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2018年03月11日

3月最初の星撮り --- 機材テストと星雲1つ。

3月最初の星撮り --- 機材テストと星雲1つ。 サイクリングをした土曜の夜に、やはりサイクリングで登った
天山登山口まで星撮りに行ってきました。
前日9日が下弦の月で、その後2週間が星撮りの時期になります。
薄曇りでしたが、新月期の来週後半は再び天気が下り坂なので、
機材テストを兼ねて出動することにしました。

タイトル画像は、このブログでは久々の登場となるINDIの画面です。
正確に言うと、INDIのサーバはRaspberry Piに入っていて、その
クライアントであるEkosのパネルになります。

最近のINDIについては後述いたします。(長文なので、興味のない方は読み飛ばしてください。)


朝サイクリングで登った時は残っていた雪もすっかり消えていて、難なく現地に20:30頃に着きましたが、風が強く10分ほど
様子見しました。風がずっと強いわけではなく、風向きも一定しなかったので、弱くなることを期待して小型赤道儀を設置し、
短い屈折鏡を載せます。これには光害カットフィルタをつけたD810改を付けて、バランスを取った後、極軸合わせをします。
ターゲットは冬のうちに撮っておきたかったぎょしゃ座の散光星雲2つです。
日本では勾玉星雲(英語圏ではFlaming Star Nebula)と呼ばれるIC405と、英語圏でTadpole(オタマジャクシ)星雲と呼ばれる
IC410です。
ISO1600、SS=480sで21時頃から撮り始め、雲で隠れる23時半過ぎまで撮りました。
使えた15枚を合成したものが次の画像です。どちらが「勾玉星雲」かわかりますよね?
IC405_IC410_2018.03.10


上の星雲の撮影を始めた後、風も多少弱くなったので、中型赤道儀に屈折鏡を載せて準備をします。
コンディションが良ければ銀河の撮影に専念するつもりでしたが、今回はINDI関係の機材のテストをすることにしました。

INDIとクライアントのEkosを含むkstarsは頻繁にアップデートがされていて、使えていた機能がアップデート後に使えなくなる
ことも度々ありました。D810Aも未だ使えないままで、原因はまだよくわかっていません。D810は使えるので、今は特に困る
こともないのですが...。
今回のテストの対象は、生まれて初めて購入したWindows PCと、小型のWifiルータです。
パソコンのOSとしては、大昔のMS-DOS(CP/Mなんてのもありました)の後、30年ほどMacばかりを使っていて、プライベート
でもMacしか買ったことがなかったのですが、要求するスペックを満たすノートパソコンがWindows機しかなかったのと、
時々Windowsを使う必要がある際にvirtual machineでは遅く動作しないソフトもあったので、場所を取らないノートPCを
買おうとも考えていました。昨年夏にIntelのノート用Core i5/i7がQuad coreになったものの、MacBook (Pro)への導入が
遅れているのも思い切った要因でした。これまで使ってきたAdobeのソフトは1ライセンスで2台使えるのと、天体用の
画像処理ソフトも1ライセンスでどのプラットフォームでも複数台使用できるので、ソフトのコストは0でした。

要求するスペックは、第8世代のCore i5、RAM 8GB、SSD 256GB、13" FHDのモニタ、重量1.5kg以下、12時間の稼働、
USB PDで給電可能、USB 3.0 A型のIF、ある程度の防水性をもつキーボード、それもUS配列、できればThunderbolt 3
が使えることでした。これらを全て満たすのは、Dell XPS 13でした。US配列のキーボードはカスタマイズ指定で、納期は
2週間とのことでした。
これまで天体用に使っていたのは2012年型のMacBook Air 11"で、バッテリがヘタっていて2時間も使うと残量60%と
なり、その後すぐに落ちてしまうので、大きめのバッテリが必須でした。XPSは60Whの容量のバッテリを搭載しており、
稼働時間はMacBook Airの倍以上です。稼働時間は20時間以上とカタログにありますが、その半分でも十分です。

INDIサーバを入れたRaspberry Pi (RPi)の4つのUSBポートは、カメラ、赤道儀、ガイドカメラ、フォーカサーからのケーブルで
埋まっていて、最初はRPiを赤道儀の三脚にベルクロで付けていたのですが、太い望遠鏡では向きを変えるとケーブルに
無理な力がかかるので、RPiを望遠鏡に固定するようにしました。
下の写真では、鏡筒バンドの間、赤道儀に固定するプレートの上にRPiを取り付けています。


そうすると、望遠鏡の向きによっては、車内のノートPCとWifiが繋がらないことがあったので、USBの5V電源で動作する
小型のWifiルータ(TP-Link TL-WR802N)を三脚に固定し、RPi3とは長めで柔らかいLANケーブルで接続することに
しました。RPi3のUSBの規格が2.0なので、Wifiは300Mbpsもあれば十分です。

自宅室内でINDIのシミュレータを使って、Windows PCからWifiルータ経由でINDIサーバを操作できることを確認していた
のですが、今月初頭に出たkstarsの最新バージョンでは、ある機能が使えなくなり、作者とやりとりしてコードに一部
修正を入れたファイルをビルドしていただいて、それが届いたのが土曜の夕方でした。
すぐにシミュレータのテストでは動作することを確認して、現場で確認することにしました。

さて、現場でのお話です。
4本のUSBケーブル、RPi3とルータを繋ぐLANケーブル、それぞれへの給電用の2本のmicro USBケーブルの
配線を済ませ、東の空に昇ってきたアークトルスで大雑把にフォーカスを合わせておきます。
RPiとルータの電源ON、カメラと赤道儀の電源を入れて、車に乗り込んでPCでkstarsを起動します。

INDIで赤道儀の初期化(観測地の緯度軽度、時刻を送る)の後、ターゲットの天体の近くの明るい星を導入します。
望遠鏡を天の北極に向けて赤道儀を初期化しますが、これは正確ではないので、天体の導入後、その視野の写真を
撮って、Plate Solveということをします。PCにインストールした天体のカタログと比較して、望遠鏡の正確な向きを割り出す
ことで、その位置を赤道儀に知らせす。(これを赤道儀の同期と呼んでいます。)
これで赤道儀は自分の向きを正確に把握したので、次はターゲットを導入します。今回はボーでの銀河M81とM82を
入れる構図にしたかったので、kstarsの星図の上で銀河の間の星をクリックしてそこに望遠鏡を向けます。
ISO12800、SS=15sを指定してテストショットをとります。

画像の中の明るい星を使ってオートフォーカスをして、さらにテストショット。


その後、小型望遠鏡と小型CMOSカメラの中のガイド星を指定して、オートガイドを始めます。オートガイドとは、1つの星を
監視し、CMOSカメラの上での星の動きを赤道儀にフィードバックして、常に一定方向を向かせる仕組みです。
タイトル画像は、このオートガイドの設定が終わったところのものです。

以上で準備が終了で、ISO800、SS=480sで撮影枚数をセットしてスタートします。フォーカスを確認する時間を60分に1度に、
ガイドが失敗すると、撮影を中断するように設定します。
ここまで順調だったのですが、1枚目を撮っている時に曇ってきてガイド星をロストし、撮影が中断しました。

この間、することもないので、一人撮影会です。曇り始めた西の空と車を入れて。


1時頃まで待ちましたが、2時過ぎから月が昇ってくるし、晴れる気配がないので撤収することにしました。
最後に、木星が昇ってきた南東の空と佐賀の夜景を。


外の機材が凍りつくほどの低音でしたが、ノートPCのバッテリは80%以上残っていて、一晩は使えそうです。
撮影はできませんでしたが、テストの結果は満足できるものでした。
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Posted at 2018/03/11 16:43:45

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この記事へのコメント

2018/03/11 17:21:48
おこんばんは。

何時もありがとうございます。溜息しか出ませんよ。

勾玉星雲は画像の左側ですかね(笑)
コメントへの返答
2018/03/11 19:07:35
NK42A_MC28さん、こんばんは!
こちらこそ、いつもコメントありがとうございます。
空がクリアだと良かったのですが...。

勾玉星雲、惜しいっ!(笑)
2018/03/11 19:33:44
(2+2+4)-wheel life 様

あ~間違いましたか(笑)

左側はおたまじゃくしの顔のように感じましたので、つい(笑)

全然知識はないですが、アップ頂いている星の絵、本当に素晴らしいです。
コメントへの返答
2018/03/11 20:06:56
右の大きい方の星雲も、オタマジャクシにも見えますね。

私も天体撮影を初めて3年くらいなので、撮りながら憶えているところです。今は無料のプラネタリウムソフト(Stellarium、kstars、Cartes du Cielなど)もありますので、調べるのが楽になりましたし、次の撮影の参考になります。
でも、生で満天の星を見るのも良いですよ。
2018/03/12 00:00:36
こんばんは。
koichifunさんの望遠鏡はビクセンでしょうか?
星が好きで昔は望遠鏡(屈折・反射)持ってあちこち行ってたのを思い出しました。
またそういうのしてみようかな~って思いました。
今も実家に有るのかな・・・望遠鏡!?
何万光年も向こうの事考えても実際には大して意味がないんでしょうが、宇宙のロマンってやっぱり考えるとワクワクしますよね。
コメントへの返答
2018/03/12 07:40:18
猛 獣さん、こんにちは!
ここの写真に写っているのは高橋の口径120mmの屈折鏡です。3年前に清水の舞台から飛び降りました。
望遠鏡をお持ちなら、是非、持ち出してみてください。夜のドライブの楽しみが1つ増えますよ。
今は中華製の安価な赤道儀があり、端末操作で簡単に導入ができます。撮影を始めるとコストがかかりますが、眼視だけでしたら赤道儀か経緯台があれば十分です。
何千年、何万年と宇宙を旅してきた光を、今、地上で捉えていることもすごいと思いますよ。
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ここ数年、年間走行距離が、自転車>オートバイ>自動車(>>徒歩)、となっています。 高齢になって、少しずつ割合が変わりつつありますが、健康にバイクや車に乗れる...
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