京都縦貫自動車道、開通

　7/18に京丹波わちIC～丹波IC間が開通し、京都縦貫自動車道が全面開通しました。
「京都縦貫自動車道が全線開通」
これによって宮津天橋立IC～大山崎JCTが繋がりました。
さらに久御山ICや巨椋ICから、大山崎JCTへは既に繋がっているので
奈良県との県境からスグにあり京都の南の端である木津ICから、日本海側の宮津天橋立ICまでが
木津IC～（京奈和自動車道）～城陽IC～（国道24号大久保バイパス）～巨椋IC～（京滋バイパス）～大山崎JCT～（京都縦貫自動車道）～宮津天橋立IC
のような形で繋がった事になります。
　これによって、高速を降りずに移動できる範囲が非常に広がりました。
まさに「京都縦貫自動車道」の名に相応しい道路が出来上がったと言えるでしょう。

　また、7/18の部分開通によって京丹波PAに併設された「道の駅 京丹波 味夢の里」もオープンしたそうです。
いぬしぶさんのような道の駅愛好家の方には、行き先が増えますね。
「マリオとルイージが登場した、京都縦貫道開通直前フリーウォークイベント」


　実は今までの京都縦貫自動車道、PAもトイレ機能くらいしか無くてちょっとした食事や買い物をする場所が無かったんですよね。
↓は以前に訪れた南丹PA


　この京丹波PA(道の駅 京丹波 味夢の里)開通によって、京都縦貫自動車道を降りずに楽しむ方が増えるのではないかと思われます。
…ですが、ココでちょっと気になる事もあります。


　この地図の、京丹波わちIC～丹波IC間が今回開通した区間。


そしてこの辺りの道の駅が、こうなっております。
そう、丹波地方の辺りって、高速を降りて下道でしか行けない道の駅が密集してるんですよね

　そしてさらに、丹後半島って廃村が多いんです。
「 「廃村 千選」 ～ 京都府」
＞京都府には，丹後半島に多くの廃村が発生していることが，京都教育大学の坂口慶治教授により発表されています。
行政の方でも、色々対策は講じているようですが…
「過疎地の定住促進　住民と行政、本気の姿勢を」
道の駅が多いのも、この辺が関係しているのかな？とか勝手に思っています。

　ここで京都縦貫自動車道全面開通によって、今までは強制的に下道を経由していた人と車の流れが、ガラッと変わってしまう可能性があります。
これによって道の駅だったり、あるいは道路周辺で生活している方々にとって、良くも悪くも少なからず影響はあるのではないか…と私は思っています。

　奈良県内においても、橿原以南の京奈和自動車道は好調です。
新名神高速道路や京奈和自動車道が予定通り開通すれば、近畿内の移動はさらに便利になるでしょう。
今までは日帰りで行けなかった所に、気軽に寄れるようになったりと良い事も多いでしょう。
そしてアクセスが良くなって、これから盛況になる所もあれば、その逆もあるのではないか。


　こちらは以前訪れた、猪鍋が美味しい「道の駅「和」」や温泉のある「道の駅 スプリングスひよし」です。

高速道路を通らず、あえて下道を通らないと寄れない道の駅。
魅力を発信していくのは大変でしょうが、これからどうなるか気になるニュースでした。