ちょっと遅めの夏休みを利用して20年ぶりに上高地へ行ってきました。
残念ながら、上高地へは現在マイカーで直接乗りつけることはできません。松本側からだと沢渡地区の駐車場に車を止めて、そこからバスかタクシーを利用する事になります。
この沢渡地区の駐車場は17か所くらいあり、繁忙期は一番下(松本側)の駐車場から満車になっていきます。乗り換えのシャトルバスは地区に数か所あるバス停に停車しますが、一番手前の駐車場に停めて始発のバスに乗り込むのがまず確実です。
私も一番下の駐車場に車を停めたんですが、バス停の近くでタクシーの運転手に呼び止められました。すでに先客が二名おり、相乗りしませんか?とのこと。もちろんOK♪4人揃うとバスの片道運賃より安いんです。
先客の二人は大正池で降りたので、そのままタクシーで宿泊先の帝国ホテルに行ってもらい荷物を預け、再び大正池に戻ってもらいました。ここからいよいよ散策スタートです。
・・・っとその前に、大正池バス停の横に建つ「大正池ホテル」の売店で、アツアツのご飯でおにぎりを握ってくれますので、これを買ってから歩き始めました。
大正池から田代池を経由し、川沿いの梓川コースを北上。田代橋で川を渡り、今度は川の反対側を歩き、河童橋へ向かいます。結構見所が多くて、1時間20分を要して到着。すでに軽くお疲れモード(汗
河童橋の両岸には木製のテーブルと椅子が多く設置されているので、ここで昼食です。先程の暖かいおにぎりと、宿で朝入れてきた暖かいお茶で一服。但し、食事をしている姿をカモに発見されると、椅子にまで乗ってきて餌をねだりますので、注意が必要です。野生動物に餌をあげてはいけません。
カモの目を欺きつつ手際良く食事ののち、ちょっと元気が戻ったところで明神池に向かって出発です。河童橋から上流を見て左側のルートを選択。このルートは沢に出たり森へ入ったり、木道だったり階段だったり一瞬林道に出たりと、かなり変化のあるルートです。ちょうど1時間で明神橋に到着しました。でも日頃怠けている体にはかなり堪えたようで、足全体と腰が悲鳴をあげています。ここからさらに1時間以上歩かないとホテルに戻れなっかと思うと、ちょっと泣ける(涙
さて、今回のハイキングコースのメインイベントとなる明神池は穂高神社の境内にあり、拝観料が必要ですが、神秘的な雰囲気を味わう事ができます。ここまで来たら嘉門次小屋でイワナの塩焼きを食べないといけませんが(爆)、私が行った時はちょうと売り切れで、次の焼き上がりまで30分かかると言われました。当然待ちましたが、実際に出てきたのは45分後ですので、このタイムロスは痛かったです。
さて帰りは明神橋から川の下流に向かって左側の林道を下ります。サルに飽きるほど会いますが、道は単調で50分で河童橋まで戻る事ができました。
この段階で時間は午後3時。気温が急に下がって寒くなってきました。5分ほどお茶を飲んで小休止ののち、体が冷えないうちにホテルを目指します。河童橋からは川沿いの遊歩道経由で25分。寒かったので早足だったせいか、意外と早く到着しました。
ホテルにチェックイン後、すぐにベッドへ倒れ込んだのは言うまでもありません。足腰がかなり痛かったのですが、それ以上に気持ちのいい景色、美味しい空気、清らかな川の流れ、野生動物との出会いもあり、上高地を満喫できた!という程よい達成感に満足した一日でした。
Posted at 2010/09/21 20:19:08 | |
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