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2016年01月31日 イイね!

後輪スリップ/給油/燃費

  1月31日(日)

   朝
 さて、日曜日。
 グッスリ眠れて、スッキリ目覚めました。
 朝は、良い天気でしたが、真夜中に、どうやら、雪が降っていたようです。
 交通量の少ない、裏道は、雪で真っ白でした。
 幹線道路は、雪もなく、路面は、乾いていました。

 富士山が、クッキリ見えました。
 何度見ても、富士山がクッキリ見えると、気分が良いです。



 前日夜に、このエリアに用事があり、ビジネスホテルに宿泊していました。
 その後、この日、そこから近い場所で、違う用事があり、ここから移動開始。
 そして、1日、某所で用事を済ませました。

    スリップ
 実は、某所の目的地に駐車していた車。雪が積もった状態の所に駐車していました。




 帰ろうと思って、アクセルを踏んだ所、ツルツル・・・と、後輪がスリップして、全く進みませんでした。
 あれっ?これ、帰れない・・・
 やはり、後輪駆動の車は雪道では、不利だな・・・と言う事も、あらためて実感。

 結局、車を、少し、後ろにバックさせてみると、後ろに、わずかに動いてくれました。
 その後、勢いを付けて、前進に切り替えると・・・・何とか、無事に脱出。ホッ。

 積雪で、雪が道路の両側に積まれていて、道幅が狭くなっています。



 こんな時、真上から見た疑似画像で、ナビ場面に、車体の状態を写してくれる、360度カメラは、
 本当に、ありがたい。



 それにしても、今回のスリップだけではなく、これまでの、色々な場面での雪・凍結道路を走って
 感じるのは、「やはり、自分の使い方では、FR(後輪駆動)車は、合わない」と言う事です。





   4WD必須
 実は、FR(後輪駆動)車に乗り換えて、約2シーズン。
 このエリアの友人達と、車の話題になる事も多いのですが、「このエリアを生活圏にしている
 なら、4WDは、必須ですよ」と、「100%」言われます。
 どんな人に質問しても、4WDは、必要と言われます。
 最悪でも、FF(前輪駆動)でしょう。ま、RRと言う考え方もありますが、RR車は、スマート位しか
 一般的な車としては存在していません。(サンバーはRRでしたが、現状は新車で入手不可)

 お尻を振りやすい、FR(後輪駆動)は、やはり、限界を感じました。

 自分は、このエリアに住んでいる訳ではありませんが、普段の色々な用事の中心は、このエリア。
 やはり、実質、このエリアが、半分、生活圏のような感じになっています。
 色々な用事で、このエリアに来る事が多いし、4WD車、しかも、車高の高いSUV系が、自分の
 生活スタイルには、一番合っている事を、あらためて、実感させられました。

 この日、ホテルの駐車場の出入り口、結構、雪が積もったままだったので、下まわりを
 雪が邪魔しないか?ギリギリでした。このエリアでは、ちょっとした雪の盛り上がりを乗り越えて
 出入りする場面も多いので、ある程度の車高も必要です。

 着座位置が低すぎて、自宅車庫への駐車の時には、左足をフットレストに思いっきり踏ん張って
 腰を思いっきり浮かせないと、窓から顔を出しながらのバックが出来ない。
 シートを上に上げると、頭が、天井につっかえてしまい、バック操作が出来る状態ではなくなり
 ます。この点も、最近、年齢と共に、腰がつりそうになる事もあり、限界を感じ始めています。

 うーん・・・車としては、とても素晴らしいのですが、自分の生活パターンに「合わせる」には、
 限界が、チラチラ見え隠れしはじめています。
 

   移動
 そして、帰りましたが、山中湖を越えて、籠坂峠までは、雪景色。
 峠の景色は、前日同様、木々に付着した水分が凍って、神秘的な雰囲気になっていました。



 しかし、須走に降りて、御殿場市内から、国道246号に入ると、雪は、全くなし。
 別世界です。


   給油
 その後、ガソリンスタンドまで、快調に走行。
 途中、帰路だけの平均燃費は、驚きの20.8km/ℓを示しました。
 燃費が、グングン伸びています。

 でも、今回の往復以外の部分では、休日のストップ&GOが多い渋滞有りの買い物チョイ乗り
 で使った為、その部分だけの平均燃費は、車載燃費計でも、14.5km/ℓ前後でした。
 そして、今回の往復で、やっと、平均燃費を伸ばしました。

 給油してみると・・・

 オド・メーター   5503km   
 トリップ・メーター 239.8km
 車載燃費計    15.6km/ℓ
 給油量       16.75ℓ
 単価         78円/ℓ 
 満タン法燃費    239.8÷16.75=14.3164179km/ℓ

 うーん・・・やはり、平均すると、満タン法で、リッター15kmを越えられませんでした。ガッカリ。

 この日の復路だけの燃費は、ガソリンスタンドまでで、車載燃費計で、20.0km/ℓを示したので
 もしかして、平均すると、リッター15km越えられたか?と思ったのに、なぜか、いつもと同じ、
 リッター14km代止まり。
 やはり、この車の燃費には、大きな不満です。

 エンジン回転数、わずか1200~1500回転前後で、トルクでグイグイ急な登り坂を登ってくれる
 のは、毎回、感動するのですが、やはり、オートマチックの制御の不満が大きい。
 時速40kmで、4速に入るまでは、ま、良いのですが、5速には、時速55kmにならないと、
 入らない。
 6速には、時速67km前後にならないと、入らない。

 5速と6速を、もっと、低い速度で、シフトチェンジ出来るようにしないと、ここでのエンジン
 引っ張りが、一般道路では非常に多く、そこで、燃費の伸びが、止まっていると感じます。

 ま、E-CLASSは、セダンが先に、新型に切り替わり、ワゴンも、1年前後遅れて、世界中で、
 新型に切り替わるでしょうから、新型では、恐らく、9速オートマチックになり、変速パターンも、
 変わると思います。
 燃費に関しては、新型に期待するしかないでしょうね。

Posted at 2016/02/10 07:45:25 | クルマ
2016年01月24日 イイね!

レヴォーグ高速道路試乗

   レヴォーグ高速試乗
 今日は、インターネットで募集していた、「アイサイト、高速走行体験試乗会」に当選。
 スバルの販売店に行きました。





 自分が当選した時間帯は、午前10時~10時40分迄の枠でした。
 車両説明があるので、20分前に、おこし下さいとの事。
 行ってみると、お店のオープンが、10時~だったようで、きっちり20分前に到着した自分は、
 従業員の皆さんが、ラジオ体操している中、かきわけて、入店。
 関東地区の天気が、荒れるかもしれない・・・と言う予報だったので、金曜日のうちに、販売店から
 メールが届いていました。
 「もし、当日、積雪等で、試乗会の実施が、難しい場合は、中止させて頂く事がある」との事でした。
 しかし、実際は、良い方向に天気予報が、ハズレてくれたので、無事、試乗会を実施する事が
 出来ました。


   レヴォーグ1600 GT-S試乗
 さて、試乗です。試乗車のオド・メーターは6000km代でした。
 今回の試乗の目的は、アイサイト・バージョン3の性能を体験してもらう事。
 その為には、どうしても、高速道路を走らないと、車線逸脱システムの性能が体験出来ません。
 だから、高速道路を走るのが、メインと言う、ありがたい試乗会になりました。

 尚、往路は、販売店のベテラン・ドライバーが運転し、色々な機能説明をしながら、運転。
 自分は、助手席に乗ります。
 その後、高速道路を、1区間走った後で、一般道路に降り、交通量の少ない、住宅地の中で
 停止し、更に、色々な機能の説明。

 その後、運転を交代。運転席のシートの設定のやり方から、細かく、アドバイス頂きます。
 そして、そこから、自分で運転して、往路と反対の1区間、高速道路を走行。
 そのまま、インターを出て、販売店までの一般道路は、そのまま、自分で運転。

 時間は、40分と設定されていましたが、実際は、販売店に戻ったのが、50分程経過して
 いました。


   アイサイトの性能
 普段から、「世界トップレベル」の一つと言われている、メルセデスのアダプティブ・クルーズ・
 コントロールを使い慣れている自分には、アイサイトの自動追従機能を体験した第一印象は、
 特に、驚く事は、ありませんでした。

 ま、「普通」です。

 メルセデス同様、追従精度が非常に高く、安心して、任せられると思いました。

 カラー認識との事なので、「白黒2眼認識」のメルセデスより、色を見分けられる点では、
 メルセデス以上の性能を持った部分もあると言う事です。
 高速道路走行で、特に「メルセデスと違う」と感じた部分は、車線逸脱に対する対処方法です。

 メルセデスの場合は、車線逸脱しそうになると、まず、「シャンシャン」とステアリングに振動が
 あります。
 そして、大きく車線をまたぎそうになると、思いっきり「グイッ」と、ステアリングを車線内に戻します。
 実際は、内側の車輪のみに、強制的に、ブレーキをかけて、車体を車線内に、戻すように
 強制的に、制御します。
 これ、かなり、ハッとします。

 一方、レヴォーグの場合は、他のスバル車には、まだ、装備されていない「車線の中央を維持
 する機能」が備わっているとの事です。
 わざと、車体を、車線の左寄り、右寄りに、動かしてみると、車線の中央に車体を戻すように、
 ゆったり、ステアリングが動きます。

 メルセデスのように、一気に、グイッと、戻す事はなく、弱めに、ジワジワと言う感じで、自動的に
 ステアリングをアシストしてくれます。
 この機能は自動追従を設定していない時に、作動するそうです。

 自動追従の時は、車線と前車の動きを見ているので、車体が、ラインに寄って行く事が、ない・・・
 と言う前提で、ステアリング・アシストは、働かないようです。
 (細かい事は、良く覚えていません)

 どちらにしても、追従性能、前車がいなくなった時に、設定速度まで加速する時の加速方法
 などは、自然でした。
 メルセデスは、時々、追従機能が、突然、前車をあおるように、ピッタリ追従してしまう事もあるの
 ですが、スバルの場合は自分が試乗してる間は、常に、安定した追従を行いました。
 評判が良いのも、良く理解出来ました。

 自分は普段、霧の深いエリアを走るので、レーダーなどを使わず、2眼カメラのみで
 前方を認識するアイサイトは、購入対象外としていましたが、カラー認識になり、かなり、
 精度が上がったそうで、多少の霧なら、人間の肉眼で見えない物でも、認識しているそうです。
 霧に弱い・・・は、かなり改善されているそうです。


   追加機能
 その他の機能としては、サイドカメラ画像を、ナビの装着に左右されないインパネの中に、表示
 する事は、驚きです。
 担当ドライバーは、やたら、これを自慢してました。




 そして、バックする時に、踏み間違いによる急発進を防止する為の設定が、付いている事も、
 かなり自慢されました。「後退速度リミッター」と言うそうです。
 設定は、3段階で、出来るようです。設定したくない人は、OFFも出来るそうです。
 細かい部分に、色々配慮されていると思いました。




   乗り心地
 試乗車は、売れ筋の1.6 GT-Sです。
 GTより、1ランク上のグレード。
 大きな違いは、「ビルシュタインのダンパーを装着している」と言う事。
 欧州車に乗り慣れている人には、ビルシュタイン・ダンパー装着の方が、しっくり馴染める
 だろう・・・と言われました。
 確かに、高速道路の試乗では、この程度の足回りのカタサの方が、疲れないし、道路の継ぎ目
 を、高速で乗り越える時の車体のブレが、少ないだろうと思いました。
 乗り心地は、少しカタメの印象で、程良くコツコツと来る感じです。
 
 あと、シートも中々良い感じでした。
 包まれ感が、心地良く、恐らく、長時間乗っても、そんなに疲れないだろうと思いました。


   異音
 試乗中は、舗装状態の良い高速道路が中心だったので、あまり、あら捜し出来ませんでしたが、
 それでも、試乗中、ずーっと、インパネ前方、ボンネットの奥辺りから、ビビリ音ではないの
 ですが、何と表現して良いのか?わかりませんが、「スーーーーッ」と言う音が、聞こえ続けました。
 異音と言う物でもない、ビビリ音でもない、何とも言えない音なのですが、明らかに、何かが、
 すれるような音です。気になったのは、これ位です。

  
  レヴォーグの魅力
 車としての、レヴォーグの装備なども、確認しましたが、価格の割に、少し、装備が淋しい部分も
 ありました。
 例えば、リヤ・ハッチ・ゲートの開閉は、手動式。
 ボタンを押すと、電動で閉まる・・・などの機能は、オプションでも、用意されていません。
 従来型のバッタンと、手で閉めるだけ。

 ただ、ボンネットは、ダンパーで開く方式。
 吸音材も、比較的、広めに貼ってありますし、ストッパーは、中央1ヶ所だけですが、その取り
 付け部分は、ガッチリした形状になっていました。
 塗装も、見える部分は、奥まで、吹き付けられています。
 助手席ヘッドレストも、取り外し出来るので、ロング・ボードの車内積みも、問題なし。


   燃費
 ただ、自分が、これまで、アイサイトの性能が、素晴らしくても、スバル車に振り向かなかった
 理由は、どの車種も、燃費が、いま一つである事です。
 XVには、ハイブリッドも出したのに、ハイブリッド燃費が、あまり良くない。
 自動車雑誌のテスト試乗のレポートを見ると、時と場合によっては、通常のガソリンエンジン車の
 方が、燃費が良いケースもあるようです。

 尚、この日の試乗中の燃費は、車載燃費計で、13.5km/ℓを示しました。
 高速道路走行が多かったので、伸びたのでしょう。
 逆を言うと、程好い状況で運転しても、リッター15kmは、越えられないのだと感じました。
 やはり、スバルの場合は実用燃費が、いま一つの印象が強いので、そこが、残念です。


   レヴォーグ・ハイブリッド
 噂によると、レヴォーグは、2016年6月頃か、秋頃に大きなマイナーチェンジがあるとの事。
 その時、もしかすると、ハイブリッドを追加するかもしれない・・・と、ある雑誌に書かれていました。
 もし、それが本当なら、期待したい所です。




   海外で売れまくり
 スバル車は、この時点で、北米で、売れまくっています。
 車が足りず、入荷したら、すぐ、売れる状態だそうです。
 だから、日本国内向けに、まわす車両も不足しているそうです。
 と言う事は、契約する場合の条件は、強気なのでしょうか?

 尚、リセールバリューを気にするなら、やはり、SUVのフォレスターを購入する事をお勧めする
 との事。
 しかも、ターボ車がお勧めだそうです。ノン・ターボでは、若干、非力だそうです。

 でも、ターボ車の燃費は、カタログ燃費でも、リッター10kmチョイ。
 この時代、その程度の燃費の車には、いくらリセールが強いと言っても、個人的には、乗りたい
 とは思いません。

 でも、最強のリセールバリューと言われている、トヨタ・ランドクルーザーも、燃費は最悪。
 カタログ燃費の時点で、リッター10km切っています。

 でも、長く乗って、過走行の個体でも、高額で取引きされる事が多いのが、ランクルの強み。
 でも、スバル車は、頑丈で、安全なイメージもあるし、久々に乗って、確かに、しっかり・安心して
 乗れた・・・と感じました。ありがとうございました。

Posted at 2016/02/09 07:58:36 | 試乗記 | クルマ
2016年01月23日 イイね!

レクサスNXハイブリッド試乗/GLC250展示車

   レクサス
 レクサスNX300hを見に行ってみる事にしました。
 これまで、レクサスに行った事は、日本にレクサスがオープンしたばかりの頃、1度だけあります。
 それから、もう、軽く10年以上が経過。
 ハリアーの姉妹車になる、NX、そして、RXも一度見てみたくて、行ってみる事にしました。

 でも、お目当ては、NXです。
 ハリアーが、意外に中古人気があって、海外からの需要も多いとの事。
 では、そのレクサス版は、どう違うのか?見てみる事にしました。

 すると、基本は、ハリアーと同じです。
 ドアのヒンジ類も、レクサスだからと言って、輸入車のような、太い部品になっている訳ではなく、
 ハリアーと同じ。
 アクセルペダルも、ハリアーと同じで、吊り下げ式です。
 ただ、後席ドアの前席ドア側との境目には、ゴムが付けてあり、ドアの閉まり音などに配慮した
 造りになっていました。
 この手法は、新型50系ハイブリッドでも採用してますし、ビッグ・マイナーチェンジ後の三菱の
 GG2Wも、同じレベルに格上げされています。

 BMW X1も、フルモデルチェンジされて、この部分にゴムを付けましたので、最近のトレンド
 なのかもしれません。

 尚、見た目の雰囲気は、ハリアーと同じ。しかし、インパネデザインは、全く違います。
 良い意味での囲まれ感があり、心地良いです。
 内装の質感も、かなり、材質を高級な物に仕立てています。

 そして、実は、外観の寸法、室内寸法は、ハリアーと、NXでは、微妙に違います。
 ハリアーの方が、実は、大きい。
 NXの方が、外観も、室内も少し狭く、正直言うと、インパネが、前席の場合は、特に、囲まれて
 いる形状なので、狭く感じます。
 そして、展示車は、サンルーフも付いていたのですが、頭上空間が、非常に狭く、圧迫感を強く
 感じました。頭が、天井に当たりそうです。


    試乗
 尚、せっかくなので、試乗させてもらう事にしました。
 本当は、2000ccのターボでも良かったのですが、ハイブリッドの試乗車があると言う事で、
 ハイブリッドを試乗する事にしました。
 ただ、グレードなどは、良く覚えていません。
 NXハイブリッドの場合は、FF(2WD)と、4WD(e-four)が、選べるそうです。
 しかし、試乗車が、どちらのタイプだったのか?は、わからずじまい。

 ま、とにかく、トヨタのハイブリッドのSUV系には、乗った事がなかったので、ひとまず、雰囲気を
 感じられれば・・・と言う事で試乗する事にしました。

 尚、ハリアーの方は、全く試乗した事がないので、ハリアーとの比較、違いと言うのを、全く評価
 出来ないのが、残念です。
 トヨタブランドのハリアーと、レクサスブランドのNX、中身の基本は、同じなのに、どう違うのか?
 の感想を伝えられないのは、残念です。


   オーディオの音
 一応、オーディオの音を確認しました。
 標準ナビ付きで、特別な仕様の高級オーディオは、付いていませんでした。
 FMは、ワイドFM対応ではないとの事。

 自分が持っているSDカードの音楽をかける事が出来ず、FM放送を受信して、そこで、音質を
 変更して・・・と言う感じで、確認しました。
 低音、中音、高音を、イコライザー設定で変更し、それなりの音に作り込みました。
 FM放送での音楽を聞いた感じでは、そんなにすごい音ではなく「並」の音でした。
 BMW X3と、同じレベルの音質。 


   走行性能
 さて、一般道路の平坦地を、短時間の試乗でしたが、感じた事。
 まず、ステアリングを左右に激しく動かしてみると、ま、特に、反応が遅い事もなく、早すぎる事も
 なく、程好く反応します。
 ステアリングを動かした分だけ、きちんと、車体が動いてくれると言う感じです。


   ブレーキ性能
 久しぶりに、トヨタのハイブリッドを運転しましたが、NXに関しては、ブレーキを踏んだ時の制御
 が、いかにも、ハイブリッド車的で、かなり独特な感じでした。
 フット・ブレーキで、ペダルを踏むと、システムが、何か、一生懸命、制御しているような機械音が
 耳につきます。
 あー、ハイブリッド車のシステムが、何か、働いているのだな・・・と言う事が、ハッキリわかり
 ました。
 レクサスブランドの高級車レベルに、この制御音は、若干、残念な印象です。

 ただ、これぞ、EVでも走れる独特の車なのだ・・・と思えば、その不自然さが、逆に、プレミアム感
 として、とらえる事も出来るかもしれません。
 でも、踏んで、制御して・・・のタイミングが、何となく、コンマ数秒のレベルかもしれませんが、
 何となく、人間の感覚と、ズレているように感じました。


   ハリアーとの違い
 運転していて、ハリアーとの違いを感じたのは、「ブレーキ・ホールド機能」が、付いていると言う
 事です。これは、ありがたいと思いました。


   完全停止まで、自動追従
 あと、ACCも、ハリアーと、違いがあります。
 NXでは、オプションになるのですが、ACCが、前車追従を、完全停止まで、行ってくれます。
 ハリアーは、時速40km以下の追従は、行いません。
 この点は、NXが、かなり優位です。
 と言っても、オプションなので、色々付けると、かなり高額になります。

 尚、試乗車で、オートクルーズを設定したものの、前車が減速しているのに、全く減速しない。
 結局、試乗車には、オプションの「前車追従クルーズコントロール」が、装着されていなかった
 みたいです。
 これに関しては、「もし、じっくり、体験されたい場合は、装備を確認して、きちんとした試乗車を
 用意しておきます。」と言われました。
 尚、トップビューカメラも装着されていたので、やはり、駐車は、とても便利でした。

 走行性能、パワー感などは、平坦地を、少し走っただけなので、良くわかりませんでした。
 ただ、普通に運転して、普通に走れる車でした。良い車だと思います。


   シート
 尚、短時間試乗なので、シートの品質感は、あまり判断出来ませんが、試乗中、腰まわりが
 包まれる感じで、良い印象でした。
 以前、別車種のレクサスに乗っていた知り合いが、「レクサス車のシートは、疲れなくて、とても
 良い」と言っていたのを思い出しました。
 これに関しては、一般道路のカーブの多い峠越えをしたり、片道100km休憩なしで、走り続ける
 ような走行テストをしてみないと、自分なりのシートの良し悪しの評価は、出来ないと思いました。


   価格差
 尚、元々、ハリアーと、NXでは、同等装備のグレードで比較すると、100万円以上の差額が
 あります。NXの方が、割高です。
 と言っても、インパネ形状が、全く違い、内装の材質も、全く違います。
 レクサス・コールなどの付加サービスも、色々あるので、価格差は、少し縮まります。

 また、レクサスは購入時に、ほとんど、値引きしない代わりに、売却時に、その分、高く売れると
 言う可能性もあります。
 元々、トヨタ車は、人気があるので、ハリアーでも、大きく値落ちしないと言われていますが、
 レクサスなら、更に、総合的に見ると、ハリアーとの差額を埋めるだけの価値は、あるのかも
 しれません。
 人生で、一度は、レクサスオーナーの気分を、数年、味わってみて、実際、どうなのか?は、
 試してみる価値は、あるかもしれません。


   ボンネット
 ただ、レクサス基準なので、トヨタブランドの姉妹車より、優秀で、素晴らしいのか?と言うと、
 確かに、見えない部分も、かなりコストをかけていると言われている半面、思った程、レクサス
 だから・・・と言って、完璧に高級路線を徹底しているか?と言うと、そうではない部分も
 見え隠れしています。
 ボンネットを開けると、ボンネットは、ダンパーで開く方式。これは、ハリアーも同等。
 そして、ストッパーは、中央1ヶ所留め。さらに、ストッパー部分の塗装も、実は、省略されて
 います。この部分は、三菱のGG2Wと、同じでした。

 レクサス基準でも、この部分は、一般的なトヨタ、三菱と、同じレベルなのか・・・と言う点では、
 少し、残念な気持ちになりました。
 と言っても、メルセデスだって、A-CLASS系(CLA、GLA、CLAシューティング・ブレーク、
 B-CLASS兄弟)は、ダンパーは、つっかえ棒式、ストッパーは、中央1ヶ所留め。
 このクラスでの品質基準が、ここまで・・・と言う事かもしれません。

   RX
 尚、NXの1クラス上のRX。以前は、RXが、ハリアーのレクサス版でした。
 今は、完全に別物。
 アクセルペダルは、高級車にふさわしく、オルガン式ですし、ボンネットを開けてみても、質感が
 違いました。その分、価格も、高額です。

 
   GLC
 その後、GLCを見に行きました。
 2月発売ですが、展示車が先行で入って来たとの事。
 まだ、写真は撮らないで欲しいとの事でしたので、撮影なしで、見るだけ見ました。
 自分は、東京モーターショーで、実物のGLCを見たので、特に、驚く事は、ありませんが、やはり
 東京モーターショーのように次々に人が乗り降りして、ゆっくり見られないと言う事がなく、じっくり
 見られたので、見に行った意味は、ありました。

 やはり、予想通り、最初は、ガソリンエンジンのGLC250だけの導入だそうです。
 ディーゼルエンジン+4MATICのGLCは、早くて秋、もしかすると、1年後に追加になるかも
 しれないそうです。

 自分は、GLC 4MATICディーゼルが、導入されれば、飛びつきたい位の気持ちがありました
 が、ガソリンエンジンでは、興味なし。
 価格も、GLC250の場合は、600万円台~です。
 これによって、ディーゼルが導入される場合の価格も、だいたい、見えて来ました。
 少なくとも、GLC250と同等か、その前後。
 もし、GLCに、GLC200と言うガソリンエンジンを追加導入するのであれば、あと1段階、価格
 レンジを下げた戦略で出すかもしれませんが、そこは、良くわかりません。


    値上げ傾向
 ここの所、メルセデスは、ライバルだった、フォルクス・ワーゲンが、色々な事があって、「オウン
 ゴール」してしまい、失速した事から、かなり、強気の戦略に出ています。
 先日、追加発売された、C350e(C-CLASSのPHV)は、驚きの700万円台。


    BMWのPHV
 一方、BMWは、2シリーズ・アクティブツアラーと、3シリーズにPHVを追加発売しましたが、
 価格は、通常のガソリンエンジンやディーゼルエンジン+α程度の価格設定。

 メルセデスのC-CLASS PHVの価格設定は、どう見ても、「間違い」です。
 しかも、EVで走れる距離は、カタログ上でも、30km以下。
 BMWは、3シリーズで、30km以上。
 2シリーズ・アクティブ・ツアラーは、40km以上走ります。
 それなのに、BMWのPHV車の価格設定は、非常に買いやすい価格です。

 メルセデスは、6月に、かなりの車種を、更に、2%値上げすると発表しました。
 実は、2015年6月前後、ドイツ車は、いくつかのメーカー、値上げしてます。(メルセデスも、
 BMWも、VWも)更に、値上げ。

 しかも、価格設定は、ライバル他社と、かけ離れた、高額設定。
 ちょっと、強気過ぎませんか?

 EV走行距離が、30km前後しか走らないPHVなんて、ほとんど、買う人は、いませんよ。
 EV体験組は、その点、シビアに体験しているので、事情は、バレています。

 最低でも、40km以上、EVで走れないと、意味がありません。
 特に、ガソリン価格が、レギュラーガソリンで、1リッター100円前後に下がった、このご時世
 では、長い時間の充電時間をかけて、EVに乗るメリットは、かなり薄れています。

 また、「自宅で普通充電」程度の使い方メインなら、EV車のメリットは大きい。
 しかし、外部急速充電を行えるPHVの場合、外部急速充電料金が、逆に、元が取れなくなって
 います。


 例)NCSと言う充電会員の場合・・・
 コンビニなどでは、30分360円。
 GG2Wの場合、ガソリン3リットル使ってアイドリングすると、急速充電を30分やったのと同じ
 EVバッテリーを充電出来ます。
 レギュラーガソリンが、100円が現実的になった今は、コンビニで30分かけて、急速充電する
 より、バッテリー・チャージ・モードで充電した方が、安上がりになってしまいました。

 しかも、NCS充電会員の場合は、30分360円だけではなく、他に、毎月、500円か、1500円
 の「月会費」も払っています。
 月会費を払わない、フリーのお客さんの充電は、もっと、高額だそうです。

 話が、脱線してしまいました。


   GLCのラインナップ
 メルセデスのGLCに、最初から、ディーゼルを、日本に導入しなかったのは、何か、戦略的な
 意味があると思うので、しばらく、待つしかありません。
 最初は、ガソリン2000ccエンジンのみの導入です。
 E250や、C200などと同じガソリンエンジンです。

 仮に、GLCにディーゼルが導入されたとしても、恐らく、4MATICになると、重くなるので、燃費
 は、たいして、期待出来ないと思います。
 と言う事は、自分は、GLC ディーゼルを仮に買ったとしても、ランニングコスト面での不満は、
 消えないだろうと思います。
 E220ブルーテックワゴンと、ほぼ、実用燃費は、変わらないか?
 それとも、もっと、燃費が悪い可能性もあります。

 GLCを待つ位だったら、最初から、BMW X3ディーゼルを買った方が良いかもしれません。
 GLCディーゼル 4MATICの実用燃費は、BMW X3ディーゼル と、同じ位かもしれません。
 ただ、GLCのサイズ感などは、丁度良い。多分、今後の主流になって行くと感じました。

 ラインナップの増やし方や、ライバル他車の価格などを、きちんと、考慮して、戦略的価格を
 付ければ、C-CLASSワゴンのユーザーを、GLCに、上手く、取り込めるかもしれません。

 まだ、GLCは、試乗車がないので、運転した感覚は、わかりませんが、試乗車に乗るのが、
 楽しみです。
 ガソリンエンジン仕様のGLCで良いので、雰囲気、確かめてみたいです。

Posted at 2016/02/09 07:34:23 | 試乗記 | クルマ
2016年01月08日 イイね!

トヨタ50系ハイブリッド短時間試乗記

  トヨタ50系ハイブリッド試乗記
 
    トヨペット店へ
 50系ハイブリッドを試乗したくて、久しぶりにトヨタの販売店に行く事にしました。
 選んだのは、トヨペット店。
 目的は、新型になり、既に、この時点で、納期5ヶ月待ちのトヨタ50系ハイブリッドでした。
 更に、リセールバリューも強く、SUVで、4WDも存在する「ハリアー」も、見てみたくて、
 トヨペット店を選びました。
 
    トヨタ50系ハイブリッド
 販売店には、50系ハイブリッドの「A」と言うグレード(2WD)と、「S」と言うグレードの4WDの
 試乗車が用意されていました。
 この店舗には、50系ハイブリッドの試乗車が、2台用意されていたと言うのも選んだ理由の一つ
 です。

 せっかくなので、4WDの50系を試乗しても良かったのですが、自動パーキングや、自動追従
 システムが、オプション。
 自動パーキングシステムが、Sグレードには、付いていません。オプションでも付けられません。
 試乗車に付いていないと、イヤなので、それらの装備が標準装備の「A」のグレードで試乗する
 事にしました。
 Aグレードは、リチウムイオンバッテリーです。Sは、ニッケル水素バッテリーです。
 尚、Aでも、4WDを選択すると、ニッケル水素バッテリーになってしまいます。

   
    試乗
 試乗は、平坦地中心の一般道路。時間は、恐らく、15分前後だったと思います。
 「少しでも登り坂を走りたい」と言うと、本当に、少しだけですが、登り坂のあるコースを選んで
 くれました。
 本当に、短時間試乗なので、第一印象程度の事しか、わかりませんが、雰囲気だけ・・・と言う
 範囲で感じた事を、まとめます。

 自分の基準の中には、以前、1年程乗っていてた40系ハイブリッドの経験値が残っています。
 その40系ハイブリッドは、納車直後の雨天時から、既に、あまりにも、フロントガラスのワイパー
 のビビリ方がひどい車でした。
 運転手の視線の先に、左右ワイパーの噴き残しが残る状態で、雨天の視界の悪い印象でした。

 納車後、短期間で、ある日、ブレーキパッドが、ディスクに貼り付いてしまい、車庫から出発する
 時、アクセルを踏んでも、進みませんでした。
 更に、強くアクセルを踏んで、強引に前進したら、「バコッ」と言う、ものすごく大きい音がして、動き
 始めたと思うと、ずっと、前輪が、「ガタンガタン」言い始めました。
 そんな日に限って、周辺のトヨタのディーラー系が、定休日の曜日で、全て閉まってました。
 しかし、10km程走ると、その音も次第に小さくなり、その日の用事は、何とか済ませました。
 後日、ディーラーで見てもらうと、パッドが、ローターに貼り付いて、一部が欠ける形で、離れた為
 の事象だった事がわかり、保障期間内の無償新品交換・・・・
 そのような経験をした事がある、40系ハイブリッド。
 当時、ネットで検索すると、ワイパーのビビリと、ブレーキパッドの貼り付きトラブルは、
 数件、同じようになった人の報告を見つけましたが、リコールにはなっていません。

 自分の中の直近のハイブリッド経験は、この40系ハイブリッドに乗っていた頃の記憶が、薄っす
 ら残っています。
 常時、30系ハイブリッドを、普段のファースト・カーとして、乗っているオーナーの方が、星の数
 ほどいると思います。
 40系ハイブリッドだって、周辺に、あふれるように走っています。
 長く乗っている人も多いでしょうから、新旧比較を、偉そうに語る事は、出来ません。
 でも、素直に、短時間試乗で感じた事を、まとめます。
  

    エコモード
 新旧では、ガソリンエンジンの始動と、EV走行の境目が、比較的、ハッキリしていましたが、新型
 では、それなりに、その切り替えが、わかりにくくなったように感じました。
 でも、慣れてくると、すぐ、違いは、わかると思います。
 そして、40系ハイブリッドに乗っていた頃に感じていた事と、大きく変わったと感じたのは、
 エコ・モードの違いです。


    深呼吸して
 40系では、エコ・モードにすると、「スーパー・もっさり状態」になりました。
 アクセルを踏んでも、ほとんど反応しない・・・踏んでも進まないから、更に、アクセルペダルを
 踏み込む・・・アクセルを踏み込んで、1呼吸どころか、深呼吸して、3呼吸した頃に、自分が望む
 加速度がついて、やっと加速してくれる・・・と言う状態でした。

 しかし、50系は、エコ・モードにしても、スーパー・もっさり感と言う状態ではなくなりました。
 ただ、エコ・モードと、通常モードの違いを切り替えながら走る事も、自由に出来ず、正直言うと
 ハッキリ、わからない部分もありました。


    登り坂
 そして、本当の短時間の、ちょっとした坂道を、1回登った程度ですが、坂道を登った時の印象も
 変わりました。
 登り坂はエコ・モードにしたまま、走りましたが、40系の時は、アクセルを思いっきり踏み込んで、
 エンジンが、うなり音を上げて、やっと加速するような状態でした。その時のエンジン回転数は、
 軽く4000回転以上、まわっていました。

 昭和の360cc時代の軽自動車で、アクセルベタ踏みで、やっと、峠越えをしていた軽自動車の
 ような、エンジン高回転での峠越えしか出来なかったのが、40系ハイブリッドの自分の記憶。

 そのような、うなり音を上げて走るのか?と思うと、そのような事はなく、静かに上ってくれました。
 これが、もし、自分の普段使いでの峠道で、同じように、登り続けてくれるなら、かなり、満足度は
 高いだろうと思いました。


    ステアリング操作
 試乗中、ステアリングを左右に細かく動かしてみました。
 横に、担当営業が乗っているので、遠慮しながら、少しだけしか出来ませんでしたが、やはり、
 メルセデスような、ステアリングのしっかり感は、ありません。
 かと言って、フニャフニャに車体がよれる事もありませんでした。
 でも、サスペンションが、しっかり踏ん張る感覚は、若干、弱い感じ。
 
 恐らく、一般的なユーザーが、普通に運転するのに、不自然さを感じない味付けなのかな?と
 感じました。
 三菱のGG2Wのように、左右に動かすのに、反応しないと言う範囲が、広めではなく、標準的。
 ボルボS60のように、クィックに、すぐ、激しく反応するタイプでもない。
 BMW X3のように、左右に動かした後、直進方向に、戻ろうとする感覚も薄い。
 これが、普通なのだろうな・・・と言う感じです。使いやすい味付けだと思いました。
 


    ACC(自動追従)
 試乗車には、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が標準装備されていました。
 せっかく試乗したので、使ってみました。
 時速45kmにセットすると・・・前車追従開始。
 前車がいない時は、設定速度まで加速して、定速走行になります。
 ただ、今回試乗したのは、市街地の一般道路。
 そんなに、長い時間のクルーズが出来ず、あまり、わかりませんでした。

 試乗中は、時速60km以上を出せる場所がなく、車線逸脱警報システムなどは、全く、試せない
 ままに終わりです。
 尚、完全停止までの制御を体験してみましたが、全く問題なし。
 自然に、普通に、停止してくれます。
 前車が完全停止すると、自車も完全停止。
 前車が停止していると、ずっと、ブレーキ・ホールドしてくれます。
 使いやすいです。

 普及型の50系ハイブリッドに、この装備が、Aグレード以上に、標準装備されたのは、歓迎
 すべき事だと思いました。
 追従の精度や、カーブなどで、どれ位、踏ん張って、前車を認識してくれるのか?は、試乗コース
 では、そのようなカーブをしながら走る場所がなく、検証出来ませんでした。
 検証するなら、レンタカーを借りて、じっくり試すしか、方法はないだろうと思います。

 ちなみに、セーフティセンス-Pと言う機能は、Aグレード以上には、標準装備。
 Sグレードは、8万円のオプションになります。
 Sグレードを選んで、8万円払えば、完全停止までの自動追従、完全停止保持まで、やって
 くれます。
 しかし、車線変更時の斜め後方の障害物をモニターする機能は、付きません。
 Sグレードには、オプションでも選べません。


   乗り心地
 そして、試乗中に感じた、乗り心地の全体的な印象は、むやみやたらに、フワフワと揺れる感覚
 がありません。
 元々、40系ハイブリッドなどにも、付いていましたが、50系ハイブリッドにも、振動を抑制する
 「ばね上制振制御」と言う装置が、全てのグレードに標準装備されています。
 恐らく、その装置の効果が出ているのだろうな・・・と感じました。
 車体が、ダッチロールする事なく、フワフワゆれ過ぎる事もなく、程好い揺れ方で、乗り心地には、
 不満を感じる事は、ありませんでした。

 ただ、今回は、高速域で、有料道路や、高速道路の道路の継ぎ目を乗り越えると言うシーンでは
 試乗していません。
 高速域になると、どうなるのか?は、検証出来ていませんので、何とも言えません。
 峠のカーブで、どう、サスペンションが踏ん張ってくれるのか?も、わかりません。


    EV走行率
 試乗したAと言うグレードは、リチウムイオンバッテリー搭載車です。
 ニッケル水素バッテリーより、優れていると言われていますが、EV走行率、エンジンブレーキ
 利用時の回生率などは、短時間平坦地中心の試乗では、わかりませんでした。
 旧型より、EV走行率は、多少は、上がっているのかもしれませんが、自分には、良くわかり
 ませんでした。
 ただ、信号停止時からのEV走行開始から、エンジンが、ブルルンとかかるまでは、多少、長く
 なったような気がします。
 
 
   自動パーキング
 最後に、販売店の駐車場で、自動パーキングを体験させてもらいました。
 縦列駐車だけではなく、並列駐車が可能になりました。

 しかも、設定が、簡単になりました。
 以前は、歯抜けの場所を見つけると、一旦、歯抜けの場所を、完全に通り過ぎて、枠を設定
 して・・・など、複雑だったそうです。
 しかし、今回からは、枠の設定は、なし。
 駐車スペースを完全に通り過ぎないでも、場所を見つけて、自動パーキングしてくれるとの事。

 実際、自分が、販売店の駐車場で、操作方法がわからず、歯抜けの場所の正面に停まって、
 設定をいじって、自動パーキングのボタンをONした瞬間、既に、駐車位置をセンサーが感知
 しており、自動パーキングを開始出来る状態になっていました。
 実際に、使ってみると、非常に使いやすい。

 E220にもついているので、ステアリングが、自動で、クルクルまわる事に、違和感は、全くなし。
 実は、自動パーキングを使い慣れているので、「そのままバックすると、周囲の車にぶつかるの
 ではないか?」と言う不安もありませんでした。
 切り返しの指示が、若干、メルセデスより、遅めの気がしましたが、それでも、当然、周囲の車に、
 ぶつからないように、コーナーセンサーなども警報音を出す事もあるので、安心して、自動駐車
 出来ると思いました。

 これは、使えます。

 メルセデスの場合、並列駐車を自動で行う時は、「歯抜け」に空いた場所を、一旦、通り過ぎない
 と、反応しません。
 50系ハイブリッドは、通り過ぎなくても、「ここに駐車したい」と言う正面に、停止するだけで、
 センサーが駐車可能か?判定して、作動します。

 ただ、メルセデスでも同様ですが、休日の混雑した大型ショッピングモールなどの駐車場で、
 この自動パーキングを使おうとすると、後ろから、次々に車が来る時、じっくり、使えるか?と
 言うと、微妙です。
 でも、メルセデスのように、通り過ぎなくて、歯抜けに空いた所を、他車に奪われる前に、フタする
 状態で、停止するだけで、センサーが感知してくれるので、実は、メルセデスより、使いやすいと
 感じました。

 尚、Aグレード以上には、自動パーキングが標準装備ですが、Sグレードには、
 セーフティセンス-Pを8万円でオプション装着しても、この自動パーキングまでは、付いて
 来ません。
 自動パーキングシステムを、単体で、オプションで付けられるか?と言うと、付けられません。
 と言う事は、自動パーキング機能を求めるなら、Sグレードは、選べません。無条件に、
 Aグレード以上を選ぶ事になります。



    左側並列駐車
 尚、車両進行方向の左側の並列駐車は、出来ますが、進行方向の右側への並列駐車は、
 出来ないようです。
 メルセデスの場合は、右ウィンカーを出しながら検知すると、右側の駐車スペースを探して
 くれます。

 50系ハイブリッドの自動パーキングは、その「右側の並列駐車」には、対応していないのだと
 思います。(細かい説明書まで、確認出来なかったので、詳細は、わかりません。カタログなど
 には、左側並列駐車の説明しか、ありません)

 でも、これ、そこそこ、使えるシステムになったと思います。
 残念なのは、360度カメラ(アラウンド・ビュー・モニター)対応ではない事。
 通常のバックカメラとサイドカメラの画像を写し出す機能のみです。
 ま、これは、ほとんどの車種が、まだ、この機能しか付いていないので、割り切るしかないと思い
 ます。
 

    車内スペース
 尚、長いボード類が車内積み出来るのか?確認してみました。
 助手席ヘッドレストは簡単に取り外し出来ました。
 後席背もたれを前に倒してみると・・・グローブ・ボックスのフタの部分から、全長250cmでした。
 これなら、240cmのロング・ボードも積み込めます。
 40系ハイブリッドのワゴン系のフルモデルチェンジを待たなくても、マリン・スポーツの道具の
 車内積みは、可能である事が、わかりました。


    欲しいか?欲しくないか?
 さて、まだ、短時間試乗の第一印象での段階での判断になりますが・・・
 「欲しい」と思える車です。
 30系、40系ハイブリッドは、街の中に、あふれ返っていますから、当然、誰もが、買い替えると
 思いますが、新型への買い替えは、充分、お勧め出来ます。

 ただ、PHVが、追加発売される情報も出ています。
 通常のハイブリッド版は、既に、納期5ヶ月待ち。売れ筋のA、Aプレミアムの方が、納期が、
 Sグレードより、納期が1~2ヶ月長いそうです。
 でも、どうせ買うなら、自動追従完全停止まで制御できるシステムが、標準装備のAグレード以上
 を選んだ方が良いです。自動パーキングも、そこそこ、使えます。
 メルセデスと比較しても、遜色ない使いやすさでした。
 恐らく、大人気車になるでしょうから、買った後のリセールバリューも強いはず。

 e-FOURの4WDは、システムを見てみると、補足程度で、しかも、後輪は、回生しないとの事
 なので、うーん・・・本当の雪国のユーザーには必要かもしれませんが、自分のように、冬の
 シーズン中、たまにしか、雪道を走らないユーザーには、そこまで、いるかな?と言う感じです。
 2WDとの価格差と、4WDの制御システムを天秤にかけると、価格差以上の内容ではない。

 フルタイム4WDではなく、後輪がアシストする速度域が、限られています。
 あくまで、前輪が滑った時に、後輪がアシストしてくれると言う、簡易4WDです。
 この価格差で、このシステムの内容と言うのでは、お値段が高すぎるような気がします。
 価格差が、10万円前後だったら、これでも、納得するかもしれませんが、15万円~18万円
 前後の差額になります。

 冬場は常時、路面が真っ白とか、凍結して、滑りやすい登り坂が多いエリアの人には、雪道で
 滑らない事が重要。
 ぶつけるリスク、ぶつけてしまった時の修理代を考慮すると、このシステムで、2WD、4WDの
 価格差の価値は、充分あるのかもしれません。
 これまでは、4WDの設定さえ、なかったのだから。

 この辺りの損得勘定は、乗る人の環境で、考え方が、大きく変わる部分だと思います。
 でも、設定がないより、ある方が良い。自分は、大歓迎。


    PHVに期待
 今(2016年1月に)、急いで注文しても、Aグレード(2WD)の納期は、もう、夏になります。
 4WDは、2WDより、納期が2ヶ月程早いそうですが、それでも、2016年6月頃との事。
 と言う事は、秋~年末頃に追加されるかもしれないと言われている、PHVも視野に入れる季節
 がやって来ます。
 どうせ待つなら、PHVを予約買いして、即納してもらうのと、変わらなくなる可能性もあります。

 もし、50系ハイブリッドが、自分の車の買い替えサイクルに、丁度、ハマっているなら、PHVの
 情報が、ある程度見えるまで、待つかもしれません。
 噂では、50kmまでEVで走れるかもしれないとの事。
 三菱のGG2Wが、カタログ上、60kmEVで走れる・・・となっています。
 それより、10km短いですが、50系ハイブリッドの場合は、EVバッテリーが切れた後の、
 通常ハイブリッド走行時の燃費が、断然、良いと言われています。
 それなら、EV充電しないで走る場合の総合的な燃費は、三菱のGG2Wより、良いだろうと
 思います。

 GG2Wは、EVで走っている時は、最高の車ですが、EVバッテリーを使い果たした後の通常
 ハイブリッド走行の燃費が、いま一つ。
 全く充電しないで走り続けると、実用燃費は、ほぼ、15km/ℓ。
 出掛ける時に、満充電で出発し、出先で充電せず、帰宅すると、実用燃費は、ほぼ、
 19~20km/ℓ。

 50系ハイブリッドなら、EVバッテリーが切れても、常時、安定して、実用燃費は、「軽く」
 20km/ℓ以上を越えると思われます。
 価格がいくらにななるのか?4WD化は、どうなるのか?が、大きな分岐点になると思います。


    ハリアー
 トヨペット店には、ハリアーも展示してあるので、見てみました。
 試乗は、しませんでしたが、品質感が、かなり良い。やはり、50系ハイブリッドとは、格が違うと
 思いました。展示車は、ハイブリッドの4WD、エレガンスと言う、売れ筋グレードです。

 ただ、調べてみると、ACC(自動追従機能)が、完全停止まで出来ない。営業の人は、完全
 停止まで出来る・・・と言っていましたが、資料を調べても、そのような記述がありません。

 あと、50系ハイブリッド試乗中も、ACCの完全停止を緊急停止ブレーキの事と、「追従での
 完全停止」の違いを、ハッキリ理解しておらず、この点は、この営業に関しては、良くわかって
 いないのだな・・・と感じました。

 だから、ハリアーのACCが、追従クルーズ時に、完全停止まで、制御する・・・と言う発言は、
 違うのでは?と思いました。
 カタログには、完全停止まで、追従する事は、ひとことも、書かれていません。

 それでも、数年後のリセールバリューは、断トツに良い車なので、選んで、数年乗って、満足度
 は、非常に高い、良い車だな・・・と思いました。
 大きさ的にも、こちらの方が、自分には、しっくりします。

 助手席ヘッドレストも取り外し出来ますから、ロング・ボードの車内積みも、問題なし。
 計測してもらったら、全長、270cmでした。

 尚、ここで思ったのは、やはり、自分には、SUV系が、しっくり来るな・・・と言う事。
 正直言うと、現時点では、50系ハイブリッドも良いですが、ハリアーや、GG2Wも、魅力的
 だな・・・と思いました。
 自動追従の完全停止までの制御と、アラウンドビューモニターが付いている点では、GG2Wが
 優位。

 と言う事で、50系ハイブリッド。少しですが、運転する事が出来ました。
 ありがとうございました。
 50系ハイブリッド、もう少し、長い時間、乗ってみたいな・・・


Posted at 2016/01/15 23:44:48 | 試乗記 | クルマ

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