
まず最初に申し上げておきたいのですが、今回のブログを投稿するに際して、特定の政治思想や感情を扇情するものではありません。
また戦争や紛争を賛美したり、是認するものでもありません。
そのことをご承知頂き、ご覧頂けたら幸いです。
久しぶりのブログですが、今回ご紹介するのはギリシャ軍 M-43フィールドジャケットです。
今までこういったものをみんカラでご紹介することはなかったので、またなんかおかしなことを言いだしたと思われる方もいらっしゃるかもしれません 笑
夏頃、何シテル?で防災に関して皆様にご紹介していました。
そして秋になり、アウトドア・キャンプに関して皆様にご紹介しました。
今回冬になって、今度はミリタリーに関してのご紹介です。
一見、全く関連のないものに思われるかもしれませんが、この一連の流れは実は繫がっており、私の中では非常に重要な位置を占めています。
簡単に申し上げますと、まず防災や防災用品とは、生きる為の知識や生きる為に必要な物資です。
そして秋にアウトドアやキャンプをご紹介した理由は、いざ災害や有事が発生した際の予行演習をするにあたり、一番よい季節に行うことでご経験のない方でも比較的楽に予行演習を行うことができます。
冬というのは、一年の中で一番厳しい季節です。
言い換えると、冬を生き残る知識や経験があれば、どの季節も生き残ることができます。
防災の知識を机上で身につけ、防災用品を備蓄し、気候の良い秋に外で過ごすことになった際の、予行演習の手始めとしてキャンプをし、そして一番厳しい冬に集大成として冬キャンプを行うことで、真冬に外で過ごす厳しさや攻略を身につける。
それが災害に対する本当の備えだと考えています。
備蓄品や装備はある、そこで再確認するのは着ているものです。
冬山登山やスキー・スノボ等をされる方は十分な着衣をお持ちかもしれませんが、真冬の真夜中、何もない吹き曝し中で、強風を伴った吹雪が発生した際、凍えずにやり過ごす着衣や装備をお持ちの方は、果たしてどれくらいいらっしゃるでしょうか。
私は最初、アウトドア用品の防寒着を用意していました。
ダウンのコートは暖かいです。
ただ本格的なアウトドア用品の防寒着は非常に高価です。
そして私に言わせると欠点があります。
寒いと火を起こして暖を取りたくなります。
現在衣服はポリエステル等でできているものが多いのではないでしょうか。
ポリエステル等は火に対して非常に脆弱です。
火の粉が当たると、穴が開いたり溶けて広がったりします。
あまり火の傍に近づくのは得策ではありません。
私の結論は、できれば綿の着衣、若しくはポリコット等の着衣を着ることでした。
できれば丈夫で少々のことでは破れたり傷んだりしないもの。
いったい何がベストで正解なのか。
考えた末出した結論は、ミリタリーウエアでした。
もしかしたら語弊があるかもしれませんので、最初にお断りしておきます。
ミリタリーウエアというのは究極のアウトドア、極限のサバイバルに耐えうる、そして生死をかけて野山を駆け回る機動性や耐久性を備えている、史上最強の衣服ではないかとの考えに至りました。
よくミリタリーウエアを模したレプリカや、ミリタリー風・ミリタリータイプというものも販売されています。
しかし見た目はよく似ていても、中身は似て非なるもののようです。
素材や縫製・コストのかけ方が別物みたいです。
というわけで前置きが大変長くなってしまいましたが、災害や有事に際して一番有用なのは、ミリタリーウエアだという持論に至り、当初の防災・アウトドア・キャンプの一連の流れで、今回はミリタリーウエアをご紹介するということに至りました。
たぶん、ミリタリーウエアといえば、USが一番メジャーなんだと思います。
ただ私は子供の頃、ご多分に漏れず流行っていたドイツ軍や日本軍のプラモデルを作ったり、多少の知識は持っていましたが、現在軍事オタクでもミリタリーマニアでもありません。
何が人気で流行っているのか皆目見当もつきませんし興味もありません。
また天邪鬼なので、流行っていてみんなが持っている、着ているものはあまり身につけたくはありません。
それが私の好みにピッタリ一致するものなら別ですが・・・
私に必要なのは私の考えている機能や実用性が備わっていることと、私の好みのデザインや色使いかどうかです。
そこでやっと今回ご紹介するギリシャ軍 M-43フィールドジャケットの内容になります。
このウエアはミリタリーウエアとしては珍しい色で、ブラックグリーンという色です。
(こういうミリタリーウエアは個体差によって色合いの幅が大きく、販売しているショップによっては、色をダークグレーと紹介しているところもあります)
ここからは画像多めで進めていきたいと思います。
色々探している中で、かなりマイナーなんだろうと思いますが、このギリシャ軍 M-43フィールドジャケットが目に留まりました。
そして私が最初に購入したミリタリーウエアとなります。
うまく色合いを画像でご紹介するのは大変難しいのですが、デザインや色合いが私の好みにドンピシャでした。
背面です。
襟を立てるとこんな感じです。
フロントはボタン留めで、ボタンが隠れるようになっています。
ボタンを外し内側を見るとこんな感じです。
中はふかふかのライナーがついています。
このライナーはボタン留めで外すことができます。
ライナーを外すとこんな感じになります。
拡大1
拡大2
タグ類はこれだけです。
よくわかりませんが型番やサイズの表記でしょうか。
外したライナーです。
画像でお伝えするのは非常に難しいのですが、このライナーの濃いグリーンも、私の好みにドンピシャ過ぎるくらい、とても綺麗な色合いです。
重厚で気品あふれるドレスのような色合いで、およそミリタリーウエアだとは思えません。
よくわからないのですがこのライナーを裏返しにして、これをアウターとして単体で着るのも流行っているんだそうです。
こちらのタグは故意に切られているようで、このライナーの詳細は不明です。
ボタンをつける為の位置決めだと思うのですが、十字の印が残っています。
それでもボタンの上下の位置は見るからにずれていますが 笑
縫製は日本製や西欧製と比較すると、お世辞にも良いとはいえません。
こういうのは日本製では完全にアウトかもしれませんが、基本的にミリタリーウエアは着ることができれば良品ですし、ギリシャではこの程度は通常運転みたいです。
縫製が悪く、最早ボタンホールが小さ過ぎてボタンを通せず、留められないくらいのことは当たり前のようで、自分でなんとかしろということみたいです。
それもまた面白くて楽しいですが。
それが許されない方は日本製やアメリカ製、西欧製をおススメします。
ポケットに何か入っていました。
取り外し可能なフードでした。
以上、専門的な説明は何もなく、簡単なギリシャ軍 M-43フィールドジャケットのご紹介でした。
正直なところ私は古着には興味がなく、ましてどういった用途で使われたのかわからない、USEDのミリタリーウエアを着用するのは少し抵抗があります。
ですので私が購入しているウエアは、USEDで使用したものではなくデッドストック品、要は未使用で倉庫に保管されていたものです。
1980年代から90年代にかけてのもののようで、ヴィンテージ品と呼べるようなものかもしれません。
たぶん保管されていた場所のものなのでしょうが、ウエアには当初油の染みついた工場のような匂いがしていました。
私は気にならない嫌な匂いではありませんでしたが、人によっては不快に感じるかもしれません。
身につける前に何日か陰干しをして、匂いを飛ばしました。
私のブログは長くなりがちで、まだまだ綴りたいことはあるのですが、この辺で終わりたいと思います。
多くは持っていませんが、まだまだミリタリーウエアやミリタリー用品を持っているので、いずれまたご紹介する機会があるかもしれません。
またこのミリタリーウエアをもっと掘り下げて、ご紹介するかもしれません。
ただ前述の通り、私は軍事オタクやミリタリーマニアではありませんので、あまり細かいことや専門的なことはわかりません。
その辺をご承知おき頂ければ幸いです。
それでは大変長いブログをここまでご覧くださり、ありがとうございました。
またいつの日かブログを投稿できればと思います。
皆様が師走の忙しい折、何事もなく無事新年を迎えられるよう、陰ながらお祈り致します。