• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2023年11月16日

(物語は)豊田により織られる

(物語は)豊田により織られる 自動車会社の決算が、一部を除いて過去最高益を連発しておりますね。
しかし、超円安による爆益は市場からは評価されないんですよね。ちなみに弊社も評価されていません。よってボーナスは全く期待できません(笑)

実際、市場からの評価は?ということで今日の時価総額計算してみました
トヨタ 45.96 兆(昨年35兆8千億だから伸びてはいます)
テスラ 113兆9609億
BYD  14兆89億


こうしてあらためて見ると、BYDの株価、規模の割には意外に高い印象です。
ホンダ(8.5兆)スズキ(3.12兆)日産(2.5兆)マツダ(1兆)足すとようやく上回りますかね。
BYDと言えば日経やテレビ東京系の経済番組以外のマスコミに言いたいですが
BYDはBEV専業メーカーではなく、PHEVに圧倒的なコスト競争力を持っているという事と、中国は2035年にBEVで100%を目指していない、と言うこと。記事書いてお金もらっているプロなんだから、BEV、PHEV、HVの駆動形式の差と、それぞれの国が、2030年と2035年の二段階においてどういう戦略を描いているのか?勉強して(笑)

戻しまして、トヨタは株価も上がっていますが、株価が反応したのは「2028年から全固体電池で逆襲するんじゃぁ!」の発表。
それで2,300→2,800円になりました。そこから最近まで少し落ちていたのですが、直近はご存じのとおりトヨタ爆益のニュース。これで2,800円台を維持している感じです。
つまり、稼ぐ力がテスラをようやく超えたとか、ハイブリットが北米で好調で・・とか、円安で・・と言った目先のことより、市場は、いかに、CASEに絡めているのか?(Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化))で、価値を決めているのがよくわかりますね。

【中国】電動車用の全固体電池、最速27年にも量産化

今月、バッテリー製造世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)の董事を務める潘健氏が来日しました。
日経フォーラム第25回世界経営者会議で「全固体電池に注力し世界のリーダーに」と力を込めて語られておりました。
上記のCATLの記事にある「2027年」に量産化、とは明らかにトヨタの「2028年」を意識した数字ですね(笑)
いや、笑っている場合じゃなく、今年、安価なLFPバッテリーで覇権を握り、全固体で仕上げ、みたいなシナリオをきっと完遂するでしょうね。国と、企業のスピード感を(日々)肌で感じていますので・・。

YouTubeでは再生回数を稼げるのか、「日本人頭が良すぎて大勝利。トヨタの全方位戦略の勝利」とか「テスラ倒産危機」「中国さんEVで崩壊」「BYD倒産危機」「助けてドイツさんBEVで崩壊」「米国さん、EV大失速」みたいな願望?に近い内容の動画が沢山あげられております。そして狙いどおり何十万と再生数を稼いでいますね。こちとら数十です(笑)
しかし現実は依然彼等の願望通りではないようです。VWグループのEV大失速についても以前記しましたが、残念ながら?直近の販売データでも、欧州の大票田のドイツにおいては、BEVがついに内燃機関車を逆転してしまいましたね。
米国においても・・・
米BEV販売 2023年7-9月 前年比49.8%増。
ヒョンデ 前年比+237%(BEVのシェア6%)
BMW     +200% (同4%)
VW      +61%  (同3%)
ベンツ    +284% (同3%)
アウディ   +94% (同2%)
日産     +376% (同2%)
ボルボ  +654% (同1%)
米国勢
テスラ   +20%(BEVのシェア50%) 
フォード  +15% (同7%)
シボレー  +8% (同5%)

米国から見て他国メーカーのものすごい伸びを見るとテスラをはじめ米国勢は失速に見えますが、元のシェア率が高いですからね・・。自国(米国)メディアからすると自国メーカーだけ見ているので厳しい情報発信になりがちです。それを日本のマスコミが、テスラの失速と書き立てています。
モデル3より安い、モデル2が投入されますので、失速はまだ先でしょうね・・
まぁ、確かに見たいものだけを見たいし、見たくはないタイトルのものは見たくはない。気持ちはわかります・・。

こういう業界以外の方の認識は仕方ないとしても、当たり前ですが、当の企業の危機感は相当なので少し記させていただきます。
身バレしないよう、行った時期や、内容は詳しくは書けませんが(笑)
愛知方面やこの会社の方といろいろ話していると。

CACEを加速させて進めていくには、BEVや自動運転、バッテリー人材を採用する必要があり、本体とは賃金体系を切り離す必要がありますよね。で、こうした企業で働いている人の相当数がダイバーシティになってます。
ですから、皆さん、安心してください。国は遅いですが、日本企業は必死に動かれてますよ(笑)
ブログ一覧 | | クルマ
Posted at 2023/11/16 19:40:34

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

関連記事

あと何台の車乗れるのだろう?その①
セイドルさん

EV 米中古車価格下落 日本の ...
マスタングさん

アメリカの次期大統領とトヨタへの追 ...
シェフのカーライフさん

テスラ値下げ
kimidan60さん

テスラ「サイバートラック」の納車開 ...
散らない枯葉さん

この記事へのコメント

2023年11月17日 13:02
ナショナリズムを掻き立てて、最後は日本のトヨタが大勝利!。
こんな大昔から有る政治家の手口で大喜びする日本人が多いのは悲しすぎます。

個人的にはsodiumバッテリーも注目しています。何故なら再エネの蓄電池として考えるとコストと耐久性が1番有利で、エネルギー密度は二の次だからです。ブレード化やバイポーラ構造化で体積密度が向上するので、軽自動車やヤリス、アクア等の最も数が売れるクラスの車が性能的にもコスト的に同等のEVを作れると思ってます。

コメントへの返答
2023年11月17日 17:48
ですよね。トヨタさん(←仕事モード(笑))だけ勝っても仕方ないですしね。CACE、GX関連産業全てで主導権握ってこその、国益だと思うのですが・・。ぺロブスカイト、バッテリー、廃棄リサイクル・・すべてで主導権握られてしまっています。
ご指摘のとおりで、高級価格帯の戦いから、普及価格帯お戦いに移ります。ここでは挽回してほしいですよね。
2023年11月19日 11:04
こんにちは。
ソフトウェア開発の混乱、VWが泥沼にはまったパターンをトヨタもしっかり後追いするかもしれませんね。後追いでなんでも真似るの得意だから。

https://diamond.jp/articles/-/329179
コメントへの返答
2023年11月19日 12:07
なるほどですね。
沼は沢山ありますね。VWがはまっているもう一つの沼、バッテリーの内製化はじめ、トヨタには基本部分を磨いて欲しいです。
RZ試乗しましたが、基本の確かさも感じず、エモーショナル的にも何も特徴感じず、、ただ、後付でもできそうですが、光るレクサスエンブレムだけには反応しました笑

プロフィール

「@EV@猫バス さん これ、一ヶ月前からですよね。イギリス仕様(右ハン)は、航続距離80キロ延びるアップグレードを施した、と報道ありましたが。これは新しい出荷分かららしいですし。」
何シテル?   09/06 12:38
No Mopar,No life! Buy Mopar right now!! 基本、爆音、マッスルカーが好き。でも住宅地での爆音は嫌い(笑) ポ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/9 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 1011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

バッテリー容量とか充電効率とかについて 消費電力及び電費詳細2024年5月9日 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/10 20:04:09
安価でロードノイズを制する方法 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/07 09:04:59

愛車一覧

メルセデス・ベンツ EQE メルセデス・ベンツ EQE
日本や中国(およびアメリカのいくつかの州)は11年後の2035年以降においても内燃機関搭 ...
いすゞ ジェミニ いすゞ ジェミニ
いすゞジェミニ+ユーロウィンカー+いすゞインパルス仕様+スピードガレージG5エアロ。 エ ...
ジャガー I-PACE ジャガー I-PACE
再びジャガーに戻ってまいりました。相変わらず忙しくしてまして・・画像はほとんどありません ...
BMW 7シリーズ BMW 7シリーズ
VW、アウディ以来の久々のドイツ車です。 色はソフィストグレー。色のブレンドにバイオレッ ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation