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2012年10月23日

同じエンジンを載せた対極の車~Z4-23iと523i

同じエンジンを載せた対極の車~Z4-23iと523i  私のリビングには結構大きな1/18スケールの三台のミニカーが並んでいる。今の愛車と同じ5シリーズセダンとその前に乗っていた120iカブリオレ、そしてリトラクタブル・ハードトップを持った現行型のZ4だ。

BMWに乗るようになってから、私は興味がある車は、まずミニカーを買うようになった。このZ4-23iの実車が発売になったのは2009年5月のことで、私が120iカブリオレの実車を手に入れたのは、その半年ほど前だった。

だから、もしもZ4-23iの発売がもう少し早かったら、私は120iカブリオレではなく、こっちを買っていたかもしれない…などと、ミニカーをいじりながら思ったものだった。

Z4-23iが120iカブリオレに勝っている点は、何をおいてもその直6エンジンだ。逆に、120iカブリオレが勝る点は、それが4シーターであることだ。エンジンは我慢ができても、リアに人や愛犬を乗せるスペースがあるかないかの違いは大きい。その考えは間違ってはいなかったと、今でも思っている。

ところが私はこの2月に、最後の直6エンジンを載せた523iに乗り換えてしまった。もしもBMWが、まだこれからも直6エンジンの車を販売し続けたならば、また、もしも直6の125iカブリオレにでも乗っていたら(そんなグレードは日本にはなかったが)、それほど早く乗り換えることはなかったと思う。

赤カブ望さんから聞いた言葉も同じだったので、私は少し驚くと同時に納得もした。彼はつい最近、120iカブリオレからZ4-23iに乗り換えたのだ。そして偶然なことに、私の523iも彼のZ4-23iも、N52B25A型という2.5L直6エンジンを載せていたのである。

結局、120iカブリオレに乗っていた私たちはそれぞれ、同じエンジンを載せた対極の車に乗り換えたこととなった。そして私は上に書いたような事情で、Z4-23iにはとても興味があるのだ。それで早速試乗させていただいた。

             *       *       *       *       *


ところで、私は以前この車の試乗記を書いたことがある。今、改めてそれを読み直してみて、その時の感想が、今もなおあまり変っていないと思った。それは、トルコンATらしくない6速ATのスムーズさ、排気音の演出効果、それらがあいまったダイレクトな運転感覚のリアリティ、着座位置の低いシート上の包まれ感、2シーターならではの贅沢な居住空間、そして何よりもオープン・カーであることの素晴らしさ、などだ。

今回は、赤カブ望さんのZ4と私の523iを、それぞれ運転席と助手席を交代しながら走らせた(通称「カーグラごっこ」)。その感想は、笑いながら言った赤カブ望さんの言葉に良く表れていると思った。

「乗り比べてみて、この二台は微妙に何かが違うと思った。その何かがよくわからなかったけれど、後でやっと気付いた。Z4は屋根が開いていたんですね。」

私もその通りだと思った。そして、オープンカーとセダンの違いを指摘した、このトボケたような言葉の裏側には、むしろこの二台の意外なほどの共通点の指摘が含まれているところが興味深く感じられた。それは、エンジンが同じだということだけにはとどまらない、パワー感覚と操縦感覚ではないかと、私は思う。同時にそれは、私たちがすでに知っていた「BMW」のことではないか、とも。


※ この記事は、【第3話】2人で乗るからZ4にしたんだよ(^^)/について書いています。





※ 10/27追記 …
記事の二台の車の主要諸元を、系統ごとに対照表にした。なお、諸元は実車のオプション等を考慮したものである。

モデル名 Z4-23i (E89) 523i (F10)
エンジン 直列6気筒DOHC自然吸気(N52B25A)
総排気量 2,496cc
内径/行程 82.0mm / 78.8mm
圧 縮 比 11.0 : 1
最大出力 204ps(150kW)/6,300rpm
最大トルク 25.5kgm(250Nm)/2,750-3,000rpm
駆動方式 FR
ボディタイプ 2ドアオープン 4ドアセダン
乗車定員 2名 5名
全長×全幅×全高 4,250×1,790×1,290mm 4,920×1,860×1,470mm
ホイールベース 2,495mm 2,970mm
トレッド 1,510mm(前) / 1,560mm(後) 1,600mm(前) / 1,625mm(後)
サスペンション(前) ダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式 ダブル・ウィッシュボーン式
サスペンション(後) セントラル・アーム式 インテグラル・アーム式
タ イ ヤ 225/45R17 (前後共通) 245/40R19(前) / 275/35R19(後)
車両車重 1,500kg 1,790kg
P/Wレシオ 7.35kg/ps 8.77kg/ps
加 速 7.3sec (0-100km/h) 8.7sec (同左)
最高速度 239km/h (0-100km/h) 236km/h (同左)
タンク容量 55L 60L
燃 費 11.4km/l 11.2km/l
価 格 523万円 610万円

エンジンと駆動方式以外は、この二台はあらゆる点で異なっている。とりわけ、523iの「全長×全幅×全高」と「ホイールベース」の大きさは、コーナリングを始めとする敏捷な動きにとっては、コンパクトでスポーティなZ4-23iに比べ、大変な不利となるはずである。けれども実際には、想像以上にその差が少なかったのは、おそらく523i独特のサスペンション方式や、インテグレーテッド・アクティブ・ステアリング(四輪操舵)などの電子制御の助けによるのではないかと思う。

また、「車両重量」の290kgもの差は、「P/Wレシオ」・「加速」・「最高速度」の全ての点で、Z4-23iの優位性の要因となっている。ところが、やはり想像以上に差が少なく感じられたのは、おそらく523iの8速ATとZ4-23iの6速ATの違いのためではないかと思う。そこで、次に両車のギア比を見る。

モデル名 Z4-23i (E89) 523i (F10)
ギア方式 6速AT 8速AT
変速比 1~4 4.171/2.340/1.521/1.143 4.714/3.143/2.106/1.667
変速比 5~8 0.867/0.691/-NA-/-NA- 1.285/1.000/0.839/0.667
ファイナル・ギア比 3.727 3.385
トータル・ギア比 1~4 15.55/8.721/5.669/4.260 15.96/10.64/7.129/5.643
トータル・ギア比 5~8 3.231/2.575/-NA-/-NA- 4.350/3.385/2.840/2.258

「トータル・ギア比」とは、各段の「変速比」に「ファイナル・ギア比」(最終減速比)を掛けた数値である。これを見ると、Z4-23iの3速と523iの4速がほぼ同じこと、したがって、523iがコーナリング時などに常用するギアが1段多いことがわかる。これを、ギアと速度のグラフで見ると次のようになる。




50km/h、あるいは100km/hの時に使えるギアの数と、それぞれの回転数を見比べると、8速ATを持つ523iの方が、より高い回転数を維持しやすい(特に2・3速)、つまり重いボディを動かすパワーを出しやすくなっているのがわかる。もちろんそれは、両車のアクセルの踏み方やその学習、DDCのモード、パドルなどでの手動シフトによって変化するものだし、いくら小刻みな多段ギアでも、広くて緩やかな道なら、P/Wレシオの差には勝てない。





※ RANちゃんさんからのコメントにより、10/30追記 …
8速ATを装備した車両は、ファイナル・ギア比の違いによって、以下のように、A~Fの6グループに分類できる。グループAが最もギア比が低い=ワイド・レシオの車両であり、グループFが最もギア比が高い=クロス・レシオの車両である。

グループA(2.813)=320d、ActiveHybrid3、550i、650i、750i
グループB(2.929)=523d、ActiveHybrid5、ActiveHybrid7
グループC(3.077)=116i/120i、535i、740i、X3-20d、Z4-20i(N20版)
グループD(3.154)=320i/328i、X1-20/28i、X5-35i/50i/35d、X6-35i/50i
グループE(3.231)=523i/528i(N20版)、640i
グループF(3.385)=523i/528i(N52版)、X3-20i/28i/35i

一般には、パワーのある車ほどギア比が低い、ワイド・レシオとなり、逆にパワーのない車ほど、ギア比が高い、クロス・レシオとなる。ワイド・レシオの特徴は、燃費が良いこと、最高速が上がることである。それに対してクロス・レシオは、加速が良くなるが、燃費的には不利である。

そのことを念頭において、各グループに属する車両やエンジンの特徴を見ると、なかなか興味深い。燃費重視で推力にモーターを併用し、かつハイ・パワーのActiveHybridモデルは、ワイド寄りである。また、4,000~5,000回転までしか使用しないディーゼル・モデルもワイド寄りとなる。低回転トルクの太さも有利に働くだろう。一方、同じエンジンでも、車重があるモデルのギア比は、回してパワーを稼ぐためにクロス寄りとなる。また、4WDかつ多量の搭載物が予想されるXシリーズもクロス寄りである。

そのような中では、直6=N52版の523i/528iが最もクロス・レシオのグループFに属していることは、エンジンを回し切って、スポーティに走りたい私には、なかなか嬉しい発見だった。細かなアップ・ダウンやコーナーが続く山道で、6速ATのZ4-23iの走りに対して、523iがそれほど遜色がなかった理由は、こんなところにもあった。

次に、A~Fそれぞれのグループごとの、1~8速のトータル・ギア比(各段ギア比とファイナル・ギア比の積)を表にして示す。

グループ A B C D E F
ギア ギア比 2.813 2.929 3.077 3.154 3.231 3.385
1 4.714 13.260 13.807 14.505 14.868 15.231 15.957
2 3.143 8.841 9.206 9.671 9.913 10.155 10.639
3 2.106 5.924 6.168 6.480 6.642 6.804 7.129
4 1.667 4.689 4.883 5.129 5.258 5.386 5.643
5 1.285 3.615 3.764 3.954 4.053 4.152 4.350
6 1 2.813 2.929 3.077 3.154 3.231 3.385
7 0.839 2.360 2.457 2.582 2.646 2.711 2.840
8 0.667 1.876 1.954 2.052 2.104 2.155 2.258

ギア比の差が最も大きいグループAとグループFを比べると、たとえば、クロス・レシオのグループFの4速「5.643」は、ワイド・レシオのグループAの3速「5.924」に近い。つまり、8速AT装備車両の間でも、各速ギアの意義がだいぶ違うのだ。「直6の523iの4速はパワフルだなぁ」なんて思っても、それは他の車両の3速並なのだから、当然の結果だ、ということにもなる。もちろん、それだけに燃費はあまり良くない。
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Posted at 2012/10/23 22:53:35

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この記事へのコメント

2012年10月23日 23:07
以前に325iの代車でZ4 sDrive23iを借りた時に思ったのもまさしくその通り。
7や6には実は乗ったことないんですが、1~5あたりまでなら車体の大きさは違うにしろ、運転した感覚はどれも同じ感じでBMWだなぁ~って思います。
余談ですが、E36からず~っと6気筒に乗ってきてますが、Z4 sDrive20iに乗った時から考えが少し変わりました。
現行のN20型直4ターボって6気筒以上に内に秘めた実力は高いんじゃないかと思いだしまして(笑
吹け上がりは6気筒には敵いませんが、走らせて回していくと6気筒より面白いかもって・・・
2年後にF30/320i M-Spoの6MT仕様なんて買ってみようかな(自爆
コメントへの返答
2012年10月24日 0:49
CB20@325iさん、こんばんは!早速のコメント、ありがとうございます。
色んなBMWに乗っても、運転感覚は同じというところに、賛同してもらって、どうもありがとうございます。足が固めだとか、ステアリング・フィールが滑らかだとか、踏んだだけ動いているとか、それから何より、運転していて楽しいってことが、BMWの乗り味の魅力だなぁと思いました。
本当はこの二台は、ボディサイズが全然違っていたり、ギアも6速と8速だったり、足回りの仕組みも結構違うんですが、それぞれのプラス・マイナスが合計されると、似た結果になるんじゃないかなぁと思いました。
N20の魅力をZ4で発見したって、面白いですね~。ターボならではの低回転からの大きなトルクと、8速ATの組み合わせは、エンジンのおいしいところをうまく使えて、そんなに速度は出さなくても、ブンブン吹かして細かく走れそうですね。Z4という車が、またそれを誇張して感じさせてくれますね。MTだと、もっと自由にエンジンの特徴を引き出して走れそうですね。
F30のMspoは格好いいですよね。私もほしかったんですよね、ディーゼルで、エストリル・ブルーの(笑。
2012年10月24日 0:15
車種は違えども同じBMWならではな乗り味の共通点があるんでしょうね~♪
ここまで、N52B25A型のよさをアピールしてくださる、スパグラさんのコメントには、説得力があり、かれんこパパも共感しております!

これからも、同じN52B25Aを積んだBMW乗りとして、インプレ発信応援してま~す♪
コメントへの返答
2012年10月24日 0:59
かれんこパパさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
同じ120iカブリオレに乗っていて、私は523iに行ったのですが、赤カブ望さんはZ4-23iに行きました。行き着いた先が、同じエンジンだったところが奇遇でした。
で、それぞれの車のエンジン音が、当然ですが同じでした。こんなに違う車なのにね。それがやっぱりおかしかったです(笑。でも案外、エンジン音が良く聞こえたのは523iの方なんですよ。なぜかというと、Z4のマフラー音はすごく大きくて、他の音が良く聞こえないんです。逆に、523iの方は、マフラーから音出てるの?みたいな感じです…うーん、もうちょっと何とかしたくなってきました(汗。
N52のパワーは、かれんこパパさんの218psバージョンにはかないませんが、この上質なフィーリングは最高ですね!私にも是非、かれんこパパさんのエンジンのお話を聞かせて下さいね。
2012年10月24日 0:22
オーポンという非日常の車を
紅葉の時期の木漏れ日の中を駆け抜ける…
一度体験すると、後戻りする事ができませんね♪(笑)

先週末3株車検及びFガラス交換の為、
代車の323で扇沢~黒部へ

そこで私より先に妻が一言…
『この道…オーポンで走りたかったね』
妻の選択した3株…直6ツインターボ
当家はしばらく箱替えはなさそうです♪(笑)



コメントへの返答
2012年10月24日 1:10
たのきゅうさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
暑くて長い夏でしたが、ようやく風が爽やかな季節になりましたね~。黒部の木々は、もう色づき始めていたのでしょうね。
私の短いオープン経験の中では、一番気持ち良かったのは、白河ICから白河の関に行く道でした。緩やかなアップ・ダウンで、時々緑のトンネルをくぐり抜ける時がとても幸せでした。
そういえば、今回Z4を運転させてもらって、120iカブリオレとはまた違ったオープン感覚があったのは、ちょっと不思議でした。リア・シートがある、1カブや3カブの方が、後ろ方向も開けているので、オープン感覚は高いと思っていたのですが、それとはまた別の魅力が、Z4にはあったんですよね。なんでかな?
N54でしょうか、直6ツイン・ターボも素晴らしいエンジンですね!3カブを豪快に走らせるにはピッタリだと思います(^^)
2012年10月24日 1:19
まず直6NAはBMWの傑作だと思います。
そこでその傑作エンジンをどのボディに載せるかということですが…。
最近Z4 35isに乗ってみて、つくづく感じたことはエンジンパワーとボディ剛性のバランスって大事だなぁ、ということです。35isの場合、エンジンがフル性能を発揮する前にボディの限界が来てしまう感じがしてます。すなわちボディがエンジンに負けているのです。ですから目一杯アクセルを踏むのが怖いので、その点でストレスを若干感じます。
やはりクルマはエンジンパワーよりボディ剛性が少し勝っているくらいが走行安定性やエンジンを使い切れるという意味で丁度良いのでは、と思います。その点、523は素晴らしいバランスだと思います。以前に知人の523に乗ってみて、そう感じました。
一方でウチの325はエンジンパワーとボディ剛性が同程度の感覚なので、時々不安を感じます。乗ったことは無いですがZ4 23iも同じイメージかなぁと思います。
まわりくどくなりましたが、523とZ4 23iの乗り味の違いって、上記のようなバランスの差もあるんじゃないですかねぇ? 
でもZ4や1カブ、3カブなどのオープンの素晴らしさは、何物にも代えがたいですね(スパグラさんには釈迦に説法ですがm(__)m)
私のような素人の感想で申し訳ありませんm(__)m
コメントへの返答
2012年10月24日 2:22
cherryheightsさん、こんばんは!とても興味深いコメント、どうもありがとうございます。
素人なんてとんでもないですよ(汗。私の方がずっと後を走っています。
で、120iカブリオレで筑波を走った時のことですが、3.netの最後の走行会の時、初めてDTCオン(ワン切りですね)にしました。それまでBMWでリアが滑る経験なんてほとんど無かったんですが、さすがに適度に滑ってくれて、とても面白かったです。リア・タイヤは思い切り減りましたが(汗。その程度の私の経験では、この4シーター・オープンの剛性の低さや怖さは感じませんでした(って私が鈍い?)。巷でよく、オープン・カーは剛性に問題がある、って言いますけど、それって大した速度でもない時のちょっとした道の凹凸で、ミシッと聞こえたか聞こえなかったかというレベルの話で、多分、剛性の問題じゃないと私は思うんです。
でも、cherryheightsさんにそう言われて考えてみると、125iカブ、135iカブで同じコースを同じように走ったら、違うように感じるかもしれません。
で、思うに2シーターで開口部のより少ないZ4は、その辺はかなり研究されて作られているんじゃないかと思っています。ここで引き合いに出すべきじゃないかもしれませんが、ボクスターはよく、ケイマンに劣らないどころか、カレラクラスの剛性があるって言われていますよね。相当研究されたボディじゃないかと思います。
もっとも、当の赤カブ望さんは、購入前にこのZ4とボクスターを何度も乗り比べて、より親しみやすい(≒やわらかな感じの)Z4を選んだ、とおっしゃってましたけど。
そのボディの問題とはちょっと別にして、私の知る限りでは、N54/55の直6ターボの強力なパワーは、日本では「フル性能を発揮」するのが難しいんじゃないかと思っています(ましてcherryheightsさんはisで、さらに上ですね)。走行環境の問題じゃないかなぁと。もちろん、低回転での強力なトルクとパワーを楽しむ走り方で十分素晴らしいエンジンだと思いますけど。でも、N52の2.5Lでさえ、高回転域のピーク・パワーを発揮するのは、なかなか限られた場面ですよね。
その意味では、325iでなんどもサーキットを走っているcherryheightsさんの「エンジンパワーとボディ剛性が同程度の感覚」という言葉は、経験に裏打ちされた、とても貴重なものだなぁと思います。でも、それをもしも、335iやましてM3なんかに当てはめると、どうなんだろう?とも思います。
また120iカブリオレの経験に戻りますけど、数回ほど、山道で怖い思いをしたことがあります。ブレーキングが足らないままに、コーナーに入っちゃったんです。なぜブレーキングが足りなかったかというと、タイヤのスリップを恐れたためです。ところが、結構な速度のまま、車は難なくコーナーをこなしました。それで助かったわけですが、私は自分のBMWに対して、二つのことを信じていなかったと反省しました。一つは万一スリップした時の、車のアクティブ・セーフティの能力(CBCとかDSCとか)。もう一つは、高速コーナリングが(結果的にですが)できる、というステアリングの能力です。こっちの力については、523iでも何度か助けられたかも(汗。
F10って、おっさんセダンみたいな車でもありますが、私はその頂点にM5が君臨していることを、ちょっと誇りに思っています。F10は560馬力を受け止めるボディを持った車なんだ、と思えるからです。
長々と済みません。それで、私はcherryheightsさんの35isも、まだまだ十分なボディ能力があるんじゃないかなぁと期待しています。
2012年10月24日 2:25
こんばんは。精力的に活動されてますね(笑)
E89とF10を乗り比べての結論が、「オープンかそうでないか」の違いが一番大きいというのは、僕も納得です。それだけ、BMWの世界観が統一されているとも言えるし、オープンカーが突出したキャラクターのクルマであるとも言えると思います。
ビックサイズのセダンとしては一際スポーティなF10と、オープンカーとしてはとびきり上質なE89では、エンジンが同じということもあって、もしクローズドで乗ればかなり近しい感覚を得られるのでしょうね。
僕の試乗の記憶だと、Z4-2.3iはノーマルモードだと、うちのE91にかなり似た運転感覚でした。僕の場合、それがあまり良い印象には繋がらなかったのですが^^;
それにしても、120カブに乗られていた二人が、最後の直6を求めて、片やF10、片やE89に乗り換え、二人でオフミをしているという構図は、本当に奇遇ですね。踏み台(?)とされた120カブが可哀想な気もしますが、二人とも末永く直6ライフを満喫していただければと思います。
なんか、きれいに締めすぎましたかね(汗)
コメントへの返答
2012年10月24日 3:01
boughさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
なぜかこのF10に乗ってからというものの、Z4とばかり一緒に伊豆を走っているこの頃です(笑。
実はこの記事を書く前に、何度か違う記事を書きかけて、スペック表やエンジン・ギアの特性のグラフを含め、あまりにも長くて詳しい(その割に詰まらないw)構成に悩んだ挙げ句、「この二台の意外なほどの共通点の指摘が含まれている」とか、「私たちがすでに知っていた「BMW」のことではないか」とか、適当にまとめちゃいました(汗。
でも、その時書きたかったことが、うまくboughさんの言葉にまとめられていました!
「ビックサイズのセダンとしては一際スポーティなF10」については、8速ATと練り込まれた足回りの構造による、と書きたかったのです。「オープンカーとしてはとびきり上質なE89」については、特徴的な車両のディメンションや洗練された乗り心地による、と書きたかったのです。対照的な両車が、それぞれの長短を相補的に補って、BMWらしさの次元の中にまとめている、ということでした。
ノーマル・モードの不評については、赤カブ望さんも同じ事をおっしゃってました。思うに、Z4に限らず、最近のBMWがDDCとかDPCとかでこういうモードを作ったのは、なぜかというと、「人によってはまったり走れるんだよ、燃費も良いよ」というカスタム性ゆえのことなんでしょうけど、別の考え方では、「Z4ってのは、とにかくこういう車なんだよっ」と開き直って、スポーツ・モードしかないような作り方もあるんじゃないかとも思えますね。昔から車ってそういうもんだったんじゃないかなぁ。弱気ですね、BMW。
赤カブ望さんって、私が急にE88からF10に乗り換えた時に、盛大に文句を付けてきた人なんですよね(爆)。そんな縁があったので、その時から、私たちはこうなる宿命だったのではないかと(笑。
そして、boughさんが私のオープン・カーの師匠だったように、赤カブ望さんも、昔からのオープン・カー・マニアなんです。あ、boughさんは、私の直6志向を、だいぶ初期から植え付けた人でもありましたね(-_-;綺麗に締められつつあるのは、私の方ですね。
2012年10月24日 3:14
共感できる内容で楽しめました。
私の場合、エンジンから離れますが、「BMWらしさ」を実感したことを書かせていただきます。

私もたった9年の二世代に渡るBMWオーナーを経験したわけですが、もっとも思い出深い試乗は意外に9年前の初年度だったりします。

初めてE46の316tiの試乗車に乗り、318tiのM-Sportを買うわけですが、乗り味は固くなりましたが、トルクとパワーがアップしたことに「これで間違いなかった!」と喜んだのを覚えてます。

さらに初めてのオフ会で、E46のM3を試乗させてもらい、トルクとパワーに躊躇しながらも、ストレート6の回転フィール以外は同じBMWの乗り味だったため、「私には318tiでよい…」と思ったことも思い出しました。

最近、320dに試乗したとき、後部座席の妻が「BMだね~」なんて言ってました。

私はそんなBMWを離れましたが、この先も"駆け抜ける歓び"は私から染み着いて離れることはないでしょう。
(^-^ゞ
コメントへの返答
2012年10月24日 22:07
sightaさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
味わいのあるお話しですね~。sightaさんのコメントを読んで、私も今の車について日々感じていることを思い出しました。
私の場合、120iカブリオレの9.8kg/psというp/wレシオから、523iセダンの8.7kg/psへと、ごくわずかに上がりました。ところが、この数値の差自体は小さいのですが、523iの6気筒エンジンとボディの動きから身体に伝わって感じられる、わずかな加速感の向上が、とっても気持ち良いんですよね。それで愛車に乗るたびに、sightaさんのように「これで間違いなかった!」と喜んでいます(^^)
Mの車も、色んな面で興味深い車ですよね。やはり私も、E91-320iに乗っていた時、M6カブリオレなんて珍らしい車をちょっと運転できる機会があったのですが、ボディもエンジンもマフラー音も全然違うのに、その奥の方に、意外なBMWの共通性を見つけたのを思い出します…なんて言いながらも、結局その割りとすぐ後に、120iカブリオレに乗り換えちゃいました。どうもBMWというクルマは、その色んなバリエーションが試してみたくなるのかもしれませんね。
奥様のお言葉も、とても面白いですね。それに、320dという、またちょっと変った車から、そういうものを感じ取られるとは、とても優れたセンスをお持ちなんじゃないでしょうか。
私の場合は、テレビの車番組ばかりでなく、ドラマや映画の1シーンで、ちょっとBMWが出る時がありますよね。そのエンジン音やマフラー音が、「ハッ」とするほど、いかにもBMWなのが嬉しくて、録画だと巻き戻して見たり聞いたりしちゃいます。シリーズや世代さえ超えて、BMWって共通の音を持っているなぁと。
この記事の赤カブ望さんは、大のロードスターファンなんです。彼のオープンカー選びの基準は、そこにあるようです。それは、彼の駆け抜ける歓びの求め方だなぁと思っていましたが、まさにsightaさんも同じですね!
2012年10月24日 7:27
こんにちは~(^^)

私は頑張って1カブ君乗り続けますよぉ。
今度赤カブ望さんと3台で走りたいですね!!

ちなみに今週末、1カブ君で仙台まで日帰り往復します。
わざわざ芋煮食いに。(笑)
コメントへの返答
2012年10月24日 22:37
にれっちさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
私が1カブから523iにいっちゃった時に、あれだけ足を引っ張ってきた赤カブ望さんも、ついに1カブからZ4-23iに乗り換えてしまいました。私が手を引っ張ったようにご本人は言っておられますが、結局はご自分の決断ですよね。でもなんとなく、してやったりみたいな気持ちも少しあります(笑。
申し遅れましたが、にれっちさんには、私の乗り換えの時には、色々お世話になりました。その節はありがとうございましたm(_ _)m
でも、にれっちさんご自身も、1カブ購入後に540iを増車されましたよね。実は私の523iへの乗り換えには、仙台に行くなら5シリーズ、と書いていたにれっちさんの言葉が影響しているところもあります。そう考えてみると、私たちは120iカブリオレという車を中心に、色々なからみ方をしているなぁと、今さらながら気付きました。本当に一度お会いしたいものですね。
あー、芋煮会ですね!昔よくやってました。いいなぁ(^^)
2012年10月24日 8:54
楽しく拝読させて頂きました。BMW初心者でかつZ4は未経験なのですが、BMWの世界観なのかなと思いました。ターゲットとしているマーケットが全く異なってるけど、やっぱりエンジン屋さんなんだよなと。どの時代のモデルに乗っても同じ印象を受けるのは、開発思想が振れないからなんだろうなと思います。皆さんご指摘の様に、サーキットにでも持ち込まないと、オープンの剛性差は分からないと思います。全く異なる二台ですが、意外とコンサバな車造りを目指したのかな~て、想像でした。白河インター~白河の関はイイ道ですね。紅葉は終わってしまってもう冬が近くなり、オープンは厳しいかも知れませんが、是非とも裏磐梯のワインディングもお勧めです。脱線してすいません。
コメントへの返答
2012年10月24日 23:14
147-TSさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
523iも、実は一度はサーキットに持ち込みたいんですが、良い機会がないのと、仮に機会があったとしても、リア275/35R19のRFTタイヤをすり減らす度胸がなくて、たぶん持ち込まないと思います(汗。でも想像してみると、あの大柄で重いボディを、電子制御がらみで複雑な仕組みの足回りでブン回しても、結構いけるんじゃないかと思います(やっぱりちょっとやってみたい)。
まあそこまでやってみなくても、伊豆スカイラインをちょっと走ってみたのですが、あんなに幅広・短躯・偏平のZ4に、それほど劣るとも思われないように、523iでもにスイスイ走りましたので、結構いけると思います。8速ATのクロス気味のギアのおかげで、トルクのおいしい部分や、割と上の方の回転域が使いやすかったのも、p/wレシオでは絶対に勝てないはずのZ4に迫る速度感で走れた理由じゃないかと思っています。
かたやこの新型Z4は、引き締まったボディと優雅なコックピット、それにふさわしいエンジンやギアの極上のフィーリングが、少し誇張すれば、高級セダンに乗っているようにも感じられました。マフラー音はさすがに違いましたが、エンジン音がまったく同じだったのは、変におかしかったです。
白河の道、ご存知なんですね!あの時はちょっと遅めの桜の季節でした。裏磐梯のワインディングですかー。是非今度行ってみます。今はサンルーフなので、全天候・全季節(あ、雪はダメw)対応ですから。
2012年10月24日 12:50
私も以前代車に来たZ4-23iに乗りましたが、本当に痛快なエンジンの車でしたね。実用面ではラケットケースが入らないので買う事は無いと思いますが、2台持ちなら欲しいですね。

BMWはどの車種を取ってみても、ほぼ50 : 50の重量配分で操縦性は一貫していますから、エンジンの大小を問わずに同じ感触でドライブ出来るのは本当に嬉しいですね。

どこかに同じエンジンのBMWがいないかなぁ…(物凄くレアな123dは何台か日本に上陸しているようですが)。
コメントへの返答
2012年10月25日 0:13
RANちゃんさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
同じエンジンで、異なるボディの二台のBMWに乗ってみるって、面白い、珍らしいことだなぁと思って記事にしました。
でもちょっと思い出せば、N52に限らず、そういうことは割とありますね。ちょっと前の型のE87-120i、E90-320i、X1-18iなどのN46エンジン系。135i、335i、535i、それにX3-35i、Z4-35iなどのN54/55系。そしてF30-320i、X1-20i、Z4-20i、最新の523iなどのN20系。ただ今回は、数あるN52のバリエーションの中でも、ともに最終型の204ps版だったのが、面白かったです。
実はそのエンジン自体にも、Z4なり5シリーズなりの細かなアレンジがあるのだろうとは思いますが、まずまずほとんど同じエンジンだと、逆に車両の違いの特徴が、余計ハッキリしてくるはずですよね。それが、まあ大雑把に、ですが、あまり違わないように感じられた、一番の違いはオープンかどうかだ、という所が面白かったです。
やはりFRで50:50、という共通点は大きいでしょうね。ATはZ4が6速で523iが8速だったという違いは、523iに幾分か高回転のパワーを出しやすくさせていたので、逆に結果として、同じようなアクセル・ワークでも、同じような速度感を両車に与えてくれました。それから523iの、よく計算された足回りも、スポーツ・カーのようなZ4の動きに、それほど大きな相違を感じさせなかった要因じゃなかったかと思いました。まあ、私の523iも、スポーティなんだな、という結論に持っていきたい気持ちが、そう思わせているのかも知れませんが(笑。
それにしても、Z4のトランクに、ラケットケースは入りませんかね~(汗…今回しげしげと見てみましたが、ハード・トップ収納部の下って、案外スペースがありましたが。ウェアとかシューズとか入れると、案外ケースも大きいですね。
123dを引き合いに出すと言うことは、D3BiTurboと同じ(ような)エンジン、ってことですね。そういえば、それでオープンなら申し分ないって、RANちゃんさんはいつもおっしゃってましたね!
2012年10月24日 13:22
こんにちわ♪

同じエンジンを搭載した二台の乗り比べ…いいですねぇ~♪

ボディや吸排気系のレイアウトによる若干の違いはあるものの…基本的なフィーリングが同じなのは、実に素晴らしいです(^-^)

ふと前車を思い出しましたが…N52B25Aを搭載したF10の523iは、同一型式のハイチューン版エンジンを搭載したE61の525iよりもカタログスペックが落ちるにも拘わらず、同等以上の走りをするのは…超緻密な8ATによる賜物かと思います♪

おかげさまで馬力の差を感じさせません(笑)


しかも、直6NAを搭載したモデルは…今となっては新車で買えませんからね(^_^;)

そういう意味で、現行モデルでありながら希少車になったかと思うと、誇らしいですv(^o^)
コメントへの返答
2012年10月25日 1:52
ミゼちゃん@直6命さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
今回珍らしく、同じエンジンでとても対照的なボディの車に乗ることができて、面白かったです。しかも2シーター・オープンですから、まさに走るために生まれてきたような車ですしね。
ところがおっしゃるとおり、基本的な部分のフィーリングが似ているというのは、意外なことで、結構大きな発見でした。さすがにBMWだなぁと思いました。
2006年式のE61-525iというと、同じN52B25Aの218ps版ですね。さぞかし気持ち良かったでしょうね!F10の204ps版の方は、ピーク・バンドはちょっと狭いですが、25.5kgmという最大トルク値自体は、218ps版と同じなんですよね。
で、そのピーク付近のトルクを、8速ATのクロス気味のギアで上手に回してパワーに変換して使っていく所が、F10の楽しくて、案外速い理由ですね。
このZ4は6速ATなので、もっと広くて息の長い上り坂だったりすると、明らかな優位が現れると思いますが、細かなコーナーが続くワインディングだったりすると、8速ATのF10でも案外勝負になるというところも面白かったです。
それにF10のよく電子制御された足回りも、あんなに長大なホイールベースのデメリットを感じさせないクイックなハンドリングを実現していると、改めて感心しました。Z4の方は、電子制御に頼らなくても、ロー&ワイドなボディならではの自然なハンドリングで、さすがにスポーツ・カーだと思いました。
Z4でも523iでも、直6版は今や本当に希少車になりましたね。大事に乗っていきたいですね!
2012年10月24日 19:52
ちわ~
去年の6月ころ E89 Mspo N52B25エンジンをオーダーしに行きました

時すでに遅く間に合わずwwそのあと、個人的にいろいろあり、クルマ関係は縁遠くなってました

なのでスパグラさん愛車にもすぐに会いに行けず。

やっとクルマ談義に行けそうな状態になりそうです^^;
コメントへの返答
2012年10月25日 1:58
べるべるですさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
あー、もうすぐ来る車に決まる前に、そんなことがあったんですか。335iにお乗りだったべるさんが、あえて選ぼうとしたN52B25の価値がしのばれますね。
でも、その間に合わなかった、という事が、いわば運命のようなものだったんですね。そしてついに…!?
私も非常に楽しみです。納車になったら、是非是非早く見せてくださいね!色んなお話も聞かせてくださいね(^^)
2012年10月24日 23:04
毎度、テーマを搾った中身の濃いブログで興味深く確認させていただいております。今回は、特に同じエンジンを積むクルマに絞ったお話しということで、これまた味わい深く、、、みなさんとのコメントのやり取りも含めて楽しませてもらっております。
コメントへの返答
2012年10月25日 2:01
横浜すみれっ子さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
コメントまで細かく読んでいただいて、恐縮です。記事自体は、最初は両車比較の表やグラフまで用意して、じっくり練っていたのですが、どうもあまり面白くなかったので、比較自体はほとんどしないで、あっさりまとめてしまいました(汗。その分、横浜すみれっ子さんがおっしゃるとおりで、いただいたコメントにレスをする中で、補足していこうかなと思った次第です。
2012年10月24日 23:28
基本同一のエンジンに異なる車体での対比試乗記
とても楽しく拝見しました。

後輪を介して推進力を路面に伝え、前輪を介して方向を決めるFR
さらに前後車軸に掛る車体重量もほぼ前後同じ。
これで最後に乗り味の味付け技師?のひと振りが
BMWをBMWらしくさせているのでしょうか。

普段使いの中ではセダンとオープン、少しスパイスのキカせかた変えているようにもおもいますが、
乗り味の基礎の部分は共通の1本、芯が通してありそうですね。

大きな分類わけとしてセダンシリーズ(クーペ、ツーリング含)、Zシリーズ、SAVシリーズそんな感じに分けていたりしているように思います。
コメントへの返答
2012年10月25日 2:27
BM W221さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
記事はどちらかというと、私自身のZ4-23iへの想いを中心に書いたようなことになってしまって、食い足りなさが残ったんじゃないかと思います。どうも済みません(汗。
おっしゃるとおりで、FRであることと、前後重量比が同じこと、そして204ps版のN52という、エンジンのチューンが同じであることなどが、想像以上に、相違点よりも共通点を感じさせることになりました。
でも、本来は「セダンシリーズ(クーペ、ツーリング含)」と「Zシリーズ」は大きな分類の中で、異なる車ですよね。
それなのに、どうして共通と感じられたのかというと、523iの8速ATに対して、Z4の6速ATが、それぞれのp/wレシオの差をあまり感じさせないような、パワーの出し方の違いをもたらしていたのではないかということと、523iの電子制御の入り組んだ足回りが、Z4独自のボディが生み出す自然な操縦感覚に近いものを実現したのではないか、という考えがあります。
それからこのZ4は17インチのハイラインですが、523iの方は19インチのMspoでした。そのそれぞれの味付け方の違いが、両車の感覚を近づけていた一因ではないかとも思います。
でも、やはりオチは、Z4はオープン・カーならではの優位性を持っている、という所ですね。私の523iも、せいぜいサンルーフを開けて頑張ってみたりはしましたが(笑。
2012年10月24日 23:45
こんばんは。
お二人の箱替えって、この様なエピソードがあったんですね!
乗り比べ大型イベント! さぞや楽しい一時を過ごされた筈。私も先日、赤カブさん号に乗せて頂いた時、楽しさのあまりずっとニヤケてましたもの。
わたし、323に変える時、かなり悩みました。でも、程度よい直6に乗れるチャンスが無い&スパグラ(スパゲッティグラタンではありません(笑)に乗れるチャンスは今しか無いと思い、決断してよかったと思っています。
また、色々教えてください〜♪
コメントへの返答
2012年10月25日 2:38
まえとさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
そーなんですよ、こんなエピソードでした(笑。一つ後悔するのは、私がまだ1カブに乗っている時に、一度赤カブ望さんと走ってみたかったなぁということです。
以前、赤カブ望さんとは、プログレの方で、カーグラごっこをやったことがあったんです。その頃、まえとさんも赤カブ望さんと、お互いの車を楽しまれたんですよね。これ、とても面白いですね!色々なオフ会がありますけど、車をじっくり乗ってみて味わうというのは、大きな醍醐味ですね。
それにしても、まえとさんの乗り換え方は、やはりとても素晴らしいと改めて思います。6気筒化+Mspo化ですもんね。しかも色は同じスパグラで。それを思うと、私もE91-320iスパグラから、同じ色のE91-325iに乗り換えてみたかったなぁと思います。
こちらこそ、まえとさんの車のお話を期待していますね!
2012年10月25日 6:25
先日はありがとうございました。
スパグラさんのブログ記事の魅力は、記事内容のみならず、コメントへの誠実かつ熱のこもった返答にもあるのだろうとしみじみ感心しました。
それはスパグラさんのBMWへの熱い想いと誠実なお人柄ゆえのことだと思っています。
さて、お約束の長コメ(ダラコメ)です・・・・。
523iについては、前回の起伏の多い市街地走行での印象がプログレと比べ(正直言うと)あまりパッとしなかったこともあり、今回はスパグラさんの愛車を試乗する前は、箱車と比べて2シーターオープンがいかに素晴らしいかを実感する機会になるのかなぁと思いましたが、結果として、(自分にとって)523iの魅力を強く実感する機会となってしまったものです。
僕はスパグラさんが「素晴らしい」と主張していた、三つのことを少々バカにしていて、それはスパグラさんも僕の「盛大な文句」のうちに嗅ぎ取っていたと思います。
一つは、「たかがサンルーフ」、もう一つは、「たかが6気筒」、そして最後の一つが、「たかがBMW」です。

今回、愛車を試乗させていただいて、大型サルーンに大きなサンルーフが開口していることによる室内の解放感、それが走りの爽快感とシンクロして、あたかもセミオープンに乗っているかのような疑似体験とな
ることを実感しました。サンルーフのある523だからこそ、Z4との共通感がより強まったのだと思います。

スパグラさんが「最後の6気筒だ!」と言って、1カブから乗り換えた時には、僕は本当に盛大に文句を言ったものだし、「この人バカなんじゃないか?・・・では、俺はスパグラさんへのお笑いネタで格安6気筒でも買うとするかぁ」となったのですが、プログレを通じて滑らかな6気筒「車」の魅力を強く認識するようになったものだし、トヨタの6気筒と1カブの4気筒のキャラクターの違いを通じて、BMWのエンジンの良さをそれまで以上に認識したりしたものです。
最後に、BMW。僕はオープンカーという選択肢の中で、BMWのクルマをたまたま選ばざるを得なかったというだけで、BMWはなんだか「ミーハーちっく」な感じがして、そういうクルマに乗っている自分がいまだに少々恥ずかしいものです。出来ることならコストパフォーマンスにも優れた国産ブランドを購入し、応援したいと思っているくらいです。そのようにBMWというブランドに消極的な自分がBMWのオープンカーを連続購入しているのは、今の自分にとっての「走りの気持ち良さ」で選んでいくと、結局、このブランドが最後に残ったということで、もしかすると、熱いBMWファンの方々と同様に己もBMWの良さを認めてしまっているのかもしれないなぁ・・・と思ったりする今日この頃です(苦笑)。

ということで、敗軍の将、語る・・・でした。
こう書くと、みやこさんに「あなたは何と戦い、何に負けたのですか?」とつっこまれそうですが、つまりは、あくまで今のところでしかありませんが、「BMWの軍門に下ってしまっている」、「スパグラさんの魅力に引き付けられている」、ということでしょう・・・
ハイ、そうです、負けました。
(もちろん屋根無しほどではもちろんありませんが)サンルーフ良かったです!
(プログレも含め)6気筒エンジンは良いですね!
BMW・・・(あっさり認めたくないけど)・・・うーん、実に良いです!

コメントへの返答
2012年10月25日 17:02
赤カブ望さん、こんにちは!先日はこちらこそありがとうございました。
なかなかコメントが来ないなぁと思っていましたが、他の方からのコメントが一段落するまで待っておられたのかと思いました。こちらこそ、心のこもったコメントをいただいて、どうもありがとうございます。

まず、私の523iについて色々とほめていただいて、大変ありがとうございます。もしかして、私が120iカブリオレからこの車に乗り換えてから、初めて赤カブ望さんにきちんと認めてもらえたんじゃないかと思います。このことも、とても嬉しいことです。

面白かったのは、それが赤カブ望さんがBMWの魅力を本当の意味で認めたのと同時だった、と私にわかったことです。要するに赤カブ望さんにしてみれば、シリーズの違いを超えたBMWの魅力を認めなければ、私の乗り換えの理由なんて納得できませんもんね。私にしてみれば、120iカブリオレから523iセダンに乗り換えたことに、なんでそんなに抗議されるのだろう?といくらか不思議に思っていたのですが、今日いただいたコメントで、ようやくその理由がわかりました。

逆に言えば、単に「120iカブリオレ」という同じ車を「愛して」乗っているということだけで、赤カブ望さんが私と同じ気持ちでBMWを見たり、感じたりしているんだと、私は勝手に思い込んでいたことが、今さらわかりました。これは結構大きな発見で、他にもかつての赤カブ望さんと似た気持ちで、自分のBMWを「愛して」乗っている人もいるかもしれない、と気付きました。

そんなわけで、私たちのBMWに対する気持ちの谷間はだいぶ埋まって、お互い随分近づいたなぁと思いました。赤カブ望さんは「敗軍の将」とか「BMWの軍門に下っ」た、なんて書いておられますが、別に勝ち負けの問題ではなく、そのようにお互いに理解し合えた事が、とても嬉しいです。

さて、赤カブ望さんが挙げられた三つのこと、つまり「サンルーフ」と「6気筒」と「BMW」から、Z4-23iと523iの共通点を、とてもわかりやすく説明してくださって、私はなるほどと、とても感心して思いました。

「サンルーフ」については、私には初めてだったのこともあって、そんなに期待はしていなかったのですが、何しろカブリオレからの乗り換えだったので、とりあえずサンルーフ装着車を選んだのですが、たとえ雨の日でもガラス越しに明るいことや、窓まで含めて全開にすると、そこそこオープン気分になれたのは、嬉しい発見でした。もちろん、屋根ごと消えるZ4には及びませんが。

「6気筒」については、今思い出してみると、先日はエンジン音が同じことくらいしか話題にしなかったような気もしますが、初期トルクの太さからくる押し出され感と、5,000回転からレブ・リミットまでの高回転域の加速感が、やはり4気筒とは違うと思います。523iよりはずっと軽量なZ4なら、さらにそれがハッキリと感じられると思うんですが、一般道なら1速から2速へ、広めの一般道なら2速から3速へのシフト・アップでそれが試せるかと思います。

「BMW」については、私の場合は赤カブ望さんとは逆に、最初から強い憧れがあるブランドだったので、私にとっては最初のBMWだった320iツーリングに乗った時から即座に、その「走りの気持ち良さ」に強く引き込まれました。その可能性やバリエーションが猛烈に知りたくなって、120iカブリオレや523iセダンに乗り換えてきました。その途中にZ4-23iの可能性もあったのは、記事に書いたとおりです。それが同時に、私に国産車の価値を認めにくくしているのは確かです。赤カブ望さんが、プログレになんであんなに夢中になれるのか、乗せていただいたり、資料をいただくまでは、全然わかりませんでした。

最近、改めてZ4-23iの試乗記をネットで検索してみました。おおむね好評なんですが、不評の部分を拾い上げると、パワーが足りない、ノーマル・モードがダメだ、剛性が低い、足が固過ぎる、といったところが目に付きました。

でも、私はそれらに疑問を感じます。204psのパワーは、今の車では全然高い方ではありませんが、たぶんほとんどの人は、せいぜいその半分くらいしか使わないで文句を言っていると思います。そういう人に求められているのは、ちょっと踏み込んだだけでズイッと出るトルクのようで、上まで回してパワーを稼ぐなんて気が最初からないんです。

ノーマル・モードだって捨てたものではありません。むしろ、エンジンとギアのつながり方のスムーズさでは、ベスト・バランスだと思います。足りないのはドライバーのアクセル・ワークの方で、BMWは踏み込まないと働かないと私は思っています。

剛性に関しては、ドアを閉じる音や内装のキシミ音と勘違いしている人も多いと思います。剛性差がわかるような走りを一度見てみたいものだと、私は昔から思っています。リトラクタブル・ハードトップの最新型Z4は、明らかに固いです。

最後の足の固さは、BMWに批判的な人ほど多い意見だと思っています。で、これら色々なの不評は皆、「BMW」というより「運転」が嫌いな人の意見としてつながっているように思えますね。私は車の中に用意されたポテンシャルを引き出していって、見事な結果を出してくれるのが、BMWの最大の魅力だと思っています。

記事にも書きましたが、Z4-23iの6速ATは、いわゆるBMWの「スポーツ・AT」ですね。私の523iも段数は違いますが、同じです。シフト・レスポンスがとても速いです。120iカブリオレとは全然違いますよね。どこかで、パドルで操作した時の方が、さらにレスポンスが良くなるなんて話も聞きましたが、今度比較してみてください…じゃなくて、言いたかったのは、その学習効果です。ノーマル・モードでの赤カブ望さんの踏み方を覚えさせたら、低回転時の気になるマフラー音も、心地よい快音の前奏曲になるんじゃないかと思います。(うわ、長いレスになりました…)
2012年10月27日 0:58
大変興味深く読ませていただきました。
私も以前N20BエンジンのF10とE89の乗り比べの感想をブログに書かせていただきましたが、このときはほとんど感覚的なものをさらっと綴っただけでした…。

スパグラさんの自らの体感したものをlogicalな裏付けを加えた上で読む者を納得させ、感動させてしまういつものブログの大ファンです。ただ今回、『最初は両車比較の表やグラフまで用意して、じっくり練っていたのですが、どうもあまり面白くなかった』とのこと。でも『あっさりまとめて』というそのブログは、私の心に響くものでした。

ブログの意図とは別かもしれませんが、Z4 E85と3年ほど共に過ごした経験もあるため、オープンカーの楽しさを思いだしてちょっとほろっと来てしまったわけです。今の季節はオープンにはちょうど良い季節ですしね。普通の車以上に乗っていたそのときの風景が五感で思い出されますね。
コメントへの返答
2012年10月27日 2:44
Z4T.Styleさん、こんばんは!色々とお褒めのコメントをいただいて、どうもありがとうございます。
Z4T.Styleさんの比較記事を読み直しました。改めて面白いなぁと思いました。やはり同じエンジンの、でもA版とB版の違いを切り口にして、むしろ両車のボディの違いの方が大きくて、批評家が言うような、B版の方が劣るという感じはしなかった、という趣旨でしたね。
ご指摘どおり、最初はいろんなデータを表に並べて、一項目ごとに考察を入れようとしたんです。特に6速と8速のATのギア比の違いについては、改めてグラフも作りました。うーん、データだけでも追記しちゃおうかな(笑。
ただ、なんだか当たり前のことしか出て来ないのと、本当の問題は数値じゃないところにあるんじゃないかとも思えてきたのです。それに両車の違いは、ある意味わかりきったことですし、それよりも、結果的に両車の共通性を挙げていた赤カブ望さんの言葉を思い出して、記事はその線でまとめる方が幸せだなぁとか(笑。
それは、B版の523iをおとしめてA版のZ4を持ち上げる批評家のようなやり方とは逆なので、Z4T.Styleさんの記事と私の記事の方向性は同じですね。
Z4T.Styleさんの車歴を拝見していたら、SUV(SAV)に乗って雪道を走ったり、3年間オープン・カーに乗っていたり、今はF10セダンに乗っていたりと、私も似ているなぁと改めて思いました。
そういえば、昨日は近所のマツダにロードスターの試乗車か展示車がないか、探りに行きました(笑。
2012年10月27日 20:46
こんばんは
興味深く拝見させてもらいました。
みなさんの様にマニアックなコメントが出来ないので・・
遅ればせながら コメントします

共感できるところは・・・
ミニカーから 入る処ですかね(笑)

SLR持ってます。 I8も入手しました。

勿論 マッハ号も(爆)

コメントへの返答
2012年10月28日 3:19
Minminさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
ミニカーに着眼ですか(笑!これを書き出しにして良かったと思いました。ありがとうございます。
i8は私も1/64のものはもらったことがありますが、SLRはないなぁ…ちょっと検索してみたら20万円以上!の凄いのがありますね。Minminさん、まさかこれを(汗。
マッハ号とは懐かしいですね~。私の場合は、流星号が欲しいんですが(笑。「応答せよ!」とか言ったら迎えに来てくれるような。うちのF10を鍛えてみるかな。
どうも私の場合、ミニカーは現実への入口なので、そういう夢に欠ける嫌いがあります(汗。
2012年10月28日 12:21
いや~、相変わらずですね♪
ブログ(内容)も行動力も♪

出遅れコメです(滝汗

たくさん書きたいこともあり、、、
でも乗ったことのないZ4、523i(ちゃんと道路で)。
書くべき内容にこまっちゃて(笑

ウチのE90-325iと基本は同じエンジン(N52B25A)ですが、微妙に数値上は違っています。
が、大したことではなく、同じBMWの2.5l、直6NAエンジン。
素晴らしいフィールが味わえるエンジン。それを搭載したBMWというメーカーのクルマ。

つまる所は同じような感じになるんでしょうかね。
オープンとセダン・しかも5シリーズではクルマに求めるところが違って当然な気もしますが。
そこはBMWの存在意義からしても、駆け抜ける喜びは欠かせないのでしょう。

ちなみに、E90がここに入ると、、、対局にあるZ4と5シリセダンの間だと、、、ちょっと中途半端な比較になりそう(笑
E90:セダン(M-spo)
サイズは4,525×1,8,15×1,440
ホイールベース:2,760
トレッド前1,500×後ろ1,516
車用重量1,51kg
P/Wレシオ:6.92kg/ps
トランスミッション:6AT
加速:7.9sec (0-100km/h)
0-400m加速:15.5秒
最高速度:244.0km/h
 (以上測定値はCG実測値より)

詳細は違うかも(OPの違いもあり)
Z4、523iのそれぞれが混ざった感じ(笑

・・・たぶん、それぞれの長所を併せ持つクルマ!ってことにしておきましょう(爆

ちなみに、個人的にはやはりオーブンよりクローズドボディ。しかもサンルーフ無しが好きです(笑

・・・って何が書きたかったんだろう?(瀑
コメントへの返答
2012年10月28日 16:33
E30-325さん、こんにちは!コメントありがとうございます。いつでも嬉しいです(^^)
というよりも、ちょうど昨日、主要諸元の比較グラフやギアのグラフを付け加えたので、ましてギアの方が、ちょうどE90-325iと同じだったこともあって、E30-325さんのE90-325iの情報が、新たな面白い視点となりました。どうもありがとうございます。
サイズをざっと比べてみると、本当にZ4と5シリーズの中間になりますね~。それでいてしっかり5人乗車できますし、小型ではないけど、5シリーズみたいにやたらに大きくはないし、まさにちょうど良い、って感じですね。車の適切な挙動と物理的なサイズの関係には、どこかに絶対値的な線引きがあると思いますが、E90/F30くらいのサイズは、その一つのライン上にあるんでしょうね。
それでいて、エンジンがデチューンなしのN52B25で、最大トルクは同じでも、そのピーク・バンドが広くて、それだけに最大パワーが14ps、その時の回転数が200回転高くなっていて、やはりN52の中では、一番パワフルで贅沢なエンジンだなぁと羨ましく思います。そのために、P/Wレシオも最高の6kg/ps台になっていますね。唯一の欠点はカタログ値で9.3km/lという燃費だけですね。もっとも、これは8速ATを積んだ時みたいな走り方で、変ってくると思いますが。それに私の運転する523iは、カタログ燃費なんて、まず実現できませんし(笑。
サスペンションは、フロントはZ4と同じダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式で、リアは5シリーズと同じインテグラル・アーム式なのも、3シリーズがちょうど中間的な具合に見える所ですね。面白いですね!
冗談ではなく、E90-325iは、Z4-23iと523i「それぞれの長所を併せ持つクルマ」ということになると思います。
となると、この比較試乗会には、是非ご参加いただかねばならないわけですね。ご都合がよろしい時に、是非一度やりたいものですね。
…それにしても「個人的にはやはりオーブンよりクローズドボディ。しかもサンルーフ無しが好き」とは…(笑!
言いたいことはわかります。たぶん車両の重心と剛性のことじゃないかなぁ。実際、私もサンルーフ装着については、以前調べてみたことがあります。アメリカの掲示板でそんな議論があったんですが、人によって必須・不要と色々でしたが、不要論は、「なんで頭の上にあんな重いものを乗せて走らなきゃいけないの、おれは絶対いらん」って感じでしたね。それで私もますます迷いました。
ところが車業界の人に聞いてみると、サンルーフ装備は頭上に柱が何本か入るので、逆に上方向の剛性が上がるという、まるで逆のような話でした。たとえば、AE86なんかにもサンルーフあり・なしがあったようですが、走りを求める人はサンルーフ装着車を探したんだそうです。
と言っても、M3なんかはカーボン・ルーフにしてさえ、頭上の軽量化を図るくらいですから、まあ無くて良いんでしょうね(笑。
2012年10月29日 18:21
追コメ失礼致します。
まず、↑数値がちょっと変ですね(笑
サイズ:幅1,815mm、重量は1,510kgですね(滝汗

それと、スポーツATなんですね、どちらも。
以前のBMWコンプリートの記事で、パドル付=スポーツATという表記が有りましたが、実際には違うんでしょうね。
ウチのE90のシフト・レスポンスは良いとは思えなくて。比較したこと無いので時はっきりしたことは分かりませんが。
ただ、普段乗りでは十分って思ってます。
ですが、ここぞっ!って思った時、2速落とす時なんかスイッチ押してもタイムラグがあってちょっとね、、、って思う時もありで。。。

ルーフの件は、以前そちらのオフミに参加した際も、スパグラさんがどなたかに尋ねられていましたね。
構造的には強度が増すみたいですね。ただ、重量的には増になるのは間違いないですよね。それが走りに影響するかと言えば、、、よっぽどのスポーツ走行(サーキット走行)じゃないと関係ないですね(たぶん)。
E30時代はサンルーフ着けていたんですが、17年以上乗っていた間、開けたのはたぶん数回(笑
ルーフの周りの汚れが目立ち、、、等で私的には不要かなって事です。

・・・またもやとりとめのないコメントですみません。実際にいろいろ話したいもんです♪
コメントへの返答
2012年10月29日 22:28
E30-325さん、こんばんは!たびたびコメントいただいて、どうもありがとうございます。
スポーツATは、やはりちょっと違いますね。私の場合は、320iツーリングや120iカブリオレとの比較ですが、Z4-23iの6速ATは、やはりシフト・レスポンスがとても良かったです。これはすぐに気付いたほどでした。
パドルが付くとスポーツATという図式は、確かにF10でも同じように成り立ちます。確かE90系では、E92-335iがデビューした時、初めてスポーツATが搭載されたような記憶があります。その後、どこかの時点で、パドルとスポーツATがペアのようになったんでしょうね。
その後、Mの専用みたいだったM-DCTがE92-335iやZ4-35iなどに、普通のDCTとして採用されましたね。同じ335iでも、E90/91などには、DCTは使われませんでしたね。
で、Z4-23iの場合は、スポーツATの6ATになったんでしょうね。ただ、私にもちょっと不明なことがあって、Z4に8速ATが採用されたのは、いつからだったかなぁと。今のN20エンジン版の20iは8速ATなんですよね。それ以前は全部6AT?それがよくわかりません。
ここぞ!って時に2速落としたいけど、回転数が合わなくて落ちてくれない時はありますね。または、回転数は合っていても、ギアがつながるまでの間に、一瞬「ススーッ」と、ニュートラルになっちゃうような間(タイム・ラグ)がありますね。実は最近ちょっと気になっていたのですが、8速のスポーツATでも、短いですが、あります。トルコンATの宿命なんでしょうね。
あーそうでしたね、E30-325さんは、かつての経験で、サンルーフは不要という結論になっていたんですね。
私がサンルーフで驚いたのは、ガラス・サンルーフということです。要するに二重窓の室内側だけを開けると、別に外気は入らないのですが、室内が明るくなって、空が見えて、とても良い感じで気に入っています。オープン・カーではできなかった、雨の日でも頭上が明るいというのが驚きでした。他の開け方には、リア方向の端を少し持ち上げるのとか、ガラスも開けるのもありますが、よほど気候と空気が良くないと、ガラス部分を動かすことは、私はあまりないです。
とりとめのない話だって、面白いですよね。またお会いして、ゆっくりお話ししたいですね。
2012年10月29日 23:33
遅コメ、連コメ、おまけにちょっと脱線失礼します。

新たに追加されたグラフを見て、「BMWの8速ATは燃費対策だけでなく、N52B25Aのような高回転型エンジンにも有効なものだなぁ」と感じました。6速ATでは既に5速がオーバードライブになっているのに、8速ATでは6速が直結ギアになっており、ここまで有効なギアとして使えるのですね。

おまけに、6速までのステップ比も等間隔なので、高回転を維持したままのシフト操作がしやすくなっている気がします。いわゆる普通に飛ばす領域でも2,3,4速が有効に使えて、なおかつ7速、8速で燃費も稼げるといった美味しいATのようですね。そう考えると、これが1シリーズにまで搭載されているのは贅沢ですね。

もう一つ、このATは「トルクは太いけれども実はパワーバンドは狭い」ディーゼルエンジンにも最適なATだと思います。3000回転(回しても4000回転)までで細かいシフトを駆使すれば、美味しいトルクの領域を使った、ディーゼルならではの違ったスポーツドライビングが楽しめそうです。

もしお暇があるようでしたら、320iと320dで同じAT曲線の比較が是非見たいです(爆)。

それにしても、諸元表を見て気付きましたが、ALPINA D3Biturboの方がZ4-23iより車重も軽く、0-100Km/h加速も最高速も速かったのですね。そうすると、私は代車で借りたZ4-23iのエンジンを純粋に楽しんでいたようです。
コメントへの返答
2012年10月30日 21:11
RANちゃんさん、こんばんは!たびたびコメントいただき、ありがとうございます。
ご要望に応じて、F30-320i/320dに採用されているグラフを追加しました…と言いたい所なんですが、ちょっと趣旨は違いますが、以前この8速ATのことで記事を書いた時に載せてありますので、そちらをご参照ください。
320i=ファイナル・ギア3.154
http://minkara.carview.co.jp/userid/224462/blog/24462406/
320d=ファイナル・ギア2.813
http://minkara.carview.co.jp/userid/224462/blog/24514247/
(RANちゃんさんから詳しいコメントをいただいたのも、この頃が初めてでしたね)
さて、この8速ATの各段のギア比は、ラインナップが充実してきた今、改めて調べてみて、面白いことがわかりましたので、記事に追記しました。
詳細はそれをご覧くだされば良いのですが、同じ8速ATといっても、各段ギア比は同じでも、ファイナル・ギアの違いによって、おおむね6種類あることがわかりました。
燃費対策重視や、大パワー(特に低回転トルクのある車)対応としては、ファイナルが低い=ワイド・レシオとなります。
それに対して、燃費を犠牲にしてでも、高回転設定とすることでパワーを補ったり、あるいは4WDで分散したパワーを回復させたりする場合は、ファイナルが高い=クロス・レシオのギアとなる傾向が見えます…って、まあ当たり前のことなんですけどね。
ディーゼル・モデルの場合は、同じ8速ATを用いた時に、4,000~5,000回転までしか使わないので、ワイド・レシオ寄りにしないと、ギアがクロスしすぎちゃうんですね。最初は、低回転トルクが強いから(ターボのせいですが)、ワイド・レシオと思っていましたが、使える回転数の違いとあとから気付きました(汗。
諸元表とD3BiTurboの件ですが、Z4-23iは1,500kgなので、それよりは軽いと思います。ギア比では、N20版のZ4は、案外とF30-320i/328iよりはワイド・レシオでした。車両の性格からは、むしろクロスにした方がスポーティな加速が楽しめて良いと思うんですがね。
2012年10月30日 21:35
大変お久しぶりです。スバグラさんなき後?E88乗りとしてLife87さんと赤カブ望さんが私の心の支えとなっており、スパグラさんが赤カブ望さんのブログにしばしば登場されるのを微笑ましく拝見していたのですが、少し前のあまりに思わせぶりかつ、怒涛の展開後の赤カブ望さんのブログを拝見して、そちらから飛んできました。
私自身はどちらも体験したことがない車両かつエンジンですが、感覚的に2,500ccというのは日本の道路事情にはベストバランスなのかもしれないという気は昔から持っています。ただ見栄っ張りの私はついついそこで、せめてあと500ccと欲ばってしまい、6発3000ccの呪縛から解き放たれないまま悶々とした日々を送っているところです。ただ、それでさえ分不相応ともいえるE88とE87の2台の4発に身をゆだねると、それはそれで何物にも代えがたいフィーリングを提供してくれるのがBMWなのだと思います。
余談ですが先週、業務上の出張で初めてドイツに行ってきました。BMWはもちろんですが、ドイツ車だらけでうれしくて目尻が下がりっぱなしでした。そしてボディカラーは黒、紺、灰、銀と地味でしたが、うれしかったのはカブリオレの多さでした。しかも田舎町で、殆どがソフトトップ。エアコン(冷房)のない気候風土の割にカブリオレが多いというのは意外でした。それに反して、ポルシェはもちろんですが、ALPINAやMシリーズ他社ではAMG唐も含めての疾走るす姿は殆ど見られず、どちらかというとこの手のたぐいはUSAと日本のマーケットがメインなのかなと改めて思ったりもしました。
今回は残念ながらミュンヘンが訪問先に入っていませんでしたので総本山にお参りすることがかないませんでしたが、来年はプライベートで是非と思っております。
コメントへの返答
2012年10月30日 22:28
bd55さん、こんばんは!お久しぶりですね。コメントありがとうございます。
そうなんですよ、ついに赤カブ望さんも120iカブリオレから乗り換えになりました。彼も私も、それぞれに別々の事情があったんですね。
1,790kgもある私の車には、2.5Lというのはギリギリかやや足りな目のパワーかもしれませんが、1,500kgかつ引き締まったボディのZ4には、2.5LのN52エンジンは、十分なパワーですね。
ベスト・バランスと言えば、私は最初のBMWがE91-320iでしたが、もしそれが2.5Lだったら、ベスト・バランスだったろうなぁとよく思っていました。そのE91-320iP/Wレシオと似たE88-120iにも、やはり同じようなことが言えるのかなぁと思います。その点は、結局赤カブ望さんと同意見でした。もしも125iカブリオレなんて車があれば、乗り換えなかっただろうという所も。
そういう風に思っていても、直6NAがまだまだ売られるなら別ですが、そのエンジンの廃止・置き換えの嵐の寸前に、私はそれに飛びついてしまったわけですが。
3Lの直6って500cc×6という、すぐれたバランスのエンジンですよね~。実は私も憧れでした。E90-330iとか、特にE87-130iなんて良いなぁと思っていました。F10-523iを選ぶ時は、3Lの528iまでは手が届かなかったので、あきらめざるを得ませんでしたが、結果的には、2.5L版はショート・ストロークの高回転型だというkとを後から知って、結果論ですが、これで良かったのだなぁと今は思っています。
そういえば、まだ現役のE92-325iも3Lの直6ですね。そのN53エンジンの評判はまちまちですが、燃費はN52の2.5Lよりは良いし、そもそも型番どおり、N52より新しいエンジンですね。
ドイツに行かれたのですね。そしてカブリオレが多いのですね。目尻が下がりっぱなしとは、なんとも羨ましいです。
ドイツにポルシェやALPINA、Mがあまり見当たらないとは意外ですね。ユーザも桁違いに多いアメリカはともかく、日本の市場って、結構独特だったのですね。
プライベートでミュンヘンなんて素敵ですね!私も一度、本社やニュルブルクリンクをこの目で見たい(できたら少しでも走ってみたい)です。
2012年10月31日 0:24
すみません、勝手なリクエストに応えて追加の表、本当にありがとうございました。慌ててスパグラさんの過去ブログを読み返してみましたが、きちんと解説されてましたね。お会いした時より前のブログをきちんと読んでいなかったのを反省しています。

それにしても、車種に応じて6種類もファイナルがあるとは、さすがBMWですね。おっしゃる通りに、ディーゼルモデルの場合には使用する回転域が低めになるので、トルクの大きさを考えてもファイナルは一番低めになるのですね。

もっとトルクがある125dや525d、更にパワーがある550dがどんなファイナル比なのか、かなり興味が出てきました。

ちなみに、説明が足りませんでしたが、ALPINA D3Biturboが軽いのはクーペで、セダンで1530Kgでしたね。家のD3君はツーリングの上にサンルーフ付きなのでもっと重くて1610Kgです。

N20版のZ4-20iが意外とワイドレシオなのは、動力性能よりはオープンを楽しむクルージングモデル的な性格付けをしているのかもしれませんね。エンジンの性格からいうと328iよりは230iの方が回す楽しみがあってレスポンスも良いのに、ちょっと惜しいですね。

そういう意味では、8速ATでNA直6のショートストロークエンジンの523i、ますます貴重なモデルではないでしょうか。これは乗り潰しでしょうか(爆)。
コメントへの返答
2012年10月31日 2:53
RANちゃんさん、こんばんは!たびたびのコメント、ありがとうございます。リアクションがあるのは嬉しいです(^^)
過去記事に書きました、なんてかえって失礼な言い方だったかもしれませんね。こちらこそ、どうも済みませんでした。
ディーゼル・モデルの場合には、ファイナル・ギアの設定によって、確かにワイド気味のギアとなりますが、高回転域がカットされたことによって、AH3とかAH5とは違った使い勝手なんですよね。
その使い勝手についてが、以前書いたことだったのですが、タコメーターを見なければ、ディーゼル車に乗っている気がしないという、BMWのエンジンならではのスムーズな回転によって、逆にレブ・リミットが近い分、ファイナルの数値以上にクロス・レシオの車に乗っている感じになると思います。そこが面白いと思うんですよね~。320dのインプレで、ディーゼル音のことを言う人が多いですが、そのデメリットを抑えて余りあるメリットじゃないかと私は思います。
125d、525d、そして550dは、他車の例から推測するにグループAじゃないかと思いますね。ただ、XシリーズだとX5-35i/50i/35dが、なんと(乱暴なことに)同じグループDにありますね。35d(本国では30d)なんかは、トルクの割に高めのファイナルなので、瞬発力は相当のものですね。思い起こせば、このことは私も試乗で実際に感じました。
その意味では、X3-35iが、私の523iと同じく、最もクロス・レシオのグループFにある、というのも注目に値しますね。相当の加速力と言えます。ついでに言えば、先日740i(グループC)と640iグランクーペ(グループE)に続けて試乗したのですが、740iの凡庸さに比べて、640iの生き生きとした走りにかなり驚きました。もちろんファイナルの違いだけが原因じゃないとは思いますが、その走りの差を裏打ちしていると思います。
さらについでに言うと、私の前車120iカブリオレのファイナルは4.1というとても高いギア比でした。4気筒のパワーをいつも元気に使い切っていたなぁと思います。良い車でした。だからこそ、オープン・カーにはクロス・レシオという印象があるので、Z4-20iをそんなにまったりさせてもなぁ…と思うのです。本当に惜しいですね。
そうですね、おかげで523iの特質が、そのエンジン、ギアともに、F10とか5シリーズという一般的印象以上のスポーティ性を秘めていることがわかってきました。嬉しかったです!長く大事に、潰さないようにw乗りたいですね。

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何シテル?   07/12 14:48
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