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2021年04月22日

R31スカイライン グレード一覧

R31スカイライン グレード一覧 中古車の画像を使用していますが、問題があればすぐに削除します。

グレードって何?
ググった所「同じ車種における装備や性能の違いによる等級を表す用語」らしいです。
グレードは法律によって決められている訳では無いので定義が曖昧です。
例えばスカイラインGT-Rで言えば車種はスカイラインでGT-Rはグレードという認識もあり、人によってはスカイラインGT-Rを一つの車種だと認識するかもしれませんね。
まあそこの所は日産自動車の見解を聞かないと分からないですが。

とりあえず今回の話をする為に真偽はさておき、R31におけるグレードを定義しなければいけません。

今回は
①モデルコード、パック記号、カラートリムによりグレードを特定出来る。
②カタログが存在し仕様が明記されている。
という形で定義します。

①の定義によりドリフトパッケージ、トミーカイラ、インパルR31Rが外れてしまいますが、これらは中古再生車を含むのでそもそもグレードに定義するのが難しいです。
②の定義についてはヨーロピアンコレクションなどをグレードとして扱うかオプションとして扱うか明確にする為定義しました。

そして意外な事にカタログにはグレードという表記はありません。
「Specification」(仕様)という表現をしていますね。
サービス周報には「車種構成」と表記されていますね。
これらでは伝わりにくいと思い今回はグレードという表現を使っております。

グレードを一覧に纏めてみました。
●は前期のみ、◎は後期のみです。
全51種類。

今回はグレード毎に特徴を解説します。

全てのグレードの画像を入手仕切れなかったので、一部は文章のみとなります。


4DOOR SEDAN 1800 G
搭載エンジン:CA18S

一番安いR31です。
後期MTの参考価格は135万円。
外装の特徴は上側無塗装ウレタンバンパー(前期のみで下側はボディカラー)、無塗装手動格納ミラー、着色ガラス(他グレードは殆どブロンズガラス)など。
内装の特徴はタコメーターの位置にアナログ時計、1スピーカー、スタンダードシート、リアシートにヘッドレスト無しなど。
一番の特徴はパワステがオプション設定な点。
R31の重ステはGとGリミテッドだけですね。

ボディカラーは326クリスタルホワイト。

こんな感じで解説していきますが、オプション設定で装備がかなり変えられるので、グレードの特徴はこの限りでは無いです。


STATION WAGON 1800 G
搭載エンジン:CA18S

一番安いワゴンです。
セダンとの違いはリアシートリクライニング、パワーアンテナ、リアワイパー、タイヤサイズです。

ボディカラーは549シルバーメタリック。


4DOOR SEDAN 1800 LIMITED
搭載エンジン:CA18S

後期のGベースの特別仕様車。
エアコン、ブロンズガラス、AM/FMマルチチューナー、カセットデッキ、フルホイールカバー、LIMITEDエンブレム(リア)、マフラーフィニッシャー、2スピーカーが標準装備。
これはオプションの電格ミラー個体。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。

4DOOR SEDAN 1800 G LIMITED
搭載エンジン:CA18S

前期のGベースの特別仕様車。
エアコン、カセットデッキ、フルホイールカバー、LIMITEDエンブレム(リア)が標準装備。

4DOOR SEDAN 1800 EXTRA G
搭載エンジン:CA18S

前期の追加グレード。
Gとエクセルの中間グレードです。
ほぼ一年ですぐ消された上に中間グレードの為かなり少ないと思われます。
カラードバンパー、ブロンズガラス、パワステ、スタンダードシート(生地が高級ミックストリコット)、AM/FMマルチチューナー、2スピーカー、専用エンブレムが標準装備。

4DOOR SEDAN 1800 EXTRA G LIMITED
搭載エンジン:CA18S

上記にエアコン、カセットデッキ、フルホイールカバー、LIMITEDエンブレム(リア)を標準装備した特別仕様車。
ほぼ後期の1800 LIMITEDと同じ装備ですね。
前期1800リミテッド系は約三ヶ月しか生産されていません。


4DOOR SEDAN 1800 EXCEL
搭載エンジン:CA18S

1800セダンで一番上のグレード。
Gとは装備がかなり異なり、大体GTエクセル、GTS(-R)系に準ずる装備です。
またエクセル以上はカラードバンパー、ブロンズガラス、FMラジオが標準装備になります。
本来エクセルエンブレムがあるのですが剥がれている個体も多いのでグレードは主に内装で判断します。
内装はパワーウィンドウ、タコメーター(後期のみ)、エクセレントシート(前期はハイグレードシート)が標準装備です。

ボディカラーは326クリスタルホワイト。


4DOOR HARDTOP 1800 EXCEL
搭載エンジン:CA18S

セダンと装備はほぼ同じです。
1800パサージュに比べて殆ど見ません。
ボディカラーは463ダークグレーメタリック。


4DOOR HARDTOP 1800 EXCEL SALOON
搭載エンジン:CA18S

後期の全国限定2000台限定車。
1800エクセルハードトップに3本スポークステアリング、カセット一体型マルチチューナー、4スピーカー、パワーアンテナ、プッシュ式ヒーターコントロール、電格ミラー、車速検知ドアロック、Bタイプ警告灯、カーペット張りトランク、フルホイールカバー、サルーンエンブレム(リア)が標準装備されています。
1800パサージュの装備に近いです。
ボディカラーはサルーンシリーズ専用色の2F1ホワイトツートン。


4DOOR HARDTOP 1800 EXCEL-V
搭載エンジン:CA18S

後期の追加グレード、Vシリーズの1800。
1800エクセルハードトップに電格ミラー、GTSタイプのマニュアルエアコン、車速検知ドアロック、パワーアンテナ、スポットランプ、Bタイプ警告灯、フルホイールカバー、Vステッカー(リア)が標準装備。
ちなみに1800はDG1グレイッシュグリーンメタリックは選べず、代わりにサルーンシリーズ専用色であった2F0グレーメタリックツートンが選べます。
ボディカラーは2F0グレーメタリックツートン。


STATION WAGON 1800 EXCEL
搭載エンジン:CA18S

ワゴンの中間グレード。
装備は4ドア系1800エクセルにGワゴンの装備が追加されています。
しかしシートが違います。
Gとは生地違いのスタンダードシート(バイアストリコット)です。
またヘッドレストがありません。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。


4DOOR HARDTOP 1800 PASSAGE
搭載エンジン:CA18S

一番高い1800です。
外装は大型バンパー(前期)、メッキミラー(前期非電格)、フルホイールカバーが特徴です。
内装はルースクッションシート、パワーアンテナ、車速検知ドアロック、スポットランプ、プッシュ式ヒーターコントロールなど。
また前期パサージュはオプションでカードエントリーが選べます。(ツインカムターボは標準装備)

1800パサージュは割と売れたグレードみたいですね。

この個体は一部がGT仕様。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。


4DOOR SEDAN GT EXCEL
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:青

前期のみ設定のある一番安いRBエンジン搭載車です。
GTエクセルは装備的に1800エクセルに近いですが異なる部分も多いです。
ボディカラーは塗り替えられた個体ですので不明。
この個体の元色は463です。

滅多に居ないグレードなので中古車で出てきた時に衝撃を受けてスクショを撮りまくりました笑
マイナーグレードの為説明も間違っています。
×GTパサージュ→◯GTエクセル
△ターボ仕様GTS-Xインテリア→◯シートのみGTSツインカムターボ
あとバンパーとフェンダーがGTSツインカムターボになっています。

外装の特徴は小型バンパーと青のGTバッジ。
R31前期はグレードによって全長が異なります。
小型バンパー車は4590mm、大型バンパー車は4650mmです。
結構見た目が変わります。
パサージュとツインカム系は大型、他は小型です。
内装の特徴はチラ見えしているハンドパワーウィンドウ。
GT系のエクセルセダンでは手回しなんですよね。
あと高級ミックストリコット生地のスタンダードシート。
1800エクストラGと同じシートですね。
この個体はリア側もGTSシートになっているので残念ながら実物は拝めませんでした。


4DOOR HARDTOP GT EXCEL
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:青

恐らくセダンよりも少ないです。
絶滅危惧I類と書いているグレードは地球上から絶滅している疑惑があります笑
セダンとは異なりパワーウィンドウがあります。
というよりR31のハードトップ&クーペは全車パワーウィンドウのみです。
ボディカラーは463ダークグレーメタリック。


4DOOR SEDAN GT
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:青

後期のみ設定のある一番安いRBエンジン搭載車です。
GTエクセルの入れ替わりグレードです。
前期との違いはシートがハイサポートシートになっている点です。
R31後期GT系では基本的に下級グレード(GT、GTS)はハイサポートシート、上級グレード(GTパサージュ、GTS-X)はマルチハイサポートシートorルースクッションシートという設定に変わっています。
ボディカラーは629シルバートーニングツートン。


4DOOR HARDTOP GT
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:青

前期と同じくパワーウィンドウである点以外はセダンと同じです。
ボディカラーはBG4グレイッシュブルーメタリック。


4DOOR HARDTOP GT SALOON
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:青

後期GTベースの2000台限定車。
エアコン、4スピーカー、スポットランプ、電格ミラー、カセット一体マルチチューナー、エクセレントシート、トランクカーペット張り、車速検知ドアロック、プッシュ式ヒーターコントロール、フルホイールカバー、SALOONエンブレム(リア)が標準装備。
後期は1800エクセルと1800リミテッドにのみエクセレントシートの設定があったのでGTでエクセレントシートの組み合わせはこの限定車のみです。
ボディカラーはサルーン&1800エクセルV専用色の2F0グレーメタリックツートン。


4DOOR HARDTOP GT-V
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:青

後期GTベースの追加グレード。
電格ミラー、フルオートエアコン、カセット一体マルチチューナー、4スピーカー、車速検知ドアロック、スポットランプ、ジャージ生地ハイサポートシート、トランクカーペット張り、パサージュ内張、フルホイールカバー、Vステッカー(リア)が標準装備。
色は326クリスタルホワイト、ツインカム専用色の543ブラックトーニングツートン、Vシリーズ専用色のDG1グレイッシュグリーンメタリック。
シートはハイサポートシートの生地だけマルチハイサポートシートにした物ですね。


4DOOR SEDAN GT PASSAGE
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:黄

GT系のセダンでは一番多いと思いますがそれでもかなり珍しいグレードです。
外装の特徴は大型バンパー(前期)とメッキミラー(前期非電格)と黄色のGTバッジ。
この個体は電格ミラー。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。

内装の特徴は前期ではモダンセレクションだとハイグレードシート、ニュークラシックセレクションだとルースクッションシート。
後期ではルースクッションシートのみ。
大体ニュークラシックセレクションですが、この個体はモダンセレクションなのでかなり珍しいです。


4DOOR HARDTOP GT PASSAGE
搭載エンジン:RB20E
GTバッジ&Sエンブレム:黄

比較的多く現存しファミリーカー、ご老人のパーソナルカー、街道レーサー、昭和オタクカーと幅広い需要を受け止めます。
装備はセダンとほぼ一緒です。
パサージュ系だとオプションでサンルーフを付ける事が出来ますがこのグレードに付けているのは見た事ありません。
この個体は電格ミラー、オプションリトラクタブルフォグ、Mスペ車高調、オーバーホール済みツインカムターボキャリパー(推定)、オプションBBS(中央のステッカーは恐らくハウス製)など手が入っていて程度が良いです。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。


4DOOR HARDTOP GT TURBO
搭載エンジン:RB20ET
GTバッジ&Sエンブレム:青

後期の追加グレード。
セダンは無し。
RB20ETエンジンはR31にのみ設定のある特異なエンジンです。
インタークーラーは無くツインカムより一回り小さいT25タービンを使用しているのでレスポンスとトルクに優れていて2L直6ながら扱いやすいエンジンです。
このエンジンを搭載しているグレードは中間グレードの為総じて珍しいです。
装備はGTベースにコーナリングランプが追加されただけです。
ボディカラーは549シルバーメタリック。


4DOOR SEDAN GT PASSAGE TURBO
搭載エンジン:RB20ET
GTバッジ&Sエンブレム:黄

前期のみ存在するグレード。
モダンセレクションが無くニュークラシックセレクションのみ。
デビュー時はATのみで後からMTが追加されたという経緯があります。
装備は電格ミラーが標準なのと雨滴感知ワイパー(今時のオートワイパーと同じ)が標準なのと電子制御パワステ(重さを切り替えられるやつ)が標準になっている以外はGTパサージュと同じです。
ボディカラーは210ロイヤルシルバー。


4DOOR HARDTOP GT PASSAGE TURBO
搭載エンジン:RB20ET
GTバッジ&Sエンブレム:黄

ハードトップでこちらは後期にも設定があります。
装備はセダンと同じです。
後期だとワンカム系でもハイキャスがオプションで付けられるようですね。
ワンカム系で付いている個体は見た事がありませんが。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。


STATION WAGON GT PASSAGE TURBO
搭載エンジン:RB20ET
GTバッジ&Sエンブレム:黄

ワゴンのトップグレード。
当時ターボ付きのワゴンは珍しいです。
基本的にパサージュターボの装備と同じですがシートがハイグレードシートのみになります。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。

パサージュターボ系に標準装備されている電制パワステ。
他にも前期パサージュツインカムNAにも設定があります。
当時の最新の技術ではないでしょうか?
EPSやEHPSとは異なり、油圧はオイルポンプで作り制御は車速センサーなどで行うというもの。
車速が遅ければ軽くする、速ければ重くする、制御の方法は違えど目的は普通の油圧パワステと変わりありません。
スイッチはタウンとスポーツの二段階らしく、タウンで軽く、スポーツで重くなりますがモノを見た事が無いです笑
見るからに面倒くさいですが、構造が複雑になり過ぎるからか流石にハイキャスとは同時に選べません。


4DOOR SEDAN GT EXCEL TWIN CAM 24V
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

前期のGTSシリーズが登場する前まで設定のあったセダンです。
一年程度しか販売されませんでした。
基本的にGTエクセルの装備ですが、ツインカム系は全て大型バンパーになり、リアワイパーが装備されます。
またアンテナがパワーアンテナになります。
内装はモダンセレクションのハイグレードシートかアドバンスセレクションの赤いハイサポートシート。
このグレードもハンドパワーウィンドウです。

重量の軽いセダン、ハイキャスがオプション、ツインカムNA、赤内装シート、ハンドパワーウィンドウと自分の理想系のR31なので滅茶苦茶欲しいです笑
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。






4DOOR HARDTOP GT EXCEL TWIN CAM 24V
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

セダンと装備はほぼ同じです。
まさか現存していて、しかも身内が買う事になるとは…
ハードトップなのでパワーウィンドウ付きです。
ボディカラーはカタログが047ホワイトトーニングツートン。
写真の個体が210ロイヤルシルバー。

4DOOR HARDTOP GTS TWIN CAM 24V
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

エクセルツインカムの後継グレードです。
後期にも設定があります。
ただしセダンに相当するグレードはありません。
装備もエクセルツインカムに準拠しますが、ハイキャスが標準装備なった点、モダンセレクションが選べなくなった点、ハイサポートシートが黒くなった点など違いがあります。


4DOOR HARDTOP GTS-X TWIN CAM 24V LIMITED
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

後期の限定車。
詳しい説明は以前したので省きます。
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。


4DOOR HARDTOP GTS-V TWIN CAM 24V
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

後期の追加グレード、Vシリーズのトップグレード。
GTSツインカムに電格ミラー、フルオートエアコン、カセット一体マルチチューナー、4スピーカー、車速検知ドアロック、スポットランプ、ジャージ生地ハイサポートシート、トランクカーペット張り、パサージュ内装、Vステッカー(リア)を追加したグレード。
GTSベースですがハイキャスレスです。
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。


4DOOR SEDAN GT PASSAGE TWIN CAM 24V
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

R31のセダン最高グレードです。
前期のみの設定。
基本的にパサージュ系の装備ですが電子制御パワーステアリングが標準設定になります。
あとフットセレクターも標準装備です。
シートはアドバンスセレクションがマルチハイサポートシート(トランクスルー付き)、ニュークラシックセレクションがルースクッションシート。
ボディカラーは327グリーニッシュグレーメタリック。


4DOOR HARDTOP GT PASSAGE TWIN CAM 24V
搭載エンジン:RB20DE
GTバッジ&Sエンブレム:赤

基本的にセダンと同じですがこちらは後期にも設定があります。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。

RB20DEエンジンはコンピューターは4回変わり、NICSも通路が二つから一つへとわずか3年の間でかなり手の加えられたエンジンです。
開発の気苦労が伺えますね。


4DOOR HARDTOP GTS TWIN CAM 24V TURBO
搭載エンジン:RB20DET
GTバッジ&Sエンブレム:赤

4ドアがセラミックターボに変更されたタイミングで追加されたグレード。
基本的にGTSツインカムNAの装備ですが、LSDが標準装備となります。
バンパー左側にインタークーラー用の吸気口、ストラットのキャリパー取り付けピッチが唯一100mmとこの辺は皆さんご存知かと思います。
ボディカラーは破茶滅茶な事になっていますが、326クリスタルホワイト。


4DOOR HARDTOP GT Limited S TWIN CAM 24V TURBO
搭載エンジン:RB20DET
GTバッジ&Sエンブレム:赤

R31初の限定車。
スカイライン30周年500台記念限定車。
GTSツインカムターボの先駆車的存在で、ガワはGTエクセルツインカム、中身はツインカムターボという感じです。
フロントスポイラーとリアスポイラーが標準装備ですがこの個体はADthreeステージ1フルエアロになっています。
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。

ガワはエクセルツインカムベースなので勿論赤内装です。
よく見て頂くと分かりますが柄はチェックです。
前期GTSのハイサポートシートはチェック柄のまま色が黒銀になる形です。
そしてこの車はアドバンスセレクションのみです。
トリムも赤なので滅茶苦茶目立ちますね。

4DOOR HARDTOP GT Limited TWIN CAM 24V TURBO
搭載エンジン:RB20DET
GTバッジ&Sエンブレム:赤

GTS NISMOと同時に発売した500台限定車。
GTSのハイキャスを廃して電制パワステに変えたグレード。


4DOOR HARDTOP GT PASSAGE TWIN CAM 24V TURBO
搭載エンジン:RB20DET
GTバッジ&Sエンブレム:赤

トップグレードのR31です。
前期、オートマ、ニュークラシックセレクションの参考価格は317万円。
当時はバブルという事もありこのグレードは営業マンが推していてかなり売れたようです。
残存率も高いです。
このグレードの特徴としてスポーツ路線のアドバンスセレクションとハイソ路線のニュークラシックセレクションと二種類の内装が用意されており、幅広いユーザーの需要に応えようとしていました。
割合的にはニュークラの方が多いと思いますが、スポーツ路線に重きを置いた後期でルースクッションシートはオプション扱いになります。
前期型は都市工学というだけあって他のパサージュではオプション設定されているような装備でも標準装備されていて豪華な装備でした。
外装ではライトウォッシャーが唯一装着されています。(前期)
オーディオはダイバーシティ付きFM/AMマルチ電子チューナー(25W×2)、オートカセットセレクター(所謂カセチェン)、グラフィックイコライザー、4スピーカー(2Way)とカタカナ文字で責め立ててきます。
でも当時はみんなすぐ変えちゃうんですよね。
マルチハイサポートシートのランバーサポートは電動エア式、オートワイパー、電格ミラー、クルーズコントロール、カードエントリーシステム、フルオートエアコン、ハイキャス、フットセレクターと当時の日産の技術をこれでもかってくらい詰め込んで来ています。
後期ではこれらが一部無くなったりオプション装備になります。
ちなみに前期後期共にこのグレードは1440kg(ATは+20kg)、当時の車としてはかなり重量級です。
ボディカラーは326クリスタルホワイト。

RB20DETエンジンはわずか3年間でECUは5回改良が加わり、NA同様NICSも通路が二つから一つになり、タービンも初期のメタルからセラミックになるなどこちらもかなり改良が加えられています。
ちなみにZ31とC32のRB20DETエンジンはセラミックターボが出始めの頃のR31で言う所の中期エンジンのままです。

4DOOR SEDAN GT EXCEL D
搭載エンジン:RD28
GTバッジ&Sエンブレム:青

前期にのみ設定。
GTとほぼ同じ装備ですがマフラーが右出しなのが特徴です。
ハンドパワーウィンドウです。

当時の車なら大体設定のあったディーゼル車。
RD28はLD28の後継エンジンでY30セドグロに続いて搭載されました。
トヨタの2Lは四気筒なのでこちらの方が滑らかで振動特性に優れますね。


4DOOR SEDAN GT-D
搭載エンジン:RD28
GTバッジ&Sエンブレム:青

後期にのみ設定。
前期のGTエクセルDの入れ替わりグレードです。
GTとほぼ同じ装備ですがマフラーが右出しなのが特徴です。
ボディカラーは463ダークグレーメタリック。


4DOOR HARDTOP GT PASSAGE D
搭載エンジン:RD28
GTバッジ&Sエンブレム:黄

前期後期共に設定。
GTパサージュとほぼ同様の装備ですがクルーズコントロールが選べません。
そらスロットル無いですからね。


2DOOR SPORTS COUPE GTS-X
エンジン:RB20E
GTバッジ:赤

一番安い2ドアです。
参考価格は207万円。
このグレードの特徴としてリアワイパーが無い、ハイキャスがオプション、LSD無し、後輪ドラムブレーキ、ニスモセレクションが選べないなど。
2ドアは販売数の割に現存率が高いですが、シングルカムはその中でも少な目です。

この個体は本来専用の小さ目のGTS-Xステッカーが貼ってありますがツインカムターボと同じステッカーになっています。
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。

GTSとGTS-Xの違いの一部(後期)
・電格ミラーがオプションor標準
・ハイサポートシートorマルチハイサポートシート
・内張
・スポットランプ
・センターアームレスト
・トランクスルー
・2スピーカーor4スピーカー
・パワーアンテナがマニュアルorオート
・リモコンサテライトスイッチの有無
・メーター照明スイッチの有無
・センターコンソールの蓋
・サンルーフのオプション設定の有無
とまあ色々あります。
4ドアのGTS=2ドアのGTS、パサージュ=GTS-Xに相当すると考えて良いでしょう。
僕はあまり変えないであろうメーター周辺でグレードを判断する事が多いです。

よく言われるプロジェクターランプとオートスポイラーはほぼ全車オプション装備なんですよね。
あと2ドアはエアコンはほぼ全車オプション装備です。


2DOOR SPORTS COUPE GTS TWIN CAM 24V
エンジン:RB20DE
GTバッジ:赤

装備は4ドアのGTSとあまり変わりません。
稀に見ますがあまり出てこないですね。

この個体は前期のGTSバッジを後期に取り付けています。
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。


2DOOR SPORTS COUPE GTS-X TWIN CAM 24V LIMITED
エンジン:RB20DE
GTバッジ:赤

後期の限定車。
詳しくは以前ご紹介したので省きます。
注意して欲しいのは名前の割にGTSベースで一部装備をGTS-Xに近付けたという点。
ボディカラーはBG8ブルーブラック。


2DOOR SPORTS COUPE GTS-X TWIN CAM 24V
エンジン:RB20DE
GTバッジ:赤

ツインカムNAの上級グレード。
他のGTS-Xと装備はほぼ同じです。
稀に見ますがやはりツインカムNAはあまり見ないですね。

ツインカムになるとリアワイパー、ハイキャス、フットセレクター、リアスタビライザーが標準装備されます。
ブレーキはリアもディスクになりますが前後でツインカムターボとは異なるブレーキを備えています。
ボディカラーは526スーパーレッド。


2DOOR SPORTS COUPE GTS TWIN CAM 24V TURBO
エンジン:RB20DET
GTバッジ:赤

装備は他のGTSとほぼ同じです。
ツインカムターボはどのグレードも多く残存していますね。
ボディカラーは543ブラックトーニングツートン。


2DOOR SPORTS COUPE GTS TWIN CAM 24V TURBO NISMO
エンジン:RB20DET
GTバッジ:赤

GTSベースの1000台限定車。
専用の111ダークブルーと532ブラックメタリックのボディカラーが特徴。
GTS-Xドアトリム、オートスポイラー&リアスポイラー、電格ミラー、ABS、NISMOステッカー(リア)が標準装備。
GTSバッジは中央が赤色になってい専用の物。
他にはヨーロピアンセレクションであるイタボラ、モノフォルムバケットシートが標準装備です。
ボディカラーは111ダークブルー。


2DOOR SPORTS COUPE GTS-X TWIN CAM 24V TURBO
エンジン:RB20DET
GTバッジ:赤

一番多く現存していると思われるR31です。
R31とすれ違ったら大体コレでしょう。
通常グレードでは最も高く、後期オートマで312万。
ボディカラーは前期にしか無い希少色の047ホワイトトーニングツートン。


2DOOR SPORTS COUPE GTS-R
エンジン:RB20DET-R
GTバッジ:赤

グループA出場の為に生産されたGTSベースのエボリューションモデル。
大体800台で前期型も存在します。
スープラのターボA、シエラのRS500と似たような立ち位置です。
ボディカラーは BG8ブルーブラック。

・ステンレス等長エキマニ
・T3コンプレッサー&TO4Eタービン
・中置きインタークーラー
・フロントバンパーにインタークーラー配管避けの切り欠き
・専用エアコン配管
・バッテリー前のクッションが専用品
・エアインレットパイプにバキュームギャラリーパイプ取り付け穴がある
・フロントパイプが専用品
・O2センサーはフロントパイプに装着
・シート、ステアリングはニスモセレクションの物と同一
・フライホイールが前期DET車と同じ240mm


2DOOR SPORTS COUPE GTS AUTECH VERSION
エンジン:RB20DET
GTバッジ:金

200台限定車で、70台程度は現存していると思われます。
あまりにも特徴が多いので個別記事を書きました。

見た目では標準装備のプロジェクターランプと専用グリルエンブレムと金のGTバッジとハイマウント付きリアスポイラーが特徴です。
フロントリップは無く、GTS-Rバンパーが標準装備されています。(当然切り欠きは有り)
これは右側にオイルクーラーを設置する為にGTS-Rバンパーを使い回した結果です。
内装はGTS-Xベースながらハイサポートシートでトランクスルー、腕置きは無し。
生地、内張、コンソールの材質に至るまで専用です。

この車のカタログによると「おとな」が乗るGTにしたかったそうです。
具体的には
・トルクフルだがパワーも出るエンジン=専用のハイフロータービン
・コンピューター制御に頼らないシンプルな制御=ハイキャスレス&フットセレクターレスの減衰調整付き専用ショックアブソーバー
みたいな感じです。
櫻井さんのR31の理想の姿がオーテックバージョンらしいですね。

モデルコードも他のグレードと異なり三桁が頭に追加されています。
見れば大体GTS-Xという事が分かりますが、頭の三桁によってオーディオの仕様が変わります。
またパック記号はオーテック専用のC3です。
・50ZKRR31RJFSL C3 オーディオ無し
・51ZKRR31RJFSL C3 GTS-Xオーディオ
・52ZKRR31RJFSL C3 ALPINEオーディオ
うちの車はオーディオ無しです笑

ボディカラーは専用色のCJ5グレイッシュブラウンメタリック。

1800V
エンジン:CA18S
詳細不明

後期のグレードで前期に存在するか不明。
装備を見た限りほぼ1800Gなんですが、フロントバンパーが小型な事から前期のような見た目ではないかと推測。
あとエクセレントシートが標準装備です。
法人向け?
パワステ有り無し、マニュアルオートマの四種類の組み合わせ。

Y
エンジン:RB20E
詳細不明

前期後期共に存在する668台生産のパトカー。
調べた所
・エンジンはRB20E
・マニュアルのみ
・電動フェンダーミラーのみ
・寒冷地仕様が存在
・パック記号はYA、YC、YE、YG
・シートはスタンダードシートでミックストリコット
・トリムは専用
・ボディカラーは002ホワイトor 691(625ホワイト/505ブラック)のツートン。

Y
エンジン:RB20DE
詳細不明

前期にのみ存在する12台生産のパトカー。
・モデルコードはYRR31VFEBYBのみ
・GTエクセルツインカム24Vベース
・エンジンはRB20DE
・マニュアルのみ
・電動フェンダーミラーのみ
・手回しウィンドウ
・パック記号はYB
・ボディカラーは326クリスタルホワイトor691(625ホワイト/505ブラック)のツートン。

これらのグレードの情報お待ちしております。
ブログ一覧 | R31スカイライン 各種データ | クルマ
Posted at 2021/04/22 19:07:07

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この記事へのコメント

2021年4月24日 8:52
こんにちは😃

これは凄い❗️ここまでR31グレードを整理するのは並大抵ではないですね。R31学と言う学問レベルですよ😳
マイナーグレードのGTエクセルを見て衝撃が走るとか意味不明ですが、31愛は素晴らしい😆
僕も知らなかったんですが、GTS-Rにも前期後期がある?後期の中の前期後期ですか?興味深いですね😁
コメントへの返答
2021年4月24日 9:06
お疲れ様です!
R31学を提唱していきますかね笑
GTエクセルはこの個体以外見た事無いんですよね〜
なのでとても衝撃を受けました笑笑

で、GTS-Rの前期というのは4台ほどあったと言われる試作車です。
実はこれも見た事がありますw
角目が2台、プロ目が2台です。
GTS-Rは名車なだけに色々な逸話がありますね😊
2023年6月19日 16:18
コメント致します。その昔、近所の自動車教習所でR31が使われてました。その教習車仕様も含んでみたら如何かと。朧げな記憶が頼りですが、前期マスク&丸テールの4HTで、エンブレムからして1800エクセルが多分ベース。BMWやレクサスを教習車にすることで生徒の広告募集するのと同様で、R31スカイラインを売りに広告を出しておりました。
コメントへの返答
2023年6月19日 16:34
教習車仕様の情報も入っております。
恐らく工場から完成車を輸送し、架装会社で架装してから陸事に持ち込み登録されているとの事です。
日産のクルーの用に専用の教習車仕様グレードがあった訳では無いのはハッキリ判明しております。
即ちモデルコード自体は市販車と同じになりますので教習車はあくまで改造車であり、記事の冒頭で挙げたグレードの定義には当てはまりません。

ですので教習車も教習所によって仕様に差異があったかと思われます。
前期マスク&丸テールの4HTという事はGTエクセルハードトップかと思います。
私が記事で見た物は1800のGだったと思いますのでセダンですしボディ形状が異なります。
マフラーの出口の位置の記憶はありますか?
そうすれば丸テールに変更した1800か、GTかハッキリすると思います。

ちなみにパトカーに関しては専用のモデルコードとカラーコードが存在します。
ですのでグレードとして定義させて頂いています。


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