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つづきー


まず、用意したのがこのオーバーサイズピストン。
昔はヤマハのパーツ注文でもオーバーサイズピストンが購入できたけど、今はスタンダードサイズしか購入できない！

と言う事でオーバーホールの頼もしい味方、TKRJ社のピストン販売。

ここから、1mmのオーバーサイズを購入しました。
今後のオーバーホールを考えるなら0.5mmを買っておくのが良いのだけど、次があったらその時考えればいいやと排気量拡大の為に1mmオーバーサイズを購入です。


と言う事で、そのオーバーサイズピストンに合わせてシリンダをボーリングしてもらいました。
ボーリングは井上ボーリングこちらでお世話になりました。

お次は、クランクケースのベアリング交換

専用工具でベアリングを抜き取った後、に新しいベアリングを圧入してゆきます。


ベアリングを組み込む際は、ベアリングを冷凍庫でチンチンに冷やしておいて、ケースを炎天下に放置＆バーナーで熱します（熱し過ぎには注意）
こうしておけば力を入れなくてもスポッとベアリングが嵌ってくれる事もありますよ。

ベアリングをすべて交換したら、ケースの組み立て。
まずはクランクを組み込みます。

ちなみに、井上ボーリングでは、シリンダのボーリングとは別にクランクの分解、ベアリング交換、バランスどりもお願いしましたよ。
コンロッドも綺麗に磨いてくれてピカピカ。作業が丁寧です。

クランクを組み込む際は、クランクインストーラーを使って、ベアリングに負担がかからないように組んでいきます。


反対側も組み込みますよ。


これでクランク組み込み完了です。
ちなみに、ケースの合わせ部分はモンキーのエンジンと違って液体ガスケットで組みます。



次にピストンとシリンダを組みましょう。
ここら辺は、モンキーエンジンとほぼ同じですね。


まずはピストンを組みます。
サークリップをエンジンケース内に落とさないように注意。落としたら分解しなおしですよ。
ちなみにコンロッドのスモールエンドはモンキーの場合はメタル受けだったのに対して
2ストエンジンはベアリング受けになってますね。



次にシリンダも組みます。
組む際にシリンダ内を傷つけないように注意。オイルを十分塗りたくってくださいね。
ちなみに、私の場合このオイルを2ストのオイルではなく4ストエンジンのオイルを使ってくみました（後々ある事が……）
シリンダを組んだらヘッドを組んでナットで閉めるだけです（写真撮り忘れ～）


次に駆動系を組んでゆきます。
今回は消耗した駆動系は使わずに、全て新品部品を使用です。
下手にケチって後々トラブルになるのもいやですしね、せっかくのOHですし。
あ、プーリーに関しては純正品が高かったんで、社外のハイスピードプーリーを使用です。

後はプラスチックの外装など組み付けて完成です。


正直な所、2ストのスクーターエンジンは部品が少なく組むのが楽ですね。
まぁクランクを外したり組んだりするところはSSTが必要な分面倒ではありますが。

と言う事でエンジン完成です。

つづけ

お久しぶりです
生きてますよ。

ここ最近はエボさんは何にもする気が起きず、
かと言ってなんか弄りたいなぁと言う事から、今の通勤の足
ジョグアプリオさんのエンジン換装をしてみようかなと。
今まで、ホンダ4ストエンジンは何機もばらして組み立てしましたが
実は2ストエンジンって一度も弄った事無いんです。
なので興味が有るので、これを機に弄ってみようかと。
まぁアプリオさんも20年経った車両なので、何時までもパーツが
出るとは限りませんし、この際だからあと20年は乗れるようにと。

と言う事で用意しました、定番のAXIS90エンジン



博打要素が大きい中古エンジンですよ（某オクですよ）
とは言え、当然ながら出品者の下すまで動いてましたや、走行に支障ありませんとか鵜呑みになんか
するわけも無く、このまま使う気なんて全くありません。
まぁ、外見は下手に弄った気配も無く、単に車両の寿命が来たから（調子悪くなってきたから）
廃車にしてエンジンだけ販売って感じかと。



変な傷も無く結構真面なエンジンです（外見は）

と言う事でばらしていきましょう。


まずはキャブレター
外見は汚れている以外非常に綺麗です。
でもキャブレターは中が腐っていることが多いんですよね。と言う事で中身を見てみましょう。


お、腐りも無く非常に綺麗ですよ。
こりゃ、放置されていた車両じゃなく廃車直前まで動かされていたようです。

次にリードバルブも見てみましょう


リードバルブだけど、一部板の部分が割れていました。
こりゃ恐らく車両使っていて、リードバルブが割れる→圧縮落ちる→パワーが出ない→エンジン寿命
と言う流れで廃車にされたのかなっと。
さて、他もばらしてみましょう



エンジンの回りのケースを外してみました。
このエンジンは購入後から下手にばらされた形跡が無いようです。
中古で買う場合はこういうエンジンの方が当たりが多いんですよね。
商品説明に、分解して整備していましたとか、改造していましたとか言うのは最悪
オーバーホールしていましたと言うのは地雷多し、綺麗に塗装しておきましたとか言うのは
大抵、何かを隠す為に一時的に綺麗にしたと言うのが殆ど、何にも弄られてないのが
一番ですよ。



駆動系もばらします。
中を見ると、ギアの欠けとか駆動のトラブルも起きた形跡もないです。

中古にしては結構当たりエンジンですね。


今度は逆側のフライホイールです。
周りに傷が有るけど、トラブル出た形跡無いですね。

フライホイール、ジェネレーター外してみましたがオイルポンプにもトラブル出た形跡無いです。

ちょっと汚いけど、中身はしっかりしています。

こういう中古エンジンの場合は、エンジンの回りがオイルまみれとか汚れている方が良かったりするんですよね。
オイルが保護になって金属等が腐食する事が無いんで、汚れさえ落とせばすごく綺麗になるんです。

さて、ヘッド、シリンダを外してみます。

シリンダに焼きついた跡とか無くすごく綺麗です。
相応のシリンダー傷とかあるけどそのまま使おうと思えば使える位です。


写真適当です、はい

さぁ、最後にクランクケースを割って見ますよ。

クランクケースセパレーターを使ってクランクを外します。
モンキーエンジンの場合はケースとクランクベアリングがスカスカなので、セパレーターなんて
使わなくても簡単に分解できたけど、2ストエンジンはセパレーター使わないとケース割る事が出来ません。


ケースの片側を外しましたよ。


クランクも非常に綺麗です。


クランクを外しました。


クランクも錆の発生も無く、やはり長期間放置されていたと言う事は無いエンジンだったのでしょうね。


コンロッドのベアリングもしっかりしていてガタも殆ど無い状態です。

シリンダーヘッド

AXIS中期以降のフィンが多くなったエンジンですね。

と言う事で、中古エンジンとしてはかなり上等な品でした。
これをオーバーホールしていきましょう。

ベアリングはすべて交換。
駆動系のパーツも全て新品に。シール類も全て交換。
クランク、シリンダーは内燃機屋さんに出して、クランク分解ベアリング交換バランス取り
シリンダ、オーバーサイズピストン購入してそれに合わせてボーリングし直し
後は、状況みて劣化、異常のある物を交換と言う感じでしょうか。
少しお金かかるけど、最低限これ位やらないと、オーバーホールにならないですしね。
クランク、シリンダーは新品買うと言う手もあるけど、今の時代パーツが値上がりしていて
加工に出した方が安く上がるんですよね（と言うか、新品パーツが異常な位値上がりしている）
それに、シリンダとかは熱が入って使いこまれた金属なので、それをボーリングする方が
安定したシリンダになりますしね。

と言う事で続く

お久しぶりでございまする。

世間では、もうすぐゴールデンウィークなるものが始まるようです。
私も何処かに行こうとこんな物購入してみました。
今年のFSWで行われる、4種5レースが見れる年間チケットです。
5月、8月のＳＵＰＥＲＧＴ、7月のスーパー耐久、SUPERFORMULA、10月のWec世界耐久選手権、これだけ見れて15000円ちょっととは安いもんです。
以前からSUPERFOMULAは見たいと思ってましたし、wecもたのしみですわ。
と言うことで、まずはゴールデンウィークにＳＵＰＥＲＧＴを見に行って来ますね。

ヤマノススメ　富士山　７合目～
お待たせしました、７合目以降になります。

初日はこれで終了です

では７合目～８合５寸どうぞ～（出来れば1080Pに設定して下さいな）

お待たせしました、６合目以降になります。

まだまだ、先は長いですな～

では６合目～７合目どうぞ～（出来れば1080Pに設定して下さいな）