寒いですね。雪は降っていませんがとても冷え込んでいます。
体をかわす不細工な相撲をとる奴が優勝とか。これも寒い。
興ざめする展開にはしっかり苦言を呈したい。

写真はアルファロメオ156GTAワゴンさんです。サーキット遊びとツーリングを
兼用しておられます。レースの時は9J-17ホイールに245のSタイアを履かせ
ています。街乗りではノーマルホイールに20ミリスペーサー追加して225タイア
にしています。
156のサーキットさんに多いパターンなのですが、アンダーステア対策として
フロントに太いタイアやホイールが履きたいのとトレッド幅をひたすらに広げたい
一心でフェンダーを切ったりおーばーフェンダー貼り付けしたり。。。
確かにタイアによるタイムアップは図れるかもしれませんが状況変化への
適合性(アツい寒い、晴れや雨等ね)が無くなってしまう改造(改悪だと思う)
です。何より不細工なのが致命傷。
サスペンションアームを伸ばしてトレッドを広げるなら理解できますがホイール
だけ広げてフェンダーふくらますのはどうかと思いますよ。
お相撲さんの四股を思い出してみてください。幅広く足を開いていますので
荷重移動させるのに身体も頭も大きく動かさないとなりません。頭を軸足の
着地位置に来るぐらいに体重移動してやっと体重は軸足にしっかり乗ります。
では、肩幅くらいに足を開いて体重を移動してみましょう。肩をちょっと軸足に
振るだけで荷重しますよね。
野球で守備するフォームやボクシングのスタンス等、俊敏に動く必要のある
重心高さと脚幅はある程度に決まってきます。
車も同じ。幅を広げりゃ広げる程イイなんてw考える事をを放棄したとしか
思えませんよ。車も荷重移動しながら動き続けるのですから。
セントラルサーキットで良くみるパターンですが1コーナーなんかはまぁまぁ
なのにS字に入ると劇遅になる。トレッドの広げすぎやタイア幅を広げ過ぎて
モタモタしちゃうw運転手も気付いているはずです。そんな車はハンドルを
切っていくとどこかで更に切れ込む倒れこむ様な挙動を示しますからね。

156の場合はこんな感じのトレッドに成りましたです。対地キャンバーはマイナス
5度に設定してハイキャスターでトーインです。ノーマルよりも40ミリトレッドを
広げています。これ以上だと荷重抜けが起こってしまってダメですね。
スタッドレスがおしゃれでしょ。ナンバー付きはどんな状況もこなさないと
だめですからね。

こんなアライメントを実現する為にはいろいろな改造改善が必須です。
ノーマルアームを強度を保ちつつ加工しまくりますよ。板金屋さんでツメ折り
加工と強度UPもしてあります。ホイールスペーサーは安物ダメですよ。イイもの
探してくださいね。
トレッドやタイアホイールが適正かどうかの簡易診断方法
タイアのトレッド面にチョークを塗ります。たっぷり塗ります。塗った面を
着地させます。前後に動かない様にフットブレーキをしっかり踏んだままで
ハンドルをロックTOロックですえ切りします。ハンドルをセンターに戻して
車を少し動かしてチョークの模様をみましょう。タイアのトレッド幅のどの位置を
中心に円が描かれていますか?
内側でしょうか?真中?外側ですか?これでいろいろ解るのですよ^^v
乗って解るのはドライバー、乗らずに解るのがメカニック。何にも
わかんないのがチェンジニア(プ
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ホンモノは凄みがある。
Posted at 2012/01/24 10:26:14 | |
作業ちう | 日記