第三京浜から環八を経由して目黒通りに分岐するところにニコルの
ALPINAショールームが新しくオープンした。
B3のカタログをもらおうと立ち寄ると、青山でお世話になった営業マンが転属されていて、B3に試乗させていただきました。

4本マフラー。
ホイルはオプションの19インチ。
このアルピナ色もオプションだそうです。

M3が3999ccV8に移行したのに対し、2979cc直6でがんばっている。
試乗車は走行距離が1500キロくらいで、まだまだアタリは付いていなかったが、それでも7000までよく回っていた。
しっかりアタリが付いてくると、きっと面白いエンジンに仕上がることだろう。

ハンドルの裏側に、右にシフトアップ、左にシフトダウンのスイッチが埋め込まれている。
スイッチ自体はレザーで覆い隠されていて、指先くらいの接地面積しかない。
ハンドルを切った状態でシフトチェンジする場合、スイッチの位置を見失ってしまう場合があり、慣れが必要。個人的にはパドルにしてくれるとありがたいのだが。
Dレンジからでもスイッチ操作でマニュアルモードに入れる。10秒でDモードに戻るとのこと。
スイッチによる変速速度も速いほうで、マニュアルモードでも結構遊べる。
マニュアルモード時でもキックダウンすれば最適なギヤまでシフトダウンしてくれるのはありがたい。
レブに当ると勝手にシフトアップしてくれる。これらはTTと動作が同じ。
サスペンションはコンフォート・リムジンとしての味付けが強く、かなり柔らかい。調整機能は無い。
ストロークも相当長く、高速域での路面のうねりに対しても離陸することなくしっかりと接地していた。
若干バウンド気味で、同時に気持ちラインを乱すことがあったが、まだサスが十分に馴染んでいないせいかもしれない。
路面状況のよいところでは、結構な高速域でもロールはするがしっかりとトレースしてくれていた。
普段はコンフォートに乗って、走りたいときもそれなりに走ってくれるといった感じ。
個人的にはもう少し硬めにして欲しかった。
サーキットで楽しむ車ではなさそう。
パワーは数値的に見ると、M3の420psに対して370psと見劣りするが、数値上の加速性能はまったく互角。
踏めばいつでも最適の加速をしてくれる分、M3より楽に速く走れると思う。
150を越えても息の長い加速が続き、簡単に大台を超えてしまう。
単独で走る分には、不満を感じさせないだけのパワーは持っている。
お値段はM3とほぼ同じ。
燃費はB3のほうがいいみたい。
M3の生産台数に比べて相当少ないようで、希少価値はあるだろう。
サスの柔らかさが許容できる人にはお勧めかも。
因みに、M3と数値上で比べるとこんな感じ。
B3 M3
engine 直6/2979 BiTurbo V8/3999 NA
Power 370ps 420ps
Torque 500Nm 400Nm
0-100km/h 4.8sec 4.8sec
0-1000m 23.5sec 23.3sec
Maxspeed 285km/h 250km/h
ps.
ALPINAとBMW、資本関係はないようですが、BMWにはかなり気を使っているみたいで、同等車種の実スペックが上でも、データ上では抑えて記載したりしているようです。
[3/28誤記修正]engineの数値がテレコになっていました。
Posted at 2008/02/18 03:18:37 | |
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