昨晩は久しぶりの皆既月食でしたが、佐賀はどんより曇り空で
まともに見ることはできませんでした。
今回は、「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」と言われていて、
ニュース番組でも紹介されていましたし、完全な食が1時間
以上も続くという、非常に稀な月食でした。
今月のスーパームンのブログで紹介したように、本当の「スーパー」
(その年の最大の満月)は前回、1月2日ですが、それに次ぐ
大きさで「スーパー」と言われ、1月2度目の満月なので「ブルー」、
最後の「ブラッド」(血)というのは、食が進むと月が赤く見えるためです。
今回の月食に特別なのではなく、月食では赤い月が見られます。
私が前回月食を撮影したのは2014年の10月で、その時は
下のような写真が撮れました。
上の写真は天体望遠鏡を使い始めて日が浅いときでしたので、現在使っている望遠鏡で倍率を上げて撮りたいと思って
いました。昨日は午後から曇り始めて、厚い雲の向こうに時々月がぼんやり見える程度でしたが、雲の切れ間からでも
見えれば撮影しようと機材を積んで、標高100mもない小高い丘まで出かけました。
タイトル画像は、到着直後(19:40過ぎ)に撮ったもので、この時は月はA45のすぐ上辺りにいたのですが、全く見えていません。
レンズを70-200mmに換えて、月食が始まる20:40頃まで待つことにします。
望遠鏡と赤道儀も持ち出しましたが、この空では撮っても仕方ないので、D810A+70-200mm F2.8Eを三脚固定で撮影します。
最も月が見えたのは、20:13頃でその時、200mmで撮ったのが次の画像。クロップしています。
この夜は天候が悪いとの予報でしたので、その前夜、自宅ベランダにて小型赤道儀と短い屈折鏡で撮っていました。
その時も薄雲がかかっていましたが、全然違いますね。
それでもめげずに、200mmで構図を決めて、5分インターバルで10枚撮りました。
9枚目以降は欠けたのか、雲に隠れたのかで月が写っていません。8枚を比較明合成しました。
本来なら、次のような写真を撮りたかったのですが...。
天候が回復しそうになかったので、欠けた月が現れることを待たずに22時には撤収しました。
次の皆既月食は、なんと半年後の7月28日です。ただ、この日は明け方前の3時半くらいから食が始まり、皆既の時には
殆ど月没してしまうので、今回ほどの好条件ではありません。その次は2021年5月26日で、完全な食(皆既)は15分程度
だそうです。それだけ、今回の月食は貴重なものだったと感じます。
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Posted at
2018/02/01 17:39:49