2007年09月03日

ご無沙汰しております。こんばんは。
涼しくなってきたなと思ったら暑さが
ぶり返してきました。
稲穂はまだ天を突くべく上を向いてい
ますが上空には赤とんぼが飛んでいま
す。作業の手を止めてそんな風景を見
ていると少し幸せを感じます。
写真は某iS糊のリアショックw
セントラルサーキットでのレースに合
わせてセットアップの真っ最中だ。シ
ェイクダウンで初心者用セッティング
を試してもらったのだがフルロールし
てしまいロールオーバーを誘発してい
たのでレートを1.5倍強に固めて昨
日走ってもらった。
結果は・・・
ショックシャフトに巻いてあるタイラ
ップ上が柔らかバネの時のバンプスト
ローク。下のタイラップが硬いバネの
時のバンプストロークだ。
レートを1.5倍にしたにも関わらず
ストロークは微々たる変化しか無いの
だ。同時に変えたフロントのレート強
化の影響をモロに受けている様だ。
サーキット専用車でセッティングが迷
路に入った時のみバンプラバーに当て
るセッティングする事があるがナンバ
ー付きやセッティングする時間や信頼
関係が出来上がっている場合は絶対バ
ンプラバーに頼るセッティングはしな
い。ラバーに頼るのはエンジニアの逃
げでしかないとわたしは思っている。
写真のこのショックはフルストローク
150ミリオーバーだ。十分なリバン
プストロークを取っても十分過ぎるバ
ンプストロークが取れる。しかも全長
調整式だから旋回時のイン側リフトタ
イミングコントロールも容易だ。
減衰は柔らかければやわらかい方が良
いと考えている。スプリングは発生す
る振動をかる~く止める減衰力があれ
ば良いのだ。硬いショックは滑らかな
サスペンションストロークを阻害する
からね。ロールスピードコントロール
も重要ではあるのだがその為にガチガ
チ減衰力にするのは変。
街乗り用のツルシショックやサスキッ
トの簡単セッティング方法を書いてお
こう。お試しあれ。
先ず前後のショック減衰を一番弱くし
て走ってみる。タイアエアーは高い目
で固定してくださいね。そして徐々に
フロントのみを硬くしていく。程よい
硬さになったら次はリアを徐々に硬く
していく。リアも程よくなったら前後
を同時に2ノッチ程度柔らかくしてみ
る。このセッティングの近くにベスト
がいる。タイアエアーを標準か柔らか
目にしてみるのも手だ。
サスペンションはタイアが持つバネレ
ートより硬いバネが必要だと思う。で
ないとタイアを押しつぶして走れない
からね。そしてボディはサスペンショ
ンより硬いレートをもっていないと困
るし持っている。そんな硬いレートを
持つボディに○×ダンパーなるモノを
取り付けて減衰できるだなんてお笑い
以外のナニモノでもないね。ボディが
発生する音色が変わるから剛性感の変
化はあるが剛性も減衰もなにも影響し
ないものだ。ボディ付属品がヤレてき
てギシギシいい始めているE36など
のリアタワーになら○×ダンパーの値
打ちが出るかもね。でも価格は3マン
以下でないとボッタクリでしょうwま
してや新車に付けるなんざ狂気の沙汰
だわwメーカー開発ナメてんのかって
ね。
Posted at 2007/09/03 22:19:06 | |
作業ちう | 日記