
着々ときてますね、ランサースポーツバック。
(左の写真はギャランフォルティスのローライダーカスタム@大阪オートメッセ2008)
ジュネーブモーターショー(スイス)で発表された「プロトタイプS」は、ランエボX顔の5ドアハッチバックです。北米では「ランサースポーツバック」として発売される予定で、個人的に前から
昔の名前で出ないでくださいや、
このまんま出る?と書いてきましたが、ようやく今年の9月に発売されるとのこと。期待が高まります。
インプレッサとの違いは、なにしろこの顔。僕はこの戦闘機みたいなグリルが好きです。コンセプトモデルなのでまだ超低扁平インチホイールを履いているみたいですが、ギャラン・フォルティスでさえ、スポーツグレードには18インチが標準で付いてきますから、おそらく18インチ標準で、19インチなんかも選べるようになるかもしれません。ここまで低扁平のタイヤにするなら、ランフラットになっていてほしいですね。
いかにもな欧米人が好きそうなチャコール色の本革シートですが、クルマの雰囲気と合ってないですね。日本では黒基調のアルカンターラで十分だと思います。
このランサースポーツバックで、僕が最も注目しているのは、
ラリアートと同様240psを発揮するインタークーラー付ターボ2.0 リットルDOHC「MIVEC」エンジンに、ツインクラッチ「SST」ギアボックスとACD付フルタイム4WD が組み合わされるというところ。これを分かりやすく翻訳すると、
『AT限定の嫁にも運転できる高性能お買い物スポーツハッチバック王座決定戦』が開催されたとしたらダントツ1位になるクルマ、という意味です。これで300万円を切るらしいので、草葉の陰からそっと期待しています。
でもだんだん心配になってきました。徐々に市販バージョンに近いものが発表されるにつれて、初期のプロトタイプのようなカッコ良さが薄れつつあります。見たところフェンダーの張り出しがなくなって、車幅が減りましたね。リヤクオーターガラスが無くなって丸くなっています。リヤバンパー下のディフューザーが無いのもいただけません。ツインテールは評価できますが、見た目にコストを掛けても売れる車ですから、インプレッサSTIと同じ2本出しX2としてほしいぐらいです。なんだか一気にファミリーカーの様相を呈してきました。正直ガッカリです。
いざ市販されたら、ただのギャラン・フォルティス5ドアだったとかだと、ここまで引っ張ってきたコンセプトが無駄になってしまうでしょう。さらには、レグナムとか、リベロとか、ギャランスポーツみたいなステーションワゴン戦国時代に王者レガシィに負けていった過去のクルマの名前を付けられたりしたら、「あーあ三菱やっちゃった」感に苛まれることでしょう。まだたまに走ってますからね、「そんな古い車にまだ乗ってるの?え、新車?」なんて会話したくありませんから。
三菱さん、お願いです。
日本でも
ランサー・スポーツバックの名前で出してください。
ランサーがエボリューションしかなくなってしまった今、あえてこのプロトタイプSをギャラン・フォルティスの派生じゃなくて、ランエボXのライトバージョンという位置づけにするのです。どう考えても購買層はランエボXが欲しいけど、そこまでスパルタンじゃなくてもいい、だけどギャラン・フォルティスっていうと40代セダンのイメージがあって嫌だという、スポーツカー好き30代男性ですから。
しかし、この頃のコンセプトモデルのほうがかなりカッコイイですね。Dピラーがあるように見えます。ハッチの傾斜に沿って切り込んであるのが、すこぶるカッコイイ。ここをなくしてしまうのは惜しいです。プラスチックで作ったダミーパネルでもいいので、サイドから見て窓全体が半月状になるようにしたほうがいいと思います。ドアサッシをデザインしたときに、これじゃダメだぁ~と今の形にしたんでしょうね。サッシはブラックアウトしてC-Dピラーがあるようにダミーパネルをつければコンセプト通りかと。ランエボもいずれ5ドアHBになるでしょうから、金型が共通で使えるようにスポーツバックでできるカッコイイことはやっておいてもらいたいですねぇ。
こんだけ盛り上げておいてなんですが、われながら丸目インプレッサは夜見るととんでもなくカッコイイので、今年7年目の車検を通してまだ乗るつもりです。
ニュース記事>
【ジュネーブモーターショー08】三菱 プロトタイプS、9月から販売開始
ジュネーブモーターショーで発表された三菱『プロトタイプS』。欧米では『ランサー』、国内では『ギャランフォルテス』の5ドアハッチバックモデルとして今秋9月頃から欧州、日本、北米の順に市販開始が予定されている。
5ドアのエボリューション投入については現行未定の状況で、市販モデルの5ドア版ラインアップはベースからラリアート仕様まで。欧州市場では5ドアのベースモデルの価格設定はセダンより抑えられる見込みだ。
プロトタイプSはラリアートと同様240psを発揮するインタークーラー付ターボ2.0リットルDOHC「MIVEC」エンジンに、ツインクラッチ「SST」ギアボックスとACD付フルタイム4WDが組み合わされる。
レスポンス ケニー中嶋
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Posted at
2008/03/16 12:05:03