こんばんは
突然ですが、私、MR-Sとサヨナラすることとなってしまいました。
2014年11月19日 AM6:30
それは本当に一瞬のできごとでした。
その日は急遽、一人旅を企て早朝(AM3:30)に家を出ました。
片道約500kmの移動距離。10時頃には目的地に到着し、のんびり観光の予定でした。
急な思いつき。
不十分な睡眠・休息。
長距離・長時間移動への気持ちの焦り。
全てが私の気の緩みや不注意、そして運転の未熟さから起こったことです。
とあるSAで10~15分程度の仮眠をとり、再出発。
「早く先へ!」そんな気持ちが命取りとなったようです。
SA出口、本線へ合流する途中の長い右カーブでスピン。
一瞬でコントロールがきかなくなり、ガードレールに激突。
まるで映画やゲームのワンシーンかのように感じ、
現実のこと・自分に起こったこととは思えず、そのときは不思議と「怖い」とか
「大変なことになった」とか、そいういう感情はなく、
ただただ姿の変わってしまったMR-Sを見つめ、立ちつくすばかり。
通りがかりの人が「大丈夫?」「ケガない?」とか「警察呼んだ?」とか色々声をかけて下さいました。
警察やJAFが到着するまでの間、わざわざ車を降りて
車輌移動(片づけ)を手伝ってくださる方々もいました。
見ず知らずの私に親切にしてくださった方々、本当に感謝します。
事故当日はなんだか慌ただしく過ぎてゆき、感傷に浸るようなこともありませんでした。
その後数日間も、本当に自分の身に起きたこととは思えず・・・
(今思うと、現実を直視できなかっただけなのかもしれませんが)。
日が経つにつれて徐々に
あぁ、あのとき、本当は怖かった・・
MR-S、なんて可哀想なことをしてしまったんだろう・・・
ゴメンね・・
バカな私・・
この先どうしよう・・
と、ひとつひとつ、まるで何かを思い出すかのようにゆっくりと、色んな感覚が湧き上がってきました。
MR-S
フロント全損。修理不可(厳密に言えば可能ですが非現実的)。
人間
無傷。スリキズひとつありません。
わずか1年と9か月の付き合いでしたが、MR-Sは最後に自分の身を犠牲にして
私を守ってくれただけではなく、大事なことをたくさん教えてくれました。
もともと下手くそな運転。
前々から、いつか事故を起こしそうだな…と、自分でも思っていました。
にもかかわらず最近、よりいい加減な運転になっていたこと、スピード感覚が
おかしくなっていたこと、車を過信しすぎていたことetc…。
頭の悪い私。こんなことでも起きない限り、危険な運転を続けていたことでしょう。
あのMR-Sは、私にそれを教えてくれるために私のところに来たのかもしれません。
そんな私のMR-S。
とても残念で可哀想ですが、明日、廃車手続きをとることとなりました。
色々悩んで、有識者の方々にも相談した結果、今はそれが最善であるとの決断です。
今回の件では、本当に多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしました。
この場を借りて感謝の意をお伝えしようと思います。ありがとうございました。
本当に身体は何ともなく元気ですし、いざ「廃車にする!」と決意したら、
徐々に気持ちの整理もついてきました。
次はどんな車になるのか、まだ見当もついてない状況ですが
もう二度と同じ思いはしないよう気を付けたいと思います。
今月のおわりに
戒めとして書かせていただきました。
失礼しました。。
Posted at 2014/11/30 23:53:54 | |
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