6月10日と11日の二日間、R8 V10の試乗車が用意され、早速試乗してきました。
予約は、昨日のパーティー開始前に枠を取ってもらいました。11日は雨の予報だったので、10日を押さえてもらいました。
聞くところによると、日本仕様車の到着が7月で、今回のイベントに間に合わないため、本国仕様の車を空輸したとのことです。
フォーラムには今朝方、登録を済ませたR8V10が到着したそうです。
私の前の時間帯に1人予約が入っていたのですが、平日のためか、キャンセルとなったのか、私が国内での一番乗りということでした。(^^;
試乗時間は1時間。フォーラムに向かう前に、高速道路の渋滞状況を調べて、あれこれルートを考えたのですが、往路復路とも渋滞が発生していなかった、外苑から中央高速に向かってのルートを走ることにしました。
次の試乗の方がいらっしゃるので、遅れるわけにはいきませんので、25分で走れるところまで走って折り返すことに。
まずエンジン始動。
フウォーーンとV10の気持ちいいサウンド。
エンブレムは控えめですが、サウンドはしっかりとV10を主張しています。思わずニンマリとしてしまいます。
十分大きなサウンドですが、ランボに比べると、かなり抑えられているのでしょう。
V8は走行中、排気音以外に、始終エンジンからモーターのような音が聞こえてくるのですが、V10は加速時などには同じように聞こえてくるのですが、かなり抑えられているように感じました。
パドルによるシフトアップ操作から、シフトタイミングまでの時間はV8と同じです。
V8の試乗で、シフト時のアクセルワークはしっかりと感触がつかめていたので、シフト操作で苦労することはありませんでした。
常時マニュアルモードで走行しましたが、急加速したいときは、そのままキックダウンさせれば他のAUDI車と同様、最適なギアにシフトダウンして加速を始めてくれます。
レブに当たればシフトアップもしてくれます。
レブによるシフトアップについては、サーキット走行時には賛否の分かれるところでしょう。
MMIを装着して、きめ細かく選択できるようになるといいですね。
加速感は、V8もなかなかのものですが、V10ははるかに上を行きます。
プウォーーンと、心地よい排気音とともに一気に加速していきます。
フレームがしっかりしている分、恐怖なくどんどん加速してしまうので、ブレーキを踏んだとき、こんなに出ていたの、ということになりかねないのでご注意を。
ブレーキはスチールでしたが、十分な制動力はありました。
ただ、これだけ走れる車だと、1万キロを待たずにローターはクラックだらけになってしまうことでしょう。
走るぞ、という方にはセラミックブレーキは必須だと思います。
ハンドルはV8同様重いのですが、V10のほうが若干軽いと思います。V8とRS6の中間くらいでしょうか。
V8では路面の擾乱を神経質に拾って、しっかりとハンドルをもって、細かく補正してやらないと飛んで行ってしまいそうな、おっかなさがありましたが、V10はもう少し扱いやすいハンドリングの味付けになっていると思います。
日常、足代わりに使われる方には、V10のハンドリングのほうがストレスも無くて良いように思います。
さて、時間的に25分には少し余裕があるが、、、というところで、若干の余裕をみて、稲木大橋を渡ったところで折り返すことに。
Uターンをして再び稲木大橋に上がるときにアウディから電話が。
次の枠の方が、仕事の都合でキャンセルとなり、30分延長していい、とのこと。
残り時間を考えると、楽勝で八王子まで行けるなあ、と、調布ICに回って方向転換。
調布ICまで下の道を選んでしまったため、15分くらいロスしてしまい、もったいないことをしてしまいました。
最初から1.5時間枠があれば、上野原、ちょっと無理して大月も候補に入って、高速コーナリングのインプレッションもお伝えできたかも。
八王子で折り返して外苑に戻ると、まだ20分以上も時間があり、人通りの多いところを選んで走って広報活動をすることに。(^^;
車好きにとっては、V10の発表は周知のことなのでしょう。
目の前に信号待ちで止まっているR8が、ひょっとしてV10かなあ、と、私でも目を凝らして見てしまうでしょう。
そしてV10だと判ったとき、道路まで出てきて写真を撮るのも納得がいくことです。
多くの人の熱い視線を感じ、何人かはシャッターを切っていました。
見られることの快感といいましょうか、なんだか癖になってしまいそう。(^^;

フォーラム前に止めた写真です。
黒基調の落ち着きのある配色です。
フォーラムにあるV8も同様な配色でした。
残念ながらセラミックブレーキではありませんでした。

後ろからの写真です。
楕円マフラーが印象的です。

メーター回り。
走行距離は840キロ。

シートもブラック。
シート位置のメモリ機能が付いていないことが惜しいところ。
洗車をお願いすると、大概シートは後ろに移動されていて、電動であるが故にぴったりの位置に戻せないため、メモリ機能が付いていないのなら、いっそ手動のほうが再現性があると思っている次第です。

復路の首都高での一枚です。
中央環状線が開通して、新宿より先の渋滞が随分と緩和されました。
外苑で乗り降りする分には到達時間の予測がつくようになりました。