まだ明るい小倉の駅前
男はある場所を目指して歩いていた・・・
明るいとはいえ、時間は16時45分、そろそろ帰宅ラッシュが始まる時間帯である
歩道を行きかう人の流れも少しずつ増えている様子だ。
男は道路を渡るため、横断歩道の手前で信号が変わるのを待っていた
「すいません」
50代後半のおいちゃんが声を掛けてくる
「はい」 答える男・・・
「○○法律事務所ってご存知ですか?」
地元の人間ではない男にわかるはずもない・・・
「すいません。 ちょっとわかりません」
「そうですかぁ」
おいちゃんは残念そうな顔をして、去っていった
「仕方ないよねぇ」
男はこころの中でつぶやいた
気を取り直し、京町4丁目の交差点、浅香通りを横切る
そのまま歩いていくと、ちゃちゃたうんの建物が見える
そう そこに・・・
とあるお店が
そう ここは「らーめん平蔵」さんである。
昨日、男がお目当てにしていたお店でもある
「パシャ」「パシャ」と写真を撮る男
と 携帯がなった
電話の相手はどん○さんであった
なぜ このタイミングで・・・
男は焦った
かなり焦った
おおいに焦った
なぜなら・・・
15分前に「コーヒーしません?」と誘ったのは男だったのだ
しかし ラーメン屋さんは目の前だ
いつも忙しいどん○さんが、まさかこの時間に仕事が終わるとは思ってもみなかった
5分後、男はらーめん店のカウンターに座っていた
「どん○さんごめんなさい」
男のほうからから誘っておきながら・・・
最低である(苦笑
だが、このお店は3年来思い続けたお店なのだ
営業時間が19時30分までなので、なかなか行く機会がなかったのである。
店内にはいり、メニューを見る
(C)jemma
なんと!
らーめんが470円である!
良心的なお店だ
「ちゃあしゅうめんお願いします」
男は躊躇なく注文した。
出てきたらーめんがこれだ
本格久留米ラーメン風である。
ちゃあしゅうはとろとろというより、やわらかい感じで、お肉を食べている感触はある
麺はとうぜん極細で、スープもしっかり豚骨しているが、さほどぎとぎと感はない
おいしいらーめんである
昨日は「一蘭」を食べていた男だが、新しいお店を発見し、非常に満足した様子であった。
御代を払うとき、ご主人に「やっとこのお店に来ることができました」と話しかける男
ネットで検索したなかで、主人は無愛想との評価もあった
しかし、実際のところ、ご主人はにっこりわらって「そうですか ありがとうございます」と答えてくれた
「ごちそう様」
暖簾をくぐるとき、「またのおこしを!」と声をかけてくれた
夕方17時30分すぎ・・・
人ごみの小倉駅前を歩く男
その目的地は・・・
いっこ前のブログに続く・・・
Posted at 2011/10/18 02:54:25 | |
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