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ELM327デバイスを入手したので、早速ラウムのOBD IIポートに繋いで遊んでみることにしました。
接続I/FはBluetoothかUSBか迷いましたが、USBを選択することに。理由は、家のPC環境が主にLinuxなので認識の際に苦労しなさそうなのと、技適マークが無いBluetoothデバイスを日本で使用するのは如何なものかと考えたからです。
とりあえずPuppy Linux (Precise Puppy 5.7.1)の"Puppy パッケージマネージャ"で、OBD IIプロトコルが喋れるツールは無いものかと思い、いそいそと検索。UbuntuのPrecise Universeレポジトリから
scantool "(1.21+dfsg-2)" (OBD-II vehicle diagnostic scanner)なるものを発見!早速導入してみました。
まず初めにラウムのOBD IIポートと、PCのUSBポートにELM327デバイスを挿して、イグニッションON 矢継ぎ早にターミナルで"lsusb"を実行:
Bus 003 Device 002: ID 067b:2303 Prolific Technology, Inc. PL2303 Serial Port
この時シリアルポート(/dev/ttyUSB0)で認識されているので面倒な悪寒が走りましたが、次の手順にて無事Scantoolで認識できました。
1. /dev/ttyUSB0から/dev/ttyS?にシンボリックリンクを張る(ttyS?の部分は空きポートに合わせて任意。私の場合はttyS5を使用しました。)
# ln -s /dev/ttyUSB0 /dev/ttyS?
2. Scantoolを起動(ここで、ポート未設定と思しきエラー発生)
3. GUI画面の"Options"を次のように変更:
・
System Of Mesurements -> Metric
・
COM Port -> COM ?+1
("?"は手順1の/dev/ttyS?に該当。ttyS5ならCOM6になる。)
・
Baud Rate -> 38400
GUI画面の"About"でOBD情報を無事確認。
"Read Codes"で障害情報を確認したり、
"Sensor Data"で各種センサの状況を把握できます。
しかしこのScantool、挙動がかなり不安定です。前回保存した設定ファイル(~/.scantoolrc)を消去しないと、何故か再起動不可能に。abortってワケでもなく、起動後、即終了します
...(ノ∀`)
画面出力から察するに、汎用ゲーム開発ライブラリの"
Allegro"を使用したDOS版から移植したものなんでしょうか?(これはこれでちょっとシビレるが...)
打開策を探すべくPuppy Forumの以下のスレッドを見ると、ソースからのビルド方法&更新ファイルが公開されているではありませんか!
次の休日に試してみることにしますΣb( `・ω・´)
OBD II Scantool on Puppy Precise 5.5
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OBD II | クルマ
Posted at
2014/07/13 21:58:48