
パトリオットを購入検討中の親戚より相談があって、試乗してきました。
営業マンの話しによると、エンジンは、クライスラー、ヒュンダイ、三菱の合弁会社のグローバル・エンジン・マニュファクチャリング・アライアンス(GEMA)による開発だそうです。
三菱のアウトランダーもこのエンジンのようです。
CVTはジャトコ製で日産に搭載されているものと同じとか。
こちらは帰ってネットで調べると、ジャトコは日産の子会社。三菱も2002年に業務提携で2割の株を保有しているそうです。
アウトランダーのCVTはもちろん、コルトのCVTもジャトコ製でした。
日産のGT-8に搭載されたエクストロイドCVTが、MBを経由して搭載されたかと思ってしまった。(^^;
さて試乗。
乗り込むためにドアを開けるが、やけに軽い。この軽さ、側面衝突で本当に大丈夫なのかなあ、と少々不安を感じる。
ハンドルは上下のチルトしかなく、前後の調整はない。
足元は左足側の壁がせり出しており、左足のやり場に困る。
エンジンやCVTの感触はまさにアウトランダー。
足回りも柔らかくもなく、硬くも無く、車高の割りにほどよくしなやかで走りやすい。こちらもアウトランダー?と思ってしまうほど。
プラットフォームも共通化しているのかなあ?と思って、帰って調べたら、やはり共通でした。
クライスラーと三菱で共同開発したGSプラットフォーム。
クライスラーはダッジ・キャリバーやアベンジャーなどに、三菱ではアウトランダーやD:5に搭載しているようです。
駆動は通常は100:0のFFで、加速時やスリップ時に50:50の4x4に移行するとのこと。
スイッチで、50:50固定にもできる。
SUVに義務化された左側のフェンダーミラーはドアミラー下に取り付けられたカメラによって実現されて、左ドアのノブの横のLCDでモニタできるようになっています。
LCDは決して大きくはなく、目を凝らさないと見えず、ルームミラーの横などに取り付けてくれるといいのですが。
また、今回のような雨の日は、レンズの凸部に雫が垂れて、画像の中央部分が霞んでしまい、改善してほしいところです。
アウトランダーのOEMの、シトロエンのCクロッサーやプジョーの4007のようにお高くもなく、ジープらしい外観、内装を楽しみ、国産の信頼性を兼ね備えていて、同じ車にすれ違うこともほとんどない。
ドアの軽さは気になるが、こういうオンリーワン的な選択もありなのかな。
[3/27追記]
相談のあった親戚は、結局決算セールに間に合わせて購入を決定したようです。
値引きも結構がんばったみたいで、10%は優に超えていました。
アウトランダーも試乗したそうですが、パトリオットのほうが華があると。
Posted at 2008/03/21 01:37:30 | |
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