
本日より日曜まで、持ち回りのランエボXの試乗車が営業所に来るとのことで、会社を抜け出して試乗してきました。
今回の試乗車は5MTです。
まずシートポジション、一番前までスライドさせましたが、まだまだ遠く、あと5センチくらいは前に出て欲しかった。
視線も少し低く、左前方の車両感覚がつかみ難く感じました。
もう少し座面を高くしたいところですが、残念ながらシートの上下調整は付いていません。
ハンドルについても、上下のチルトは付いているのですが、前後には動いてくれず、リクライニングを立てても、私には、ハンドルまではまだまだ遠い感じでした。
シートのすわり心地、ホールド感は良好です。
高速中心の40分近くの試乗でしたが、お尻が痛くなるようなことは無かったです。
長距離でも疲れないと思います。
ルームミラーからの視界ですが、リアウイングが後方の地平線を隠してしまう位置にあり、後ろから追い上げてくる車を見落としてしまいそうで、注意が必要です。
クラッチは比較的軽く、つながりもはっきりしています。
シフトチェンジも軽めですが、操作そのものはカッチリとした手ごたえがあります。
ギアは、競技目的を重視してか、1~4速でクロスさせてあり、4と5速とは結構離れている感じです。
高速領域で加速するとき、間にもう1速欲しいと思ってしまいます。
レッドゾーンは7000rpmからですが、7500でレブがかかっていました。
加速感は、先代と比べるとマイルドに感じました。
今回の試乗車、ビルシュタインのサスを着けているとのことで、しっとりとした足回りで、路面の小さなデコボコはきれいに吸収してくれて、サルーン的な味付けでした。
ただ、高速領域では柔らかすぎで、このサスでは、俊敏なレーン変更は望めないように感じました。
高速域での路面の大きめのうねりに対して、1回の収縮では収まりきれずに、小さくもう1バウンドおつりがくる感じです。
硬さについては、ビルシュタインよりもノーマルサスのほうが硬いとのことです。
ノーマルサスには試乗していませんが、サルーン的な乗り方が多いのであればビルシュタイン、ガンガン車線変更して走るのであればノーマルサスなのかもしれません。
ビルシュタインのしっとり感を維持しつつ硬くできるとベストなのですが。
サスが柔らかめだったこともあるのでしょうが、出せるスピード内でのフレームの剛性感は問題ありません。
リミッターに当たると、燃料カットが入ってゆっくりと10キロ程度減速してしまいます。
その速度を維持して走り続けるようにはなっていないようです。
燃料カットが入っても、あわてて後続を確認するような減速ではありません。
カットの入る手前で巡航して、表示燃費が5.3km/L近辺でした。
もう少しサスが硬ければ、もう少し速い速度域でも疲れることなく長距離巡航できそうに感じました。
走行中、時間が気になって時計を探したのですが、本体に時計は付いていないとのことです。
あのお値段でこれだけ走ってくれてるので、お買い得感はあります。
ただ、今回試乗のスペックでは、購入したいという気持ちまでになりませんでした。
SSTの出来と、ノーマルサスの味付けが気になるところで、SSTの試乗が待ちどおしいところです。
Posted at 2007/10/26 00:56:23 | |
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試乗 | クルマ