数日前のニュース
名古屋市西区で中学1年の男子生徒が「学校や部活でいじめが多かった。もう耐えられない」などと遺書に残して、1日、地下鉄ホームから飛び込み、自殺した。
この手のニュースを見る度に残されたご両親の気持ちを考えると、とても辛くなります。
と同時にマスコミの扱いや大人の対応に疑問を感じます。
いじめは私が子供の時代から、いやいやもっともっと昔からありました。
しかし、それが原因で自殺にまで至る という事はそう多くはなかったと記憶しています。
何故自殺にまで発展するのでしょう?
・昔と違って、いじめの内容が陰湿化している。
・昔と違って、子供にはさまざまなストレスがかかっている。
とか良く言われます。 確かにそれもあるでしょう。
以前、コメディアンの松本人志氏が『松本人志の放送室』(TOKYO FM)と言うラジオ番組でいじめについて、こんな発言をしています。
以下、
http://logmi.jp/13922(自殺こそもっとも罪深いと教えるべき(第266回放送分より))より抜粋。
腹立ってしゃあないんですよ。今いじめで子供が自殺して、教育委員会がどうとか学校がどうとかいうのが多いですよね。そこをみんな突付くじゃないですか。わかりますよ、それもある。でもね、一番悪いのは、自殺する事ですよ。
これを、誰も言わないんですよ。もうみんなが「かわいそうかわいそう」って言うじゃないですか。こんな報道の仕方してたら自殺減らないですよ。
みんな味方してくれるって思うもん。死んだら味方してくれると思うなら、自殺する人どんどん増えますも ん。
ほんま腹立ってしゃあないねん。自殺する奴はアホやって誰か言わないと。
でも結局、それを言うと自分が攻撃されるんちゃうか、とかね。
いじめられて死にたくなる気持ちも分かる。でもね、やっぱり一番罪深いのは自殺なんですよ。自分の命を断つことが一番罪深いんですよ。だからそれをやることが一番あかんねや、って言う事を言わんとね。
-以下 略 -
この発言を不快と思う人もいるでしょうが、批判を恐れずに言ってしまうところがいかにも松本氏らしいですね。
このような迷走するいじめの諸問題にモヤモヤする中、素晴らしいニュースもありました。
以下「TVでた蔵」より抜粋 (2015年11月3日日本テレビ放送)
先月渋谷区立広尾中学校の文化祭に登場したのがイギリスから来日したBars&Melody。Bars&Melodyは17歳のチャーリーさんと15歳のレオンドレさんの2人組みユニット。
当時13歳だったレオンドレさんは自身が受けたいじめの経験を歌詞にして披露しオーディションに合格。この番組は動画サイトで約1億回再生された。
https://www.youtube.com/watch?v=gOJvkx44F38
レオンドレさんがいじめを歌にしようとした理由についていじめを経験したからこそどんな歌詞を届ければみんなを元気づけられるかわかったという。
この二人を見習って、日本のマスコミや大人はもう少し考えて欲しいなあ。
原因究明や、葬儀の中継・インタビューや、「かわいそうかわいそう」だけじゃダメなんだって。
Posted at 2015/11/04 17:02:21 | |
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