
お盆前に遠方から知人がやってきて、ここ1週間はバタバタとしていました。
一人は海外からで、その人と入れ替わりに、東京から鹿児島に帰省する知人が
佐賀にやってきて、昨晩は夜半過ぎまで飲んでいました。
そのため、極大日であったペルセウス座流星群は市内で見ることとなりました。
1時頃から1時間ほど、広角レンズを付けたデジイチを三脚に載せて、自分は
その横で仰向けに寝て空を見ていましたが、薄曇りで夏の大三角がかろうじて
見える程度。肉眼では流星は5個ほど見えましたが、写真はどれも白くなって
いて流星は写っていませんでした。
今日は、いつもの土曜日より遅く目覚めると、すでに30度近く、サイクリングに
出かける気はおきずに、8月8日の写真の画像処理をしていました。
8日の夜は、前のブログに書いたように、風があったので長い鏡筒は月を撮った後に下ろして、短い屈折鏡を赤道儀に
載せていました。
低いところは雲がかかっているので、高いところにあったはくちょう座の星雲を導入します。
焦点距離450mmに0.73倍のレデューサを付けて、327mm F3.8とします。
前のブログにはくちょう座の赤い星雲が写った画像をあげましたが、そこにも写っている「網状星雲」です。
太陽系から約1500光年の距離にあり、数万年前に起こった超新星爆発の残骸で、現在でも秒速100kmで広がっています。
最近ご紹介してきた赤い星雲とは違った形状をしています。
7分を11枚撮って合成しました。この画像の上下に円弧状の星雲があって、上が西側(先に沈む方、C34)、
下が東側(C33)と呼ばれています。
これら2つの星雲の間にも、星雲がたなびいています。光害カットフィルタを使ったのですが、薄雲のためか背景に
ムラができてしまいました。
網状星雲を23時頃から撮り始めて、終わったのが日付の変わった0時半頃です。
天候もよくないので帰ろうかと思ったのですが、カシオペア座が昇ってきたので、その斜め上にある銀河を撮ることにしました。
こちらも今シーズン初となるアンドロメダ銀河です。
フルサイズに焦点距離350mm以下ではちょっと画角が広すぎるので、レデューサを外して450mm F5.3にします。
SS=180s、SS=360sを5枚ずつと、SS=420sを3枚撮って、それぞれのSSで合成した後にHDR合成しました。
昨シーズンに焦点距離880mmで画面いっぱいに撮ってものと比べると、フルサイズなら600-700mmくらいがちょうど
良さそうです。次の機会はAPS-Cで撮ってみようかな。
アンドロメダ銀河はこれから秋の終わりまで見られますので、機会があればまた撮ってみたいと思います。
夜半過ぎには夏の天の川が西の空に傾くようになってきました。
22, 3度の涼しいこの場所から平地に下ると、メーターの温度計がぐんぐん上がって夜中というのに30度近くになります。
秋はまだかなり先ですね。
Posted at 2016/08/13 20:10:10 | |
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