HDDポータブルオーディオのWAVファイルをデジタルのままDACに突っ込みたいと考えているカーオーディオマニアの方は多いでしょう。
しかしいまのところiPodからS/PDIFでデジタル信号を取り出す手段はありません。
アルパインから出たこのヘッドユニットは、iPodとの接続をDockコネクタからUSBケーブルで行います。つまり、従来のアナログ信号での取り出しではなく、完全にデジタル信号(ファイル)として取り出していると予想されます。
iPodやUSBメモリをマスストレージデバイスと認識して、ヘッドユニットに楽曲をファイル単位で取り込み、それをヘッドユニット内蔵のDACでアナログ変換する仕組みだと思います。
もしこのヘッドユニットに44.1kHz, 16bitのリニアPCMデータを吐き出す同軸S/PDIF出力端子がついていたら…マニアが泣いて飛びつくに違いないでしょう。
しかし残念ながらデジタル出力はありません。
iPod→S/PDIF取り出しの夢、破れたり。
メーカーさん、どうかお願いします。
USBマスストレージに入れたWAVファイルをS/PDIFコアキシャル出力できるアンプレスヘッドユニットを作ってください。音量レベルは固定(元データのまま)/可変(アッテネート)の選択式が良いです。
本当は内蔵DACもプリアンプも要らないのですが、外部DACを使ってる車は一般にあまりないでしょうから、とりあえずなにかアナログ出力回路も付いてて良いです。
また、USBには2.5インチHDDがバスパワーでつなげられると最高です。
ヘッドユニットはiPod並みの操作性でファイル管理やシャッフル再生ができ、CDの1枚掛けもできると最強間違いなしです。
これならメカ的にも、ソフト的にも物凄くシンプルなものになるはずですから、コストもそれほど掛からないと思います。
こういうものを作ってくれるマニアックなメーカーさん、いないでしょうか。
富士通テンさん、ビクターさん、三菱さんあたり…。
元ニュース>
『アルパイン、デジタルメディア ヘッドユニットを発売…iPod やUSBメモリ』
アルパインは、USB接続により、新しい音楽再生プレーヤーとして大人気の『iPod』やUSBメモリーの楽曲を、スピーディーで快適操作と高音質に再生するデジタルメディア・ヘッドユニット『iDA-X001』1モデルを4月上旬から発売すると発表した。
ヘッドユニットはUSB入力端子に接続して、iPodやデジタルオーディオプレーヤー、マスストレージUSBに収録されている音楽ファイル「MP3/AAC/WMA」を再生、操作が可能。「USBデジタル接続」によりノイズの少ない、高音質に再生できる。また、ケーブル接続するだけで、iPodの充電も可能だ。
また、新開発インターフェイス「センタージョグダイヤル」は、従来に比べ大型化したダイヤルとなり、2段階によるコントロール機能で大容量の収録曲数でもカンタンに探せる。
車室内に最適なGUI(画面デザイン)を実現し、サーチ時にiPod表示画面と同様のビジュアル表示が可能な「2.2インチ大型TFT液晶ディスプレイ」を採用したため、スピーディーなサーチが可能。iPod内にデータ収録されている場合にはアルバムジャケット表示もできるため、車室内インテリアを鮮やかなビジュアルで演出できる。
さらに、車室内インテリアの雰囲気やインダッシュに合わせて、ブルー/レッドを基調とした2パターンから選択できる。TFT液晶ディスプレイ部は、アルパインWEBサイト内の「i-Personalize」(アイ・パーソナライズ)で提供する「壁紙ダウンロード」から、好みのデザインへカスタマイズが可能。壁紙データをダウンロードしてUSBメモリーにて切り替えることが可能だ。
価格は5万2290円。
レスポンス 編集部
Posted at 2007/04/01 03:16:35 | |
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