今回は、ACEA規格についてですが、欧州自動車工業会が定めた規格ですね。
ベルランゴの推奨オイルはQUARTZ INEO FIRST 0W-30ですが、
メーカーサイトではACEA C1とACEA C2の規格を取得しています。
以下の参照によりますと、C1C2は省燃費オイルでC3C4はエンジン保護性能が高いそうですが、それではベルランゴにはどの規格が合うのでしょうか。
表縦軸より、HTHS粘度高いと摩耗量が少なく高負荷に対応できる。
ただし、燃費が悪化することがある。
表横軸より硫酸灰分が少なくなると排ガス処理装置(DPF)の目詰まりを起こしにくいなど。
推奨オイルの水準で考えれば、C1とC2はOK?
C3でもC4でもOKになるのでしょうか??
しかし、上位互換なんて概念は無い様で、やはりベルランゴにはベルランゴの適性がある様に思います。
結局、良く分かりませんw
引き続き勉強します!
以下、
ユニルオパールサイトより参照
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C規格のオイルはクリーンディーゼルにも使うことのできる、環境型高性能オイルと言うことができます。
クリーンディーゼル車にも使えるということは、
・DPFを目詰まりさせる物質が少ない。
・清浄分散性に優れる。
(ディーゼルエンジンでは、ピストン周りにすすが貯まりやすいため)
・高温安定性が高い。
(ディーゼルエンジンでは、よりエンジン内部の燃焼温度がより高い多いため)
と言った特徴を持つため、ガソリン車においても、より性能の高いオイルであると言うことができます。
ACEA C規格はHTHS,硫黄分の内容成分量により大きく4つに分けられ、欧州各メーカーのディーゼル規格はC規格を基準にメーカーの独自テストを追加したものになります。
※ACEA C5規格はHTHS2.6~2.9、硫酸灰分0.8未満となり、この表からは外れます。
HTHS粘度:
高温高せん断粘度のこと。この値が高いほど摺動面の摩耗量は少なく、高負荷にも対応できます。ただし、粘性抵抗が増え燃費が悪化することもあります。
図では、縦軸が上に行くほどHTHS粘度が高くなるため、C3,C4規格の方がエンジン保護性能が高く、C1,C2の規格の方が省燃費オイルと言えます。
硫酸灰分:
オイル内の金属成分の量。DPFなどの排ガス後処理装置に悪影響を与えます。
図では、横軸が左に行くほど硫酸灰分が少なくなるため、DPFの目詰まりを起こしにくいと言えます。
特に2019年ごろまでのルノーのクリーンディーゼル車は、ACEA C4規格を要求しておりますので(RENAULT RN0720)、ご注意ください。
※現行ディーゼルはRN-17FEという別の規格になります。
現在、日本に入ってきているオイルでC4規格を満たしているオイルは、非常に少ないです。
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Posted at
2021/12/10 14:33:25