おはよう御座います!
本日は平日の千秋楽で金曜日。浦和はどんよりとした曇り空で少し肌寒い朝を迎えております。
さて、本日10月28日は1882(明治15)年の此の日、日本で最初に速記文字を開発した「田鎖綱紀(たくさりこうき)」が東京・日本橋の「小林茶亭」で速記法の講習会を開催した事から、1888(明治22)年に講習会の7周年記念会を開催した際、日本速記協会が制定した『速記記念日(速記の日)』です。
議会や討論会・会議などの記録を取る手段として発達した速記法は歴史が古く、欧州では古代ギリシャに於いても使用されて居たそうですが、日本では明治維新後、西洋の速記が欧米文化の一つとして紹介された事が日本語速記法誕生の切っ掛けとなり、1882(明治15)年9月19日に田鎖綱紀が、ピットマン系のグラハム式に基づき「時事新報」紙上へ「日本傍聴記録法」を発表すると、其の速さから「電筆将軍」と呼称されました。
現在、国内には80種類ほどの速記法が在り、速記法の検定は速記記録したものを一定時間内に反訳する所までの正確度を問われる内容(速記の方式は何でもOK牧場・笑)で、通信教育で有名な早稲田式は姓名判断の元祖として有名な、熊崎健翁が考案したものがベースになっております。
日本の国会に於いては1890(明治23)年の第1回帝国議会から速記録が残されており、衆参両議院で使用されて居る速記は、各々衆議院と参議院の速記者養成所で訓練を受けて試験に合格した人達が行って居る為、衆議院と参議院では速記文字が異なりまして、国会はヤジが原因で審議が紛糾する事も在るので、速記者は発言のみならずヤジや発言者の態度・様子なども同時に書き留めて居ます!(笑)
又、速記者は速記文字から通常文字への反訳の際、固有名詞や専門用語の調査の他、簡単な文法ミスの修正や不要な単語のカット、言い間違いの修正なども行いまして、此の作業はテープ起こしにも共通の作業で「整文」と呼称しますが、此処も技術者の腕の見せ所なんだそうです。
しかし、近年では速記も技術者不足から、録音で記録して後でテープ起こしを依頼する方式へ次第に移行して行く傾向に在り、裁判所では1998(平成10)年から速記者の新規募集を中止しております。
斯くして、本日『速記記念日(速記の日)』は日本速記協会が中心となり、広く国民へ速記への関心を啓発する催し等が行われる日です。
其れともう1つ、本日10月28日は1988(昭和63)年の此の日、日本ABC協会が制定した『日本のABCの日』です。
「ABC」とは…
昔、故・沖田浩之の「ABC~♪ABC~♪ハァ~ン、E気持ち~♪」
な~んて歌が在りましたけど(笑)…
其の曲では無く、横浜銀蝿の「ツッパリハイスクールロックンロール(試験編)」で「今夜もお勉強♪彼女とA・B・C♪」でも無く(笑)、在日北朝鮮人が創業者で会長だった「ABCマート」でも無くて(笑)、広告料の基準となる新聞や雑誌の発行部数を調査する団体で在りまして、1952(昭和27)年、日本にABC(新聞雑誌部数監査機構)が誕生したそうです。
てな訳で、本日もボチボチとE気持ち…では無く(笑)気合い入れて頑張ってみますかね~(^-^)/(笑)
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2016/10/28 06:41:35