
こんにちは。大雨の平野です。豪雨です。近くので
満開になった梅が心配です。
ブレーキについてはひつこくバランスを言い続けてい
ますがマダマダ浸透せず自分の至らなさに反省しきり
です。大きなブレーキ付けてデチューンしている事に
気付かないユーザーやお店に哀れを感じます。
ブレーキパットにもひどいのがあって全く効かないも
のや品質が安定せず効きムラのあるもの欠けたり剥離
が当り前のものなど本当にひどいです。
○○オリジナルや○○メーカー製などブレーキ屋さん
は多いですが実際に自身でおつくりになっているメー
カーさんやお店はとても少ないです。OEM生産が殆
どなんですよ。自社開発自社生産は極極一部です。
前後の効き味のバランスや効き足のバランスまで真剣
にテストしているメーカーさんも数少ないです。こん
なもんでええやろ。。。ってな製品造りが横行していま
すね。
職業柄いろんなブレーキシステムの車に乗りますが酷
いの多いです。ペダルに触れるだけでガチ効きするもの
や同じ踏力で踏んでいるのに効きむらのあるものとか
歯を食いしばって踏みつけないと効かないもの。そも
そも全く効かないものなどw
ウチではPFCとGLADをお勧めしています。制動力
とコントロール性能を重視した選択です。もちろん耐久
性やローター攻撃性も考えますが。
サーキットを走る場合ブレーキの使用は最小限に留めた
いものです。できる限り早く減速を終わらせてコーナー
をクリアし早く全開で脱出したいですよね。
その為にはABSが直ぐに作動してはなりません。ABS
が効く直前の状態をコントロールできるのが一番良い状
態といえます。そうするためには正しいブレーキチューン
と懐の深い脚(つまりフロントの縮みストロークとリアの
伸びストロークに余裕がないとだめって事なんです)が
必須です。アライメントももちろん重要です。キャンバー
を効かせるとブレーキンが効きづらくなったりロックし
たりしてしまうのは運転操作もアライメントも両方間違
ってしまっています。
キャンバー5度でも岡山国際1コーナーをABSを作動
させず70M付近までブレーキをツメることができます。
もちろんクリッピングまでブレーキを残す様な不細工な
こともしません。
タイアには縦と横とその合成グリップがあります。合わ
せて100%です。ストレートエンドブレーキ前に軽く
ステアを入れて横方向に10~30%程度横グリップを
使いタイアを押しつぶしてからブレーキングを開始して
みてください。そうするとフットブレーキ以上の制動力
が掛かります。しかもリアは綺麗に出てコーナーのアプ
ローチが楽になりますしクリップ付近では全開に出来る
様になってきますよ。
チキンレース専用車wやゼロヨン専用車以外は全て曲が
る、曲がれる為にブレーキを使えなくてはなりません。
ブレーキと脚とアライメントは三位一体です。どれがバ
ランスを崩していてもおかしくなります。
次回はロールセンターアダプターの功罪について書きま
しょう。うちがなぜE30M用を発売しているのにE36
用を発売していないのか?これがヒントです。
先日ご紹介した村山聖棋士の動画を発見しました。
ぜひみてみてください。
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Posted at 2009/03/06 12:10:22 | |
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