮かべる男
妻は真剣な表情でクルマを飛ばす
赤信号 妻は律儀に停車
「頼む! 無視して言ってくれ!!」男は叫んだ!
心の中で
男の気持ちはわかる。
しかし、ここで事故を起こすともともこもない
無事に病院へ到着
その頃には、男の異変も収まっていた。
実はこの男、掛かり付けの病院で紹介状を書いてもらい、金曜日に精密検査を受ける予定だったのだ
計らずしも来院が早くなってしまい、その日はそのままお泊まりとなった
翌日、男はしっかりとした足取りで受付へ向かう
昨日の脂汗はなんだったのか?
受付後、男は女性看護師の指示に従い車椅子に座る
男にとって人生初乗りである
午前中、あれやこれやそれやと検査のオンパレードだった
お昼頃、ドクターが現れ「今日やっちゃうから、奥さん呼んで」
「へ!?」
そのまま病室に連れ去られ、ベッドに寝かされる男
周りでは女性看護師が4名ほど慌ただしく動きまわっている
うち一人が「『男』さん ズボン👖下げますねぇ~❤」
ポロシャツ👕を胸まで上げられた次の瞬間!
トランクスごとズボン👖を膝下まで下ろされた
男はあられもない姿をベッドの上にさらしていた・・・
その後、しばらく「ヴぃ~ん」っとバリカンの音が病室に響いていたのだった・・・
男の体には心電図のコード、点滴のチューブが張り巡らされている
ベッドに寝たままオペ室へ
「頑張ってきてねぇ~♪」
先ほどバリカンを持っていた若い女性看護師に、笑顔で手をふられ見送られる男
廊下を進む時、天井を見つめ「テレビとおんなじだぁ」っと呑気な事を思っていた
オペ室でいろいろ説明を受ける
意識はしっかりしている
不思議と緊張感はない
というか 展開が急過ぎて、状況が把握できていないのだ
若いドクターとベテランドクターが二人、そして別室にはオペ台とスキャナーを操作する技士、そして5人の女性看護師が
あまり緊張感がない雰囲気の中、時間が経過していく
おもむろにベテランドクターが「『男』さんモニター見える? ここだよ」
「すいません メガネしてないんで見えません」
「あ そう」
会話は終わった
オペ室に入って2時間、若いドクターが「終わりましたよぉ」と伝える
男は「ありがとうございました。」と答える
「さぁて 97キロかぁ」と若いドクターが呟く
そうオペ室へ向かう前に男は体重を量られていた
「応援呼んで!」
しばらくすると男性スタッフが数人現れる
皆でオペ台を取り囲み・・
「1・2・3 ハイ!」
シーツごと男の体を持ち上げ、オペ台からベッドへ移したのである
8人がかりだった
オペ室から病室へ戻る途中、若いドクターがベッドを押しながら「なんかこのベッド動きが重いなぁ」
「私が重いせいですかね?」
ちょっと間があって「いやそんなことないですよ(笑」
少し思ったんだろう・・・
「お帰りなさい♪」
病室に戻ると、笑顔で送り出してくれた女性看護師さんがまた笑顔で迎えてくれた
男には一服の清涼剤だ
男の気持ちも和む
「じゃぁ 足をベッドに縛りますねぇ~♪」
笑顔で言われる
そう 男にとって辛かったのは、ここからだった
ここから6時間、体を動かしてはいけないのだ
手術ですでに2時間が経過していた
その間ずっと仰向けでいなければいけないのである
特に足と頭を動かしてはいけない
時間が経つにつれ、腰が痛くなってくる
術前に腰痛止めの座薬を処方してるのだが・・・
時間が経つのがやけに遅い
腰痛にうなされ、眠ることもできない
それでも男はなんとか乗りきった
時間は21時30分
ドクターと数人の女性看護師が部屋を訪れ、男の容態を確認する
「『男』さん もう体を動かしても良いですよ」
足のベルトをはずされ、男は寝返りをうつ
お腹は波打っていたが、男の体はバキバキだった
翌日、相変わらず男の体には心電図と点滴が張り巡らされいた
ベッドから降りて動いてもいいのだが、心電図のコードが届く範囲だけである
首輪をされているのと同じだった
翌朝、
朝食をペロッっとたいらげる男
当然、病院食である
低糖、低塩、低脂肪で味はうすい
だが、男は食べることができることに感謝していた
三日目
「どんな食事が出てるの?」
男の妻の問いに、写メった食事を表示し携帯を渡す
「ふーん けっこうな量が出てるんやね」
と いいながら、男の妻は指先で画面を操作する
「ふーん😒 こんなのも食べてるんだ」
そこにはあの
トンカツの写真(7/13のブログ参照)が・・・
男の背中に冷たい汗が流れる
術後の男にとって一番の負担がかかった瞬間だ
教訓:何があっても、妻に携帯を渡してはいけない
男は強く思った
「これからは大盛禁止だからね!」
「はい・・・」 (って大盛の禁止だけでいいのか?)
四日目と病院食が続くうち、男の食欲に異変が
そうこの量が食べられないのである
あの曝食の男がである
うまいまずいではない
部屋から一歩も出ないのでお腹が減らないのだ
「無理しなくてもいいですけど、体力をつける事を思うと少しでも食べておいた方がねぇ」
優しい女性看護師さんの言葉
男の父親と妻は「食べない方が痩せていいんですよ!」
二人同時に同じことを言う
うーん男の立場はどうなっていくのか!?
つづく・・・
と こんなバカなブログUPしてるくらいなんで、とりあえず生きてます(^o^)v
ブログ一覧 |
日記 | 日記
Posted at
2014/07/19 15:16:36