リアサスの車高調整 出荷状態→全下げ(アジャスター-17mm)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ジャッキアップ及び車輪の取り外し
ホイールナットを予め軽く緩めておき、ジャッキアップしてリジッドラックをジャッキポイントにかけます。
今回は純正のパンタグラフジャッキにジャッキヘルパーBタイプを取り付けて作業しました。
しかしインパクトの電池がない私にはヘルパーなしの方が早かった。
パンタグラフジャッキの場合、サイドジャッキポイントをパンタで使うとリジッドラックが隣接できませんでした…
この時使ったポイントの一部がジャッキポイントでは無いことに気がついたのは後の事だった…
2
アジャスターの清掃 潤滑
アジャスターのシートを回す前に、アジャスターの螺旋に詰まっているゴミを除去します。
ゴミが残ったままシートを回して移動させると、ネジ山に噛み込んで動かなくなってしまいます。(固着)
ゴミが堆積しやすいのは、上側のシート(ロックシート)の天井に沿った螺旋です。
シートを少し下げると溝に堆積しています。
樹脂製の毛が付いているブラシでささっと擦って子石や砂を飛ばした後、タオルで残骸と余計な油分を除去してきれいにします。
シートのロックを外す時は、それぞれのシートに向かって「反時計回り」に回します。
固いので、片側フックレンチを足で固定して反対側に体重を乗せる、あるいはハンマーで叩いて緩めます。
今後のためにラスペネ(フッ素オイル)をネジ山に吹き付けておきます。
556などの粘液の残るタイプですと結果的に砂や埃を集めてしまうので、サラサラ系オイルが良いです。
3
ラスペネを吹いたら、アジャスターとロックシートを回転させて潤滑剤を馴染ませるのと、動きに干渉する汚れが残っていないか確認します。
問題がなければシャラシャラとスムーズに回転します。
砂や埃が残っていると、ガジっと止まったり、引っかかったりします。
引っ掛かったら少し戻して清掃して、また動かして再確認します。
4
車高を決めたらアジャスターとロックシートをそれぞれお互いの方向に動くよう締め付けます。
フロントのロックシートが100Nmで、リアは規定トルクで締め付けるとあるので、フロントの100Nmを目標とします。
が、アジャスターを外した状態で100Nmは手持ちの短いフックレンチだけでは至難の技でした。
なので片足で短いレンチを踏んで固定、レバーアームの長いトルクレンチで100Nmに設定しつつ思い切り体重を乗せる形で締め付けました。
流石にカチッとはなりませんでした。
某サイトではフックレンチをハンマーで軽く叩く、という方法でも紹介されいます。
5
アジャスター全下げでリアは指2本とちょっと分の車高になりました。
見た目はかなり攻めた感じになりました。
HKS HYPER MAX Ⅳ GTのスペックシートですと、アジャスター全下げ=走行可能下限の設定になります。
これを下回ると、走行中の浮き沈みでいずれかの場所で干渉が起こる可能性があり、安全性は保障されません。
ダンパーの底付きはアブソーバーの破損へ、大きすぎる衝撃は車体側にダメージを与えます。
6
輪止めとマフラーの距離感も変わりました。
出荷状態では心配いりませんでした。
アジャスター調整後は低めの輪止めではまだ大丈夫ですが、少し高い物には注意が必要です。
7
リアの車高が変わると光軸調整も必要です。
リアの車高が下がると、トーションビームと車体の距離が近づきます。
トーションビームと車体の間にはオートレベライザーのセンサーが装着されており、この位置関係が変わる事でフロントランプの光軸が下方向に変化します。手前ばかり照らすので夜間走行では危険です。
アルトワークスにはオートレベライザー調整用のダイヤルもありませんので、幾つかの方法から光軸調整する必要があります。
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