今年初の連休は？

6月と言えば、梅雨。バイクを乗るにも雨が心配な季節ですが、今のところ、関東は長雨になっていません。自分の連休は7、8日で凄くいい天気の連休でした。事前に8日は晴れる事が解っていたので、ロングツーリング敢行！前から気になっていた栃木県の足尾銅山までツーリングに行って来ました！メジャーな日光は足尾の奥にありますが、今回は手前のマイナーな場所。何故ここを選んだのかと申しますと、粕尾峠を走りたかったと言うのが最大の理由です。



粕尾峠に行く途中で！ここでシールドの止めている接合部がシールドの開け閉めをしてたら、片方が外れた。慌てて下車。ロックがちゃんとなっていなかったのだろう。無事に装着し直し記念に一枚パシャリ！山がちけえ～。千葉にはこんなに高い山ありません。



粕尾峠手前の川の駅だったか？で休憩。ここまで4時間位？今回の相棒は3号車！何故最新の1号車では無く3号車なのか？都合です(笑)単にジャケットがコイツ用に買った赤のジャケットが先に届いたから(笑)この日、帰ったら1、2号車用の青いジャケットもタッチの差で届いてました！


観光案内看板。真ん中の道が今回通る県道15号線。栃木、鹿沼方面から山越して裏手の足尾町まで直で行けます。他の道は途中で切れていたり、遠周りになるので、敢えて選べません。川沿いの絶景の中速なワインディングロードをしばし堪能しつつ進み、いよいよ峠です。道幅も狭くコーナーも多く路面もだいぶ荒れていました。上りも下りも勾配がキツくなかなかスリリングでしたね。上下コーナーの数は60。もっとも看板のあったコーナーだけで、実際はもっとあります。久しぶりにバイクで楽しめました！峠バンザイ


着きました！足尾と言えば、銅山。銅山と言えば、本山精錬所跡。ここで足尾銅山観光（通洞抗）と答えた方、叉は行かれた方は普通です。通はこちらへ行きましょう。足尾銅山の聖地はこちらです。足尾銅山鉱毒事件の引き金になった現場です。ここの精錬所から出た亜硫酸ガスが山を蝕み、川を汚染。公害をもたらしました。そう言う場所です。今は殺伐としていますが、10年前まではもっと設備や建物があり、廃墟感たっぷりだったらしいですが、解体されたとの事。以前の姿を見て見たかったなぁ。ただ、まだ、色々なものが明治の時代から残ってます。数は少ないですが。


別角度から。閉山は1973年閉山後も1987年まで稼働してたらしい。1998年稼働停止。2018年現在ももちろん立ち入り禁止。


大煙突。1919製造。約100年前の代物です。3号車のバックになって頂きました。高さ50メートル、幅5メートル。結構、デカくて立派なのですが稼働期間はたったの2、3年と聞きましたﾜﾗ。最盛期には煙突だけで12本以上あったそうです。今はこれ1本のみ。


精錬所から銅親水公園へ。山々が亜硫酸ガスにやられた爪痕が今なお見れます。当時は強酸性の土壌になり草木は生えずハゲ山だらけ。これでもだいぶ回復していますが、ところどころハゲてます。土砂を盛り、植樹は今現在も定期的に続けられているそうですが、元の姿に戻るのには数百年かかるとの事。松木渓谷はここから徒歩のみで一時間？かかるみたいですが、そちらはほぼ、手付かずらしい。何か色々考えさせる景色ですね。


銅親水公園にある一番大きい砂防ダム。水量も結構あり水は透明で綺麗なのですが、これも負の遺産です。煙害の影響で山から流れ出た土砂をせき止めています。
足尾の町に猿出ました！町内に戻り、途中で電線を移動する何かの物体を発見！よく見ると野生の猿でした。なんか咥えて移動してました。

なんか食ってるよ！感電するなよ。この辺では珍しくないのか誰も気にしていませんでした。鎌倉から横浜、東京、千葉を横断した猿は有名で警察まで出る騒ぎがありましたが、あの猿は何処へ行ったのだろう？そして、今回、一番見たかったモノを見に行きます。

これです！解ります？ちょっとよりますね！山向こうに、？？？

これですよ！中央の建造物？家の大きさと比較して。街並みの奥。これは？コレも足尾銅山の負の遺産。簀子橋堆積場。鉱滓ダムです。その堤防が見えます。その巨大さ。この堤防の奥に伝説の赤い池が広がっています。こちらは現在も稼動中。普通には見る事は出来ません。なにせ、例のごとく立ち入り禁止ですから。これを本当は山の上から見たかったのですが、そこまで登る元気無いなぁ。また、今度、次回の時に。


帰りの柏尾峠山頂から道を逸れ寄り道をし、古峰神社へ寄り道。だが、中には入らず。ここは、また来るので！御朱印が有名ですね。お土産だけ買って今回はさようなら。


最後に遠回りして佐野市に寄り道し、何時ものおぐら屋さんで、初の冷やしラーメン注文し、一息。今日は汗だくだったので、冷やしラーメン進みます。そっから3時間かけて自宅に着きました！あと自宅まで少しの所で雨に降られましたとさ。おしまい。総走行距離320Kmでした。